Anteeksi.

すみません、ちょっといいですか。フィンランド留学の見聞録。

ヘルシンキ・シティマラソン

2009-08-15 | イベント
ヘルシンキ・シティマラソンに参加した。人生二度目のフルマラソン挑戦。
この留学生活が終わってもフィンランドに来る機会はまたあるだろうけど、フィンランドでマラソンを走ることはもうないだろうと思い。この日のために、というわけでもないけど、一応日常的にオタニエミをジョギングしていたし。

今週はぐずついたお天気が多かったけれど、今日はすっかり見事な晴天。マラソン日和。

スタート地点近辺は、ヘルシンキではめったにお目にかかれない人口密度。約7000人の参加者がいた模様。内訳もインターナショナルで、実に50近くの国々から人が集まったらしい。
そんな事情もあってか、フィンランドの外務大臣が歓迎のスピーチをしていたのだけど、5カ国語(フィン、スウェ、英、仏、独)を流暢に操るさまには、流石と思わされた(ちなみに、この大臣は、まだ40そこそこ、日本の政治家で言えば若手もいいところ。ところがフィンランドでは、若い大臣は決して珍しくはない。20代で閣僚に抜擢される人もいるくらい)。
どういうわけか、スタート直前に、日本からのゲストによる和太鼓のデモンストレーション。すっかり予想外だったけど、大和魂が刺激されるとでもいうか、テンション高まる。

大まかなコース:
オリンピック・スタジアム→マンネルヘイム通り・フィンランディアホール→シベリウス公園→ラハティサーリ→オタニエミ→ノキア本社前→ラウッタサーリ→ルオホラハティ→カイヴォプイスト→エスプラナーディ→(折り返して、概ね逆を辿ってオリンピック・スタジアムまで)
ヘルシンキの地理に詳しい人ならお分かりいただける通り、基本的に海や湖に沿って走る、実にヘルシンキらしい、風光明媚なコース。

さて、肝心のレース。
特に後半、もう何度も足が止まりそうになったけれど、沿道の声援に励まされた。時々、日の丸の旗を振って、声をかけてくれる人もいた(日本人の参加者は全部で十数人程度いたようだった)。ありがたい。もちろん、地元の人たちもとても熱い応援。Hyvä Japani(いいぞ、日本、みたいな感じ?)という声も。そういや、日本語で、ガンバレー、と言ってくれたフィンランド人もいた。
それに、上述の通りの美しい風景にも、大きく支えられた気がする。林の中を走り抜けて、ぱっと湖が広がる。青空に浮かぶ雲。フィンランドありがとう。
途中、ピクルスとバナナが配られていた。さすがに、サルミアッキはなかった。

そんなこんなで、どうにかこうにか、無事完走。4時間25分。こんなでも、一応、自己ベスト。給水以外では足が止まらなかったのは、前回の初挑戦時から大きな進歩。
そして何より、一緒にゴールしてくれたTakashi君にスペシャル・サンクス。道中、彼の緻密なペース管理、心強い励ましがなければ、この記録は無理だった。

 

さっそくじわじわと筋肉痛。たぶん、明日はもっとひどいだろうから、一日家でゆっくりしよう。

いい記念になった。

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