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光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館(2015.3.7) 歌川国芳

2015年03月14日 | アート 浮世絵・版画

トーハク(2015.3.7)の2回目.  浮世絵のコーナーは歌川国芳の特集でした。

豪快。 だけど、どろどろしたコンテンツは、好みじゃない。 この作品はましなほう。

 

 

むだ書き…今でいえば落書き、役者の特徴をよく捉えている。

 

荷宝藏壁のむだ書(黒腰壁)。

 むだ書の絵を見て、横浜美術館で見た「魅惑のニッポン木版画」展の浮世絵を思い出しました。 てっきり、国芳だったと思ったのですが

横浜美術館で見たのは歌川国周でした。  国周の作品が後になるので、国芳の役者絵を参考にしたように見えます。

 

美人画も、独特ですね。  国芳が描く美人は気が強そう。

 

 

 

剣菱は、この頃、名酒番付の東大関(トップ)。伊丹や、西宮、池田のいわゆる下り酒が江戸で大人気だった。

 

 

これも名酒揃いで”浅井”と書かれた銘酒ですが、調べてもわかりませんでした。 スイカと銘酒・・・?。

 

 

国芳の風俗画は、動きが感じられていい。

 

 

海苔をとっているところでしょうか?  空の描き方も面白い。

 

 

江戸時代は鉄砲の形をした砂州の島があったようで、右手の島は佃島かも。

 

 

なんの煙かと調べたら、今戸焼の窯の煙でした。 

 

 

御茶ノ水にある昌平坂。 水道橋と富士山がこんなふうに見えていたんだ。  人物の表情や生活風景が抜群。

 

 

この絵はたびたび見ます。  構図が素晴らしい。 今回気が付いたのですが、鳥の描き方に違和感を感じる。

 

 

国芳は日蓮宗の信徒だった。  葛飾北斎も熱心な信徒だったらしい。

 

 

構図もいいのですが、雪の描き方がいい。  白と黒で目に沁みます。

 

 

 

赤穂浪士がピタッと、描かれています。

 

 

 

 

 

 

猫が大好きだった国芳、動物絵も達者。

 

 

 

 

 

 

 

最後に大判絵を。

 

 

鳥天狗が為朝を救う部分を拡大。  グレートーンの天狗、さすが。


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