空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

ソマリア戦闘事情3.5:暫定政府側は中部ソマリアで進撃する

2010-10-21 12:00:00 | ソマリア関連
 中部ソマリア・Hiran県で政府側が攻勢。アルシャバブを一部地域から押し出す:

Garowe Online Somalia: 20 people killed in central Somalia fighting Oct 18, 2010 - 11:20:53 AM

 「ソマリア戦闘事情3:ベレトウェインはなおもアルシャバブの手中にある」の続きである。

 Hiran県内Celgalにて戦闘,20名以上の死者・30名ほどの負傷者を発生させる。政府側が,ベレトウェインから15kmほど北にあるCelgalとQowledを攻撃したことによる。暫定政府側が勝利を主張。

「アルシャバブは,いまやベレトウェインを防衛しているが,商業活動は停止し住民は更なる市街戦闘を恐怖している(resident fairsはさすがにresidents fearの間違いだろう)」と目撃証言。アルシャバブはなおもベレトウェインを保持するものの,政府側は20km内外にまで迫っているとのこと。

「今のところは誰も非難してはいないが,状況は最悪になりつつあると思われます」,現地人Noor OmarはGarowe Onlineに語り,ベレトウェインは双方の戦場になりつつあると付言する。

 政府側は最近一カ月ほどのあいだ,アルシャバブから首都の数か所を奪取した(無論AMISOMの援助のもと,ではあるが)。たしかにアルシャバブは南部で勢力を張っているとはいえ,ここ数週間,支配地域を喪失しつつある。

 まあ…アルシャバブは「守る」ことの難しさを思い知っていることでしょう。その点については,あまり経験なさそうだものなあ…。

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