ネット爆弾(帝国ネット研究所)

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商工ローンと手形割引と銀行

2011-06-06 22:51:57 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
このエントリはネッタイムス・ブログのアーカイブと言う事で、過去記事なので宜しく。

一般的には、金融屋って良いイメージが無いよね?、金貸しとか高利貸しとか、キツい取り立てやら、何たらかんたらでね。
あの「カネが無かったら肝臓売れ!」って言う「商工ローン問題」等も有って、更にイメージが悪くなった訳だ。
「カネを貸す時は天使の様に微笑み、カネを取り立てる時は悪魔の様に恐ろしい。」とね。
しかし、である。金融屋を一括りに纏めて全てが悪いってのは如何なものか?、現状は?。言うのが今回のエントリ。

商工ローン問題で一躍名が知れた。って言っても、悪い意味で知れちゃった商工ローンなんだが、よく広告で「事業者向け金融」「ビジネスローン」「手形貸付」「小切手貸付」「手形割引」とか出してる金融屋。
その商工ローンにしても、事業者が何故、高い金利にも拘わらず商工ローンを利用するのか?。と言う話をする。
先ず事業を始めるには当然として、カネが要る訳で、事業を興す時には銀行屋から融資を受けて商売を始める。
まぁ、事業内容にもよるが、自己資金で事業を興す場合も有るが、一般的には銀行融資で商売を始める訳だ。

唐突だが、今から例え話をしよう。って事で、業種は建設業にでもしとくかな。まぁ、あくまでも例え話だから、気軽に読んで下され。
建設関係で長年働いて技術を身に付け、人脈もそこそこ出来たし、独立して一国一城の主になろう。と言う事で、銀行から融資を受けて商売を始めました。
さぁ、会社設立して商売を始めよう、それには建設機械やら何やら道具が必要だ。と言う事で銀行から借りたカネを使って建設機械一式を揃えました。
建設機械一式も揃えたし、元請けから仕事を貰って、現場でバンバン働くぞ。って感じで、会社運営をして行く訳だ。

現場を回って仕事をするにもカネが必要だ。まぁ、当初は銀行からの融資が有るので、当面は何とかなるだろう。
建設関係だから社長は当然として丼勘定だ(笑)。まぁ、建設業の社長連中は全部が全部、丼勘定じゃ無いけどね(笑)。この方が話が面白いでしょ?。
丼勘定の社長は仕事をこなせばカネが入るから無問題だぜ。って事で元気に現場で働く訳だ。

元請けから仕事を貰い、その仕事をこなせば当然としてカネが貰える訳でね。まぁ、当たり前の話だな商売だからね。
元請けとのカネの遣り取りで、仕事の〆日と支払日の関係は各会社で様々だが、カネの支払いに付いては、不景気になって変わった所も多いが、建設業は基本的に「半金半手(はんきんはんて)」が多い訳でね。
「半金半手」と言うのは読んで字の如く、半分は現金で、半分は約束手形で支払う事であるが、これが結構、曲者なんだわ。

半金半手は〆日との関わりも有って、そのスパンが長ければ半分の現金を手にするまで時間が掛かるし、残金の半分が手形だから、更に時間が掛かるって事だな。
約束手形は支払日になるまでは只の紙切れだから、半分の現金は運転資金で使えるが、半分の手形分は支払日まで使えない訳だ。
それでも現金を手元に置いときたい。って事で手形の現金化。手形の割引をして貰う。

「手形割引」で最初から、漫画「ナニワ金融道」で言う所の「帝国金融」、つまり街金(市中の金融屋)に飛び込む経営者は先ず居ない。
「ミナミの帝王」で言う所では「萬田金融」の「萬田銀次郎」、つまり闇金に手形割引する経営者は絶対に居ないだろうね(笑)。
一般的に考えて、最初に手形割引を依頼するのは取引銀行だな、割引料(金利)も低いしね。
そんなこんなで手形を割引して現金化し、運転資金に回して当面はオッケーだ、丼勘定の社長も一安心って所だな。

毎月仕事をこなして、毎月支払日が来て、手形分の割引をしていたら、銀行の割引枠が一杯になる。
当然の事だが、銀行屋も無尽蔵に手形を割引する訳も無く、手形の割引枠ってのが有る。
「これは困ったな。」と丼勘定の社長も慌てる訳でね、人件費やら何やらで会社が払う資金が必要なのにカネが無い。
「集金した手形は有るんだが、どうしたものか・・・。」と社長は悩む事になる。

そんな社長の目に留まったものがある。「ビジネスローン」「手形貸付」「手形割引」と書いた商工ローンの広告だ。
因みに、商工ローンの勧誘では、勿論、紙媒体等の広告も有るが、一番多いのは「テレフォンアポイント」だったね。
「商工ローン問題」やら「改正貸金業規制法」以後は知らないけどさ。
丼勘定の社長は、その商工ローンの広告を手にし、広告に書いてある電話番号に連絡する訳だ。
「お電話、有り難う御座います、帝国金融です。」
それが丼勘定の社長と、商工ローンとの付き合いが始まる切っ掛けだった。

先ずは手形割引だが当然、銀行屋と比べれば金利が違うよね。
銀行屋は手形の信用度に関係無く、まぁ、リーズナブルな金利(笑)で、割引をするが、商工ローンは信用度によって割引料が大きく違う。
手形の信用度ってのは、手形の振り出し人によって違う訳でね、一流企業や、そこそこの会社なら割引料は安くなり、それ以外なら当然の様に高い訳だ。

丼勘定の社長は、銀行屋の割引枠が一杯になる度に商工ローンに手形を持ち込む事になる。
当初は高い金利の為に、商工ローンの利用は躊躇するが、「慣れと言うものは恐ろしい」って事で、だんだん慣れてくる訳だ。
そうなって来ると次は自社の手形を切ってカネを借りると言う「手形貸付」を利用するのも敷居が低くなる。

まぁ、資金繰り云々では、一番最初に融資を申し込むのは銀行屋なんだがね。
銀行屋は例の如く、提出書類が多くて手続きが煩わしく、書類を提出しても審査が厳しかったり等々。
銀行融資を受けるのには幾つものハードルがあり、面倒臭いから、商工ローンに手を出すってパターンが多い。
まぁ、安易に街金に手を出す経営者って、どうなのよ?。っのは大きな問題だが、目先のカネの為には「背に腹は代えられない。」と言うのが実情だ。

バブル経済崩壊後の銀行屋は、他人の事を心配する余裕が無い位に経営状態が厳しく、バブルの頃の過剰融資が祟り、不良債権処理で手一杯な訳だ。
当然、融資先に対しても対応は厳しく、問題債権で無くとも、追加融資をしない所謂「貸し渋り」や、融資先に返済を迫る「貸し剥がし」が横行していた。
銀行屋の「貸し渋り」「貸し剥がし」に付いての詳細は省くが、銀行屋に勤めている人や関係者は判るだろうが、銀行屋は取引先に対して、かなりエグい対応をしていた訳だ。
銀行屋は、昔から「晴れてる時に傘貸して、雨が降ったら取り上げる。」と言われるが、それが更に強くなった感じだ。

商工ローン等の金融屋は、所謂ノンバンクだから、銀行屋の様に預金を預かる訳でも無く、原則、担保物件も不要な為、金利や手数料が高いのは至極当然の事だな。
よく「無担保無保証」を謳い文句にしている金融屋が居るが、その様な金融屋は貸し倒れリスクが高くなる為、金利が高いって話。
昔から「信用貸し」ってのは、高金利でカネを貸すのは当たり前だな。

まぁ、実際には、客の信用度にもよるが「無担保無保証」とは看板だけで、なるべく保証人を付けてカネを貸すんだがね(笑)。
客の方は、なかなか保証人を付けたがらないが、そこらを何とかして保証人を付けさせるのが、金融屋の「腕の見せ所」って奴だ。
保証人を付けた方が、貸し倒れリスクが減るからね。金融屋からすれば、街金で摘んでいる様な客は必ず「飛ぶ」ってのが原則だからね。

まぁ、あれだ。経営者が金融屋を利用するのは、基本的に銀行屋がカネを貸さないから仕方が無く、商工ローンに走った経営者も多くて、サラ金から摘んでいる経営者も居る。
兎に角、資金繰りに窮して、どうしようも無い時に、貸してくれるのが商工ローンやサラ金だったのだ。
だから、借り入れの申し込みをして、融資を受ける時は金貸しが「天使の様に見える」って事だな。

商工ローン等の事を色々書いた訳だが、長くなったので今回はここまでと言う事で、最後に一つ。
客が「借入明細書」を見て街金に言った、「アンタら、アイスキャンディーみたいだな。」と、それを聞いた街金が客に「どういう意味ですか?。」と尋ねた所、客が「氷菓子(高利貸し)」と答えた訳だ(笑)。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

改正貸金業規制法で主婦が風俗へ

2011-06-06 14:16:14 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
このエントリはネッタイムス・ブログのアーカイブと言う事で、過去記事なので宜しく。

「改正貸金業規制法」は多重債務者の救済の為、債務負担を減らすと言う目的で、昨年6月に施行された訳だ。
サラ金からの借り入れや、信販会社のキャッシングでの借り入れ上限を年収の3分の1に制限した。所謂「総量規制」と言う奴だな。
また、収入の無い主婦が借り入れる場合は、夫の同意書か年収証明書が必要となる訳だ。
主婦が夫に内緒で借り入れしてたら、当然として借り入れ出来ないし、金融屋から債務確認の為に、残高証明書等も届くし大変だわな。

その影響で借金地獄に陥り、風俗店に勤める主婦が増えている訳だな。
「改正貸金業規制法」の施行で借りづらくなるし、借金も返さないといけないしな。
改正貸金業規制法が施行された昨年夏以降、風俗の面接に行く、主婦が増えたそうだ。
借金背負って、風俗に身を沈めるのは、昔話とは言ってられない訳だな。

「当店は、ピチピチの若奥様から、テクニックがバッチリな熟女まで、幅広く取り揃えております。」ってね。
ほう「風俗好きの人はホクホクだわな。」とは、言ってられず、風俗も当然カネが掛かる訳でね。
風俗で働くのも、風俗で遊ぶのも、どちらにしてもカネですよ。って話だな。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】

パチンコの違法化と大幅課税

2011-06-06 03:15:00 | ネッタイムス・ブログのアーカイブ
東京都荒川区議会議員の小坂英二ら地方議員が、準備を進めて来た「パチンコの違法化・大幅課税を求める議員と国民の会」の設立総会が5月25日、池袋の豊島公会堂に多くの参加者を集めて盛大に開催され、今後、同会を核に地元地方議会でパチンコ大幅課税の陳情・請願の提出、地元国会議員への説得、「パチンコ違法化の意見書を国に出す」様に働き掛け、地方大会開催、支部設立等を積極的に進めて行く事を決めた。

開会に先立ち、小坂代表は「昨年来、このパチンコ問題を調べれば調べる程、如何に国益を損ない、多くの犠牲者を生んで来たかを知った。多くの政治家がパチンコをレジャーとして放置したままにしているが、これを放置する事は政治の怠慢と言われても仕方が無い。韓国が数年前、国民に及ぼす悪影響を鑑みてパチンコを全廃したのと同じ様に、日本でも癒着の度合いは非常に深いが、我々が核となって変えて行ける様に頑張って行きたい」と挨拶した。

小坂代表は「ギャンブル依存症の大量発生や一部の収益が北朝鮮に渡っている事などから国益を損ねている」と主張。
大会当日は、小坂代表らに賛同する議員が中心となり、埼玉、千葉、愛知、三重、山口の5県での支部発足も決まった。
パチンコの景品交換の違法性に付いては「風適法の範囲内で行政の許可が出ている」としているが、小坂代表は「警察のお目こぼしで可能になっているだけで、法的根拠は曖昧だ」と指摘。

パチンコ業界団体は様々な社会貢献活動をしている事をアピールするが、小坂代表は「それは本筋では無い」と述べている。
大会は「なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか」の著者である若宮健の基調講演、西村眞悟前衆議院議員による「パチンコ違法化陳情提出に関して」と題した講演、「違法化実現への取組み」をテーマにしたシンポジウム等が行われた。
同会では今後、国にパチンコ違法化を明確に求めて行く一方、地方自治体にはパチンコへの大幅課税を働き掛ける模様。
また、パチンコのテレビCMの全面禁止も訴え掛けて行くと言う。

パチンコを巡っては、4月に東京都の石原慎太郎知事が、パチンコ店と自動販売機を挙げ、電力の無駄と言う趣旨の発言をして波紋が広がった。
石原都知事は、韓国でパチンコが全廃されている事に付いても指摘し、厳しいコメントを寄せていた。
韓国でパチンコは「メダルチギ」と呼ばれ、日本のパチンコ台を再利用する事が多く、2000年頃から急速に普及した。
パチンコ玉の代わりにメダルを使用する点は異なるが、メダルが入賞口に入ると液晶画面の抽選がスタートし、数字や絵柄が揃えば大当たりする点は同じ。
メダルチギで獲得できる賞品は商品券だが、韓国でもこの商品券を現金に換える事は違法であった為、日本同様に近くの換金所で現金に換えていた。
しかし、パチンコが原因で多額の借金をして自殺した人が相次ぎ、社会問題化していた。

更にパチンコ業界と政府の癒着により政治スキャンダルにも発展し、韓国のマスコミが大きく取り上げた結果、2006年にパチンコは韓国で全廃されたと言う。
日本でも毎年の様に、パチンコをする為に親が子供を車中や家に放置して、死亡させる事件が発生する等、様々な問題が表面化しているのにスルー状態。
日本の場合は、パチンコ業界がマスコミの大スポンサーとなっている関係上、マスコミがパチンコ業界に配慮して、社会問題として大きく扱わなかったり、パチンコ利権に絡む政治家の圧力で、一連の問題が放置プレイされている。

マスコミとスポンサーの関係でも書いたのだが、マスコミ連中はカネの為なら右でも左でも転ぶし、カネの為なら違法行為も頬被りして知らん顔を決め込む訳だ。
パチンコが違法行為である事は、マスコミも当然として判っているのであり、一方では犯罪はけしからんと、正義を振りかざす報道をしていると言う矛盾。
カネの為ならスポンサーの靴でも何でも舐めて、カネの為なら正義でも悪でも関係無く、カネを多く貰える方に尻尾を振って擦り寄りますよ。ってのが、マスコミの正体なのである。

まぁ、マスコミの中にもジャーナリストとして、まともな感覚を持った人も居るのだろうが、正しい報道を行ったり正論を唱えても、それらがマスコミの意に反すれば、そのネタは使われなくなったり、その人物は不要として扱われ干される訳だ。
話をパチンコに戻すが、韓国の場合には何故、パチンコを廃止する事が出来たのに、日本では廃止する事が出来ないのか?。と言うのは、パチンコ業界団体の影響力の差と言われている。

韓国の場合は、個人営業のバチンコ店が多く業界団体の力もそれほど強くは無かったし、マスコミもパチンコの悪影響を大きく報道したお陰で、パチンコは国益を損なう存在で有ると言う事を、国民が知る事になり、パチンコ廃止運動の流れが大きくなって行き、政治が動いたと言う。
日本の場合は先に述べた理由等が絡んで、マスコミやら政治家がパチンコの悪影響を知りながら、野放しにしている事が最大の問題なのだろう。

今回の「パチンコの違法化・大幅課税を求める議員と国民の会」の設立で、国民がパチンコ問題に関心を持つ様になれば良いとは思うのだが、マスコミはパチンコ業界団体に忖度して、大きく報道しないのが、この問題の根が深い事を象徴しているだろう。では。

【ネッタイムス・東坊京門・作】