空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

「クリスチャントゥデイ」従業員声明:異端騒ぎを目の前で見る

2018-02-10 09:30:00 | ノート
キリスト新聞 【速報】 「クリスチャントゥデイ」現役従業員が連名で声明 〝一翼担ってきたことをお詫び〟 2018年2月8日 2018年2月8日

 クリスチャントゥデイの元記事は消滅した模様。少なくともこの点で既に心証が悪い―と素人考えを言ってみよう。

クリスチャントゥデイ創設当時からいる社長の矢田喬大氏(33)と編集補佐の内田周作氏(33)が、張在亨(ジャン・ジェヒョン)氏を「来臨のキリスト」とする異端疑惑に関わっているか否か」について極めて濃厚な疑惑がある―としたうえ、従業員の要請に対して解雇で答えようとした、という:

もし2人の身が潔白なら、その疑惑を払拭するため、会見を開くようスタッフ全員が再三要求してきたが、両氏はそれを拒否し続けた。さらに今月2日、編集長の雜賀信行(52)が矢田氏に対して、キリストの働きのために社長を辞任するよう要求すると、矢田氏は逆に雜賀を解雇すると言い渡し、矢田・内田氏以外の全員を解雇する予定であることも話した

 加えて

給与遅配が常態化し、収入と支出の流れも不明な点が多い。それにもかかわらず、今日までスタッフに対して矢田氏から説明は一切ない。異端疑惑についての説明責任も果たさず、明確なビジネスプランも示すことのできない矢田氏には、経営者としての資質がないと判断する

 と、信仰の面での疑義と経営者としての問題とで責める。

キリスト新聞 「クリスチャントゥデイ」めぐり新局面 日本基督教団総会議長が改めて声明 2018年2月1日 2018年2月1日

日本基督教団は1月27日、総会議長の石橋秀雄氏による名義で「クリスチャントゥデイなど張在亨(ジャン・ジェヒョン)牧師グループに関する声明」を発表。「かつて同グループ内において、張在亨牧師は来臨のキリストであるとの信仰に誘導する聖書講義が行われていた事実や、団体・教会の活動を維持するため、メンバーが消費者金融から借り入れをするように仕向けられたり、人事指示を受けて過酷な集団生活や無償労働をさせられていた事実などについて、複数の脱会者から証言を得た」として、改めて警鐘を鳴らしている

張氏が韓国で設立した「大韓イエス教長老会合同福音」の宣教師が日本キリスト教長老教会や東京ソフィア教会を設立した点、クリスチャントゥデイをはじめ、株式会社ベレコム、韓国クリスチャントゥデイの住所が同一の時期があった点、韓国クリスチャントゥデイや米国のクリスチャンポストなどから資金援助を受けた点、高柳氏が張氏から牧師の按手を受けた点など、「相互に密接な関係にある構造が解明された」

 異端騒ぎを目の前でみるというのは、なかなか刺激的な体験である。

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