久喜市長 田中 暄二(たなか けんじ) ~久喜市の発展のために~

職員一丸となって日々公務に励んでいます。

日々の公務や生活を通じ、感じたり考えたりしたことを発信していきます。

清久工業団地周辺土地区画整理事業の竣工

2014年02月15日 | 日記
長い間の懸案でした清久工業団地周辺土地区画整理事業が、このほど見事に竣工し、記念式典及び記念碑の除幕式が関係者の皆さんの出席のもと、盛大に開催されました。

思い起こせば、私が埼玉県議会議員に初当選させていただき、わずか数日後、地元の方々が集まる会合にお声がかかり、「是非、当地域の開発に力を貸していただきたい」との要望がありました。

その後、平成9年に久喜市長選挙に初当選させていただきましたが、この時も1週間を経ずして、地元の皆さんが市長室に来て「地元の開発がなかなか進まない。是非、よろしくお願いしたい」とのお話がありました。

この時は、埼玉県を代表する金融機関の関係会社が事業主体となって、開発等の事業を行う計画でありましたことから、埼玉県にもご協力をいただき、推進しておりましたが、その最中、あのリーマンショックであえなく開発計画は破たんしてしまいました。

その後、数年前から地元において、当地域の開発計画が動き出しました。

私としては、3回目の開発のチャンスであり、今回ダメならこの地域の開発は将来とも無理ではないかと考え、久喜市としても背水の陣で取り組む覚悟をいたしました。

もとより、調整区域の開発には様々な制限があり、約40haの開発はそう簡単なものではありません。

そのような中、圏央道の沿線開発について、埼玉県が「田園都市産業ゾーン」の中で、久喜市の当該地域をモデルに指定していただいたことが、この開発成功の大きな要因となりました。

事業期間わずか3年という短期間で事業完成にまで至ったことは、ひとえに地元の意見が一つにまとまったこと、埼玉県のバックアップ、事業者の熱意、市役所職員のねばり強い働きなどがあったからこそと思います。

この上は、立地企業の皆さんには大いに社業が隆盛にされ、本市への適切な納税を心からお願いしたいと存じます。

私としては、税の確保と雇用の増大がはかられることこそ、15万5千人市民に対して本事業の妥当性を示すことができると信じます。