花火大会

ヘルシンキ最大の花火大会があると言うので、見物に出かけてみた。
花火は夏の風物詩、という伝統はほとんど日本だけの話だと思っていたけど、フィンランド人もやっぱり夏の花火が好きなのか。大量のビールを抱えて、海辺の公園に集まる人々。ヴァップ以来の人口密度。

打上げ開始は9時半。やけに遅いなと思ったら、それもそのはず、その時間まで日が沈まないから。
夜になると結構冷える。おまけに小雨までぱらついてきた。

欲を言えば、昼間のうだるような暑さの気配を残した夏の夜、浴衣美人を連れて、ビールを片手に見上げる花火がやっぱり一番。
だけど、ヘルシンキの花火大会も、まぁまぁ捨てたものでもなかった。スケールとしては、東京湾の花火には到底及ばないけど、打上げ場所からそう離れていないこともあり、なかなか迫力がある。胸に響く花火の炸裂音は、もはやDNAに刻まれたものだ。今年も花火を拝めてよかった。