Anteeksi.

すみません、ちょっといいですか。フィンランド留学の見聞録。

役者デビュー

2009-08-03 | イベント
ひょんなことから、フィンランドの映画にエキストラ出演させてもらうことになり、その撮影があった。

「Japanese-looking men」を数名探しているとのことだったので、日本人の友人と一緒に参加した。実際、そこにはJapanese-lookingなベトナム人もいた。

大学の映画同好会みたいな人たちの依頼かと思っていたら、現場に到着してみると、ちゃんとした映画製作会社で、想像以上に大掛かりなセッティングだった。
実は細かい話を全然知らずに参加したのだけど、どうやらこの映画はフィンランドで少し前にそこそこヒットした子供向けコメディ映画の続編らしい。残念なことに、本作の映画館での封切りは来年年明け以降を予定しているとのこと(つまり帰国後)。

撮影は、数十秒の1シーンのみ。
スーツを身に纏ったビジネスマンに扮し、なぜかノルディックウォーキングをしながら、町で出会ったフィンランド人のおばちゃんたちとアドリブで会話するという、ウルトラ謎な役柄だった。会話と言っても、日本語で何か適当に喋って、という指示だけ。それでも会話が成り立っているという設定。一体全体、これが前後のストーリーとどう絡むのか、全くもって想像がつかない。でも何となく、フィンランドに迷い込んだちょっとおかしなサラリーマンたち、という予感はそう外れていない気がする。

まあでも、こういう経験は初めてだったので、良い思い出になった。

報酬は、フィンランドの映画館で有効な映画の券を二枚。何を見に行こうか。
アメリカ映画の輸入が多く、今はハリーポッターなど上映中らしい。来月末になると、「ポニョ」が封切られる。フィンランド語吹替えのようだけど。

出演待ちの楽屋にて。
映画の主役らしい男の子(11才)に「Puhutko englantia?」(英語話せる?)と聞くと、当たり前のように「Joo」(うん)と即答された。


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