本来なら“さん付け”しなければいけないであろう事を承知しつつ
…いや、せめて、この場だけは無礼な所業を許して欲しい。
声優の古田信幸さん死去 59歳 「HEROES」吹き替えや「リングス」リングアナ
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/08/30/kiji/20170830s00041000189000c.html
上記の記事では「リングス」のリングアナウンサー。
私の中では「第2次UWF」のリングアナウンサー。
「只今より、全選手入場式を行ないます!!」
!マークが2つも3つも出てしまう古田信幸の魂。
あのテンションを嫌うUWFファンもいたらしいが、個人的には全肯定。
更に言えば、UWFとして初めて使用した横浜アリーナ大会の小さな所業を思い出す。
…あの日、言い放った「5分経過!」も心の奥底に眠っている。
そして、あのテンションに磁場を崩された高田・船木戦のことは…既に過去の出来事。
…まさか、翌年も同じカードを組むなんて思わなかったんだよ。
(1990年8月13日…月曜開催のため、色々苦労した記憶を辿りつつbyサラリーマン)
古田信幸の声と共にUWFは動き出した。
「1984年のUWF」から離れた「もうひとつのUWF」
1988年5月12日・後楽園ホールの高揚感を生み出した古田信幸リングアナ。
伝家の宝刀「5分経過!」
鈴木みのるあたりがキックでダウンした際の「ダウン!ワン・ツー!」
そして、刹那的な声で叫ぶテンカウント中の「ナイ――――ン!!」
あの声は、現場にいた我々にしか通じないネタ。
今思えば、色々揶揄されがちな第2次UWFの福利厚生的なモノだと思えば
…いや、その言い草が失礼かもしれない。
でも、後付けで賢者ヅラする彼らより、私が掴んだ感情の方が正しいはず。
(着地点を探しつつ)
スポニチの記事の通り、古田信幸はリングスのリングアナを務めていた。
あれは1991年5月11日・場所は…やっぱり、横浜アリーナ。
メインのリングに上がった前田日明。その対面にディック・フライ。
リングアナの仕事として、古田信幸はディック・フライの名をコール。
その後に言い放った前田日明のコールが印象深い。
…格闘王!マエダ・アキーーラァー――!!
…諸般の事情で3つに分かれたUWF。
現状のネタ記事を見る限り、前田日明にも問題があった気がする分裂騒動。
そんな問題児に筋を通した古田信幸。
…彼が思う唯一の正義。
「何だかんだ言われてますけど、前田さんの言葉が一番筋が通ってるじゃないですか!」
「だから、僕は、前田さんに付いていきます。」
…言い回しや細かいニュアンスは忘れたけど
このようなコメントを残し、リングスに身を投じた古田信幸。
あの後、ヴォルグ・ハンやコピィロフやズーエフの試合まで見てしまう古田信幸。
フィニッシュホールドの名称に苦慮していたアレコレを不意に思い出してしまう。
(色々悩みつつ、アームロックで集約してしまうアレコレも)
…当ブログは、なるべく故人を利用しない方針。
でも、今回は、早過ぎる死去に動かされてしまった次第。
古田信幸
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%94%B0%E4%BF%A1%E5%B9%B8
『やるドラ』シリーズの「サンパギータ」に出ていたのは知っていたけど
「おがみ松吾郎」のOVAに出ていたのは…知らなかった orz
…ご冥福をお祈りします。