見出し画像

言語聴覚士の独り言

投資家が「お金」よりも大切にしていること

この本は学びがびっしり詰まっていました。

学びが多すぎてまとまりきらないので、

各章から一つに絞って書いてみます。

第1章
“日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目」

→日本人はお金儲け=悪と考えている。しかも、先進国では家計の2〜3%は寄付をするのに日本は0.08%。真面目とは真剣に向き合い本気で考えることと定義すると日本人はお金に対して不真面目である。

第2章
“日本をダメにする「清貧の思想」

→新しいビジネスを始めお金を稼ぐと新しいサービスの提供、雇用の促進などプラスしか生まれいないのに日本人は良しとしない。その文化の現れが、アメリカのヒーロー(バッドマン、スーパーマン)は民間人だが、日本のヒーロー(ウルトラマン、遠山の金さん)は公務員となっている。

第3章
“人は、ただ生きているだけで価値がある”

→1円も稼げない赤ちゃんも経済主体。赤ちゃんで成り立っている会社もたくさんある。
安くて素晴らしいサービスを過剰に求めるブラック消費者がブラック企業を生み出している。どんなに安くても安全性の低いものが売れない状況になればブラック消費者の要望に応えるブラック企業はなくなる。今は負のスパイラルに陥っている。
経済は互恵関係。
1人1人が自分にとってステキなもの(ステキなものを提供してくれるお店、会社)に使うように自覚して消費をしよう。

第4章
“世の中に「虚業」なんてひとつもない

→本来あるべき金融教育とは、働く事に価値があり、その価値がある労働の延長に企業の利益があり、その利益の将来期待が会社の価値を形成していると理解すること。
人の成功とは長期的な人間関係を築いて、人に奉仕することであり、日本は真剣にそのことを考えていない不真面目な会社が多い。

第5章
“あなたは、自分の人生をかけて社会に投資している、ひとりの「投資家」だ

→投資とは、いまこの瞬間にエネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくこと。
エネルギー=情熱×行動×時間×回数×知恵×体力×お金×運
未来からのお返し=プロダクト(モノやサービス)×感謝×成長×経験×お金

失われた20年ではなく「失った20年」と主体的に語るべき。
失われた20年の中身はTOPIXは2%の上昇、TOPIX CORE30は24%も下がっている。
しかし、東証二部の会社は同じ10年間で67%のプラス。TOPIXが2%しか上昇していない理由は日本の大企業がダメだったから。東証一部に上場している会社の7割はこの10年で利益は約2倍、株価は約2.1倍になっている。
失われてなんていない。

『何も知らず、知ろうともせず、ただ印象だけで平面的に物事を語るほど不真面目な態度はない』


お金のことだけでなく、消費や経済、行動や情報との関わり方など本当に学びが多い本でした。

私も真面目に生きていきたいです。

興味が湧いた方は一読の価値ありです😊

コメント一覧

tawaranotoutahidesato
@angeloprotettoretoru ありがとうございます😊
是非読んでみてください。
私もブロガーさんが読まれた本を読むことが多いです♪
angeloprotettoretoru
こんにちは。
いつも読んでいらっしゃる本のチョイスが素晴らしくて、参考になります。この本は私も読みたいと思いました。ありがとうございます。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る