空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

焼肉屋さんの食中毒の件13:菌の出所などの確定が待たれるところ

2011-05-14 19:06:49 | ノート
東京新聞 焼き肉店にユッケ勧めるメール 卸業者のパソコンに 2011年5月14日 17時10分

神奈川、富山、福井の3県警と警視庁の合同捜査本部が食肉卸業者「大和屋商店」(東京都板橋区)から押収したパソコンに、チェーン店運営会社「フーズ・フォーラス」(金沢市)に出荷する肉をユッケとして販売、提供を勧めるメールがあったことが14日、捜査関係者への取材で分かった

 これまではフーズフォーラス社側の主張によってのみ支持された点である。この点,大和屋商店から出た物証によって裏付けされ,大和屋商店は難しい立場に立たされた。

 頬かむりを続けるなら一切の「ヤバめ」の物証を尽く,早期に処分すべきだったが―メールではどこに紛れ残るかも分からず,より悪質と判定されることを恐れたか。何にせよ大和屋側も文書管理について意識が緩かったろうことが推測されることではある。

合同捜査本部の任意聴取に、大和屋商店の幹部が「肉は加熱用として出荷した」と話す一方、従業員は「生食用と認識していた」と異なる説明をしている

 上層部の「逃げ切り」は可能だろうか? もはや不可能というべきか(部外者の感想)。現場の(営業さんの)暴走だったとしても,それで済むほど非組織的・一回性のものではなさそうだ,常識的に考えて。

 情報ソースとしては,さらに:
東京新聞 焼き肉店にユッケ勧めるメール 卸業者のパソコンに 2011年5月14日 17時10分
 アドレスの数字が一致してたり。

 被害者(患者)総数,年齢層についての詳しい(各店舗ごとの)情報:
北日本新聞 県内患者19人増え132人に えびす食中毒 2011年05月13日 23:30

 警察さんの行動:
北日本新聞 砺波店などを現場検証 焼肉えびす集団食中毒 2011年05月14日 14:33

 14日も捜査は続き,神奈川・富山・福井県警及び警視庁の合同捜査本部は富山県砺波市の砺波店,福井市の福井渕店などを捜索。「合同捜査本部は調理場や肉の保管場所の菌検体を採取、食中毒の原因となったとされるO111と同じ遺伝子型のものがあるか分析する」。また,「大和屋商店や実況見分した肉の入荷元の卸売市場(埼玉県)からも菌検体を採取、分析を進めている」。

 菌の出所などの確定が待たれるところ。
 なお肉の仕入れ先は,埼玉の2個所のみでなく:

NHK 市場以外の仕入れ先も捜査へ 5月14日 4時23分

4人が死亡した焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、警察の合同捜査本部は、店に納入される前に牛肉に菌が付着していた疑いがあるとして、チェーン店に納入していた東京・板橋区の卸売業者「大和屋商店」を2度、捜索しました」…中略…「その後の調べで、卸売業者はチェーン店向けの肉が足りなくなると、市場以外からも部位で切り分けた肉を仕入れて、店に送っていたことが新たに分かりました」。

 先日のメモの中の北日本新聞社の報道に既にあった情報ではある。「市場以外」とはこの場合,「他業者」を意味するものだろう。

 してみるとその「他業者」まで捜査の対象となるだろうわけで,…そちらさんにはお疲れ様です。

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