長過ぎるサブタイ…正直スマンかった(鬼嫁の夫っぽく)
円谷&新マンマニアの間では、こんなワードがクローズアップされる。
いわゆるひとつの「11月の傑作選」
純粋無垢な聾唖の少年が暗闇を生み出す「天使と悪魔の間に」
自然という美しさの隙間が生み出す群発地震「落日の決闘」
来週、放映されるであろう「許されざるいのち」は…まぁ、置いといて。
本日放映されるであろう「怪獣使いと少年」が地上波で放映されるアレコレに乾杯。
…ストーリー展開的に、褒められないものだというのも承知。
何となく、本当に何となく、忌み嫌われる場所で暮らしている佐久間少年。
何となく、本当に何となく、正義感を気取る小僧どもに迫害される佐久間少年。
…少年は父親を探し、遠い江差からやってくる。
行方の知れない彼を探し、気がつけば、少年は“パブリックエネミー”な存在に。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/en/public+enemy/
“パブリックエネミー”な存在になった理由。
本人自身の問題があったにせよ
些末な理由で遠ざけ、単なる偏見でおかゆを踏みにじったアイツらは、それ以上の罪がある。
…当時、誰に対しても疑いを持たなかった。
そんな時期に“アレ”を見せてくれたタイミングに感謝する。
…あのタイミングのおかげで、ああいった暴挙をしない自分が形成されたのだから。
共通の敵を見出した人間の恐ろしさは、痩せ衰え、力を失ったメイツ星人に向かう。
美しい花を作る腕があるのに…人間の醜さもクローズアップするから、作品的に厄介。
…最後、MAT隊員が呟いたひと言が虚しい。
「彼は地球にサヨナラが言いたいんだ」
…嫌だなぁ、そういう世界で生活していたなんて。
(性質の悪いネタバレですが)