国連特使はモガディシュ政権首脳と会談―ケニア会議は開催微妙

　国連特使はソマリア政権首脳に，来月，ケニアで会議を開こうとの旨手紙を渡すが，各勢力はこれを拒絶する意向：

Garowe Online　Somalia: UN Envoy meets Somali government leaders Mar 31, 2011 - 11:16:13 AM

　国連ソマリア特使Augustine Mahiga氏は水曜，ソマリア政府高官と会談。Sheikh Sharif Sheikh Ahmed大統領，Mohamed Abdullahi (Farmajo)首相，Sharif Hassan Sheikh Aden議長と大統領官邸で，来月ケニア首都Nairobiで国連肝入りの会議をおこなおうと提案。

　その旨の手紙を渡した一方，閣僚任期延長を見直すよう求めた。国際社会はこのような延長を認めるまい，というのである。

　大統領と首相とはMahiga氏の示唆に反発。任期延長は果たされざる仕事を果たすために必要なのである，という。協同記者会見の場で言ったというから，正面切っての反論である。

　―Mahiga氏としては，この8月の大統領選挙を期待するわけで―利害は真正面から衝突しますね。内閣は一致してMahiga氏の提案をはねつける模様（Shabelle Media Network Somalia’s cabinet spur to attend UN organized meeting for Somalia 31th March）。議員たちもこのような試みは恥辱であるなどとする（Shabelle Media Network Djibouti and Somaliland reject Somalia peace conferences 31th March，Source: Somalilandpress）とくれば―ジブチ合意の価値に疑問符が付けられることともなる―，ケニア会議は開催自体，あやぶまれる。