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言語聴覚士の独り言

素材を活かす

昨日聴いたvoicyでプロの料理人はお客様が美味しいと感じる事を常に追求すると言っていました。

様々な知識や技術を習得するとついつい、表現者になってしまい、

知識や技術を使いたくなり、美味しい味の追求ができなくなることがある。

それをプロはコントロールして、食材の素材を活かして、時には味付けをしない事も選択して、

美味しい味を追求できるのがプロだと飲食店の経営者が話されてました。

これを聴いて、私は凄く同意しました。

私はリハビリの仕事をしていて、三児の父親です。

リハビリ職でも知識や技術を使いたくて、本人のニーズや現状把握をないがしろにして、

リハビリ職が理想とする運動や生活動作の再獲得を目指してしまう事があります。

特に高齢者の場合、少々下手くそでも習慣化されている動作を変更する場合は要注意で、

修正しようとすると混乱を生じて、できていた事ができなくなるケースがあります。

子育ても同様で、親の知識や技術を子どもに押し付けるのではなく

子どもがどうしたいのか、どうやったら上手くいくのかを自分で考えられるようになるように、見守る事が大切だと思います。

リハビリや育児も口や手を出して、こちらの思い通りに誘導するのではなく、

料理と同じで、素材を活かして、リハビリを行う方や子どもが主体的に活動できるようにサポートするのが大切です。

リハビリは対象者がその人らしい生活ができるようになる事が目的

子育ては子どもが自立できることが目的

これを忘れないようにしたいです。

子どもの日の学びでした😊


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