ファイトクラブ

セブンもそうでしたが、割と救いのない終わり方をさせる監督ですよね、フィンチャーって。まあ、セブンとこれしか観てませんが。

最初の方からチラチラと何か写ってるなーとか思ってたんですが、前半は結構手の込んだ映像で面白かったです。家具の説明とか、まんまIKEAのカタログっぽいし。つか、主人公の持ってたのもIKEAのカタログですよね？

中盤からは薄暗い場面が増えて、ディテールの精密な汚れが目につきましたね。建物の壁とか、すげー念入りに汚してあるなぁと。あの感じが流れる血と相まって、前半のキレイさといい感じに対比されてるなと感じました。

ラストも色々な伏線がきっちり効いてますし、ストーリーはいいですね。最初のうちから「おや？」と思わせるのが巧くハマッてました。

エドワード・ノートンは、レッドドラゴンの時とまったく逆な感じのボンクラっぽい感じもうまいですねぇ。