遅い紹介ですが、2019年12月15日に行った前田昌良個展 「やまぼうしの花の咲くころ」を。
前田昌良先生は、私が通う絵画教室の先生で、以前にも「一人だけの夜空」展、「ひそやかな一歩」展
を紹介しました。
今回は、日本橋高島屋のギャラリー。
また、先生の新しい個展が、今月の17日から開催されますので、その案内も後に載せています。
まず、会場光景から
”星を運ぶ舟”シリーズ
先生の作品集&エッセイで、なおかつ作家小川洋子さんの書き下ろし短編もついた「星を運ぶ舟」
幾重にも変奏しています
展示は、油彩絵画と彫刻作品を組み合わせていました。 床の間のしつらえのように、いい雰囲気を作っていました。
”森に浮かぶ舟”シリーズ
<森に浮かぶ舟>
油彩絵画<ぶどうの丘からの眺め> 彫刻作品<少年の日々>
<やまぼうしの花の咲くころ>
<水のかたちーお堀>
<水のかたちー上水>
私も毎朝、散歩する武蔵野の玉川上水がモチーフかな?
油彩作品<街の屋根> 彫刻作品<ウサギと呼ばれた少年>
<薔薇の花>
<薔薇の花>
動く彫刻作品です。
会場に前田先生がおられたので、動かし方を教えていただきました。 最初は<ゆっくり舞い降りる>
回転木馬のように空中を回転しながら、ゆっくり降下していきます。
回り始めから、上の着地まで、1分45秒! 先生、数理的知識も深い!
次、タイトルが<頑張るのは切ない>・・・吹き出しそうになりました。
奥に立たれているのが前田先生
上の複雑な動きが、下の手回しを回すだけ!
<掌に棲む人>
<前向きな天使>
<大きな羽の天使>
<綱渡りの人生>
左から <昔の車> <終わりの無い旅> <大人の積み木> <遠くを見つめて> <道のりは遠い> ※この彫刻作品はすべて非売。
いかがでしたでしょうか。 ユニークで詩情漂う世界です。
さて前田昌良先生の直近の個展の案内です。
会場は、「一人だけの夜空」展と同じ、Gallery SU 昭和11年建築の洋館アパートです。
建物もレトロな詩情があふれ、室内の作品も・・・・お勧めです。
お二方とも、繊細な感覚をお持ちなのですね。
前田先生の動く彫刻は、もともと、息子さんの
ためのオモチャとして作られました。
・・・童心の夢を育む先生の気持ちがこもって
作品に何とも言えない優しさと、ワクワク感が
あるのだと思います。
大きな羽の天使は、私も影を意識して撮りまし
た。 影に訴えかけるものが感じられるのです
よね。 同じ感覚なので、グリコではないけど
二度嬉しい。ヾ(⌒▽⌒)ゞ
コメントを入れようと思いつついましたら、遅生さんに先を越されてしまいました。
遅生さんもグッときておられて嬉しかったです~(^^♪
大人の雰囲気なのに、どこかワクワクする何かがありますね♪
前田先生の心の中を覗かせて頂いたような不思議な感覚が残ります。
大きな羽の天使は、影も作品の内ですね。
今度、前田先生にも報告しておきます。
先生の個展には、熱烈なファンが多いようで、遠
くから来られている人もいます。
絵画教室のほうは、ロートルの初心者が多いので
先生も大変です。 でも、丁寧に指導していただ
けます。 あらためて考えれば、素晴らしいこと
ですね・・・コメント頂いて再確認した次第です。
グッとくるアートです。
こんなこと人に習えるのも素晴らしいことです。