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加藤茂雄氏死去、生涯現役俳優&現役漁師、まさに黒澤明監督の映画🎬とともに『生きる』加藤茂雄氏

2020-06-23 20:07:05 | 地域情報

ご近所で地引き網を取り仕切っていたお方が、鎌倉アカデミアの第一期生から俳優へになられた『加藤茂雄さん』であり、2020年6月14日に94才で亡くなられた!

生涯現役俳優で漁師も兼ねるという稀有な人材でした。

加藤茂雄さんは、黒澤明監督の有名な映画である『生きる』にも出演しています。また初期のウルトラマンなど、複数の映画やドラマなどにも出演しています。詳しくは↓ウィキペディア

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%A0%E8%97%A4%E8%8C%82%E9%9B%84

加藤茂雄さんは、戦後の荒廃していた時代に、鎌倉アカデミアのことを知り入学しました。当時の鎌倉アカデミアは教える者の熱意と学ぶ者の情熱が一致していて「当時、自由な雰囲気と熱気にあふれていた」と加藤茂雄氏と語ります。
 鎌倉アカデミア関連の資料などは段ボール40箱にもなる膨大な資料があるそうで、その中から写真や資料の複数の展示、さらに講演や座談会もありました。
また卒業生ゆかりの「人形劇団ひとみ座」の公演には子供たちは満面の笑みを浮かべ笑い声をあげながら最前列で観ていました。自然と大人たちも、しばし童心に返りました。

artes serviunt vitae, sapientia imperat
(Lucius Annaeus Seneca)

「技芸は人生に奉仕し、英知は人生に命令をもたらす」
ルキウス・アンナエウス・セネカ


終戦直後の1946年に鎌倉に複数の著名人を輩出した、自由な気風の大学校である鎌倉アカデミアが誕生してから70年の歳月が経過した。
鎌倉アカデミアは、作曲家、映画監督、作家など多数の人材を輩出し、創立70周年には、鎌倉アカデミアの卒業生など稀有な人材が多数参加した記録的な記念行事となりました!
小泉氏や平田氏を中心に「鎌倉アカデミアを伝える会」は、開校の地である鎌倉市にある光明寺で70周年の記念祭が開催されました。

鎌倉アカデミアは1946年5月、産業、演劇、文学、映画の4つの学科で開校され、講師陣は鎌倉周辺に住んでいた第2代校長三枝博音や作家の高見順さらに考古学者の三上次男などの務めていた。しかしながら資金不足が続いたせいもあり、1950年9月にわすが4年半で廃校となってしまった。
その後、第2代鎌倉アカデミア校長であった三枝博音氏は、1956(昭和31)年から横浜市立大学の文理学部長を務めながら昭和36(1961)年には横浜市立大学第4代学長に選出された。三枝博音氏は温厚で勤勉な人柄のため、教職員や学生たちらの信頼や期待が集まったが、誠に遺憾なことながら、学長就任わずか2年後の昭和38(1963)年、国鉄鶴見事故(横浜市鶴見区)に遭遇し、71歳で惜しまれながら他界してしまった。
詳しくは、横浜市立大学の平成25年に行われた『第4代学長三枝博音没後50年記念事業』にかかれていますので以下のURLを参考にしてください。
http://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/pr/press/131010.

今後、この幼い子供たちの思い出や記憶をもとに、さらに整理された膨大な記録や資料などで、今後も『鎌倉アカデミア』は語り継がれ『百周年』へとつながることを切に希望します。子供たちとともに未来へと『鎌倉アカデミアの記録や記憶』をつなげていきたいと心から思います。

古代ギリシャの医者ヒポクラテスの言葉には、Ars longa, vita brevis.『芸術は長く人生は短し』とありますが、Seneca said: "The arts are the servents of life; wisdom its master."..
セネカ曰く、『技芸は人生の僕であり、学智は、生き方の主人たれ』...
True happiness is centred in virtue.『真の幸とは徳に集まる』と念じながら...

遺された人々の記憶とともに、鎌倉アカデミアの百周年を夢見て...


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