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言語聴覚士の独り言

前向きな最期

私は訪問してリハビリを提供する仕事をしています。

今日、ご利用者が亡くなりました。

その方は50代の若い方です。

2年半、週2〜3回リハビリをしていました。

リハビリ中に「俺の人生に後悔はない。人一倍楽しい人生やった。人一倍迷惑はかけたけど」と言われていたのが印象に残っています。

その方は死への恐怖よりも、どんなに悪い状況でも、自分の願望を実現する事が勝っていました。

最期まで前向きな方でした。

お通夜の前に会いに行ってきました。

家族に囲まれて、その方らしく誕生日会の様な雰囲気の中で過ごされていました。

奥様は明るく気丈に振る舞われており、最期までかっこいい父ちゃんだったと笑われていました。

私は死ぬ事が怖いです。

それは生ききれてないからかもしれません。

この方のように今できる事、今やりたいことを懸命に生きていれば最期まで前向きに死ねるのかもしれないと思いました。

この方に格好いい最期を見せていただいたので少し死への恐怖が減りました。

奥さんが笑う横で私は子どものように泣きました。

私は私の人生をこの方のように前向きに生きていきます。


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