皆さん、こんにちは!
田川市民は、初夏になるとみんなソワソワしだしマス。
ナゼかといいますと、田川市では5月には「ジンコウ」があるからデス!
ジンコウとは神幸祭のことで、福岡県の五大祭りの一つに数えられ、福岡県指定無形民俗文化財でもある、『風治八幡宮の川渡り神幸祭』のことを指します。
川渡り神幸祭 田川市HP
この風治八幡宮の神幸祭が対外的には有名なのですが、英彦山山麓の田川地区では他にもたくさんのジンコウがありマス。
4月の初旬に行なわれた添田町の『英彦山神宮神幸祭』を皮切りに、ゴールデンウィークに行なわれた香春町の『古宮八幡神社神幸祭』、川崎町の『正八幡神社神幸祭』、赤村の『光明八幡・我鹿八幡神社神幸祭』など、各地で「ジンコウ」が行なわれました。
そして、5月の第3土曜日とその翌日の日曜日には田川市伊田の『風治八幡宮川渡り神幸祭』が、その翌週の第4土曜日とその翌日の日曜日には、同じく田川市後藤寺にて『春日神社神幸祭』が行なわれまして、クライマックスを迎えます。
ちなみに神幸とは、神霊(いわゆる神様)が御幸(みゆき/ぎょこう)されるという意味でして、神様が宿った御神体や依り代を神輿(みこし)に移して、地域内を廻ったり、御旅所(おたびしょ)と呼ばれる、神様が山笠を従えて休憩したり宿泊する場所まで往復することを言います。
ナゼに神様に地域を廻ってもらうのか?
それは、貴い方の外出が幸せをもたらすと信じられていたからだそうでして、『五穀豊穣』や『無病息災』を祈るお祭りとして、四百年数十年もの間続いてきたのデス♪
今年の風治八幡宮の「ジンコウ」は平成28年5月21日(土曜日)と22日(日曜日)の二日間デス!
初日の土曜日、11台の山笠が各町内を巡幸し、彦山川畔に集結した山笠はしぶきを上げながら川を渡り、向こう岸にある御旅所に向かい、二日目の日曜日は、御旅所より川を渡り、宮に戻ります。
この勇壮な川渡りの風景は、毎年写真コンテストが行なわれまして、カレンダーとして販売されているほどです。
当日は、「まつりin田川」も同時開催されまして、ステージではたくさんのイベントが行なわれます。
秋の『コールマインフェスティバル 炭坑節まつり』と並んで、田川市が最も盛り上がる二日間。
「川を渡る風 はじける水しぶき 男衆の心意気」を、ナマで体感してみてください!
その際は、風治八幡宮と田川伊田駅を挟んで南側にある当館にも、ぜひ遊びにきてくださいネ!
田川市石炭・歴史博物館ホームページ