東京国立近代美術館の写真コレクションから。
植田正治の鳥取砂丘での家族写真は有名で、雑誌などで見るのですが実物は初めてでした。
子供のポーズなどは演出ですが、自然な表情もあり、全体として家族の温かみが感じられます。 植田正治本人とその家族です。 自転車の子は違うでしょうね。
奥さんの我慢している感じが伝わってきます。
この写真は有名で、演出した配置・ポーズですが、すべてが絶妙に響き合って、面白い空気感を醸し出しています。
そういえば東京都写真美術館の外壁のデザインにもこの写真が使われています。
続いて石元泰博の桂離宮の写真から。
美の感覚が鋭くて、和の美を洋風の手法で見事に描き出している。
森山大道は、私の若い頃、アサヒカメラなどの写真雑誌によく載っていました。
当時、流行したアレ・ブレの教祖のような存在でした。 なにか得体の知れない雰囲気をだしたかったのでしょうが、ぶるっとするような写真はほとんどなかった。
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