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書道 直庵(筆耕所)

三太の里-ヤマブキ-

 淡き山の目に沁む柔き湯の身に沁む三太の里に咲ける山吹


諸沢に三太の伝説あり

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この地に大男の三太の現れたり
人々 腹すかせたる三太に 赤飯 味噌汁 漬物 酒 を用意してもてなせる
すれば 三太 わずか三日にして荒れ果てたこの地を開墾したれり
皆 大いに驚きぬ 何か御礼をとおもひて三太を探せど見つからず
三太は書き置きを残せり
「力を合はせてよき地をおつくりくだされ」と
この地の者みな喜びて その後 力を合はせてよき地をつくれるといふ
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いま この地に「三太の湯」なる温泉あり
アルカリ性単純温泉にして湯のいと柔らかければ
春の山の淡き色あひと山吹の清き色の目に優しくて
身も心もぬくもりいくこそうれしけれ
 
*常陸大宮市(旧山方町)諸沢にて 2007.4.22 13:00 撮影
            

コメント一覧

あかひと
山桜姫
おばんにござる
山吹は是 
完璧なる美しさ持てる見事な花なるとふ姫の御言葉に
感慨一入のあかひとなり
三太の湯への山道は是「山吹の道」なり
目を閉じれば
その美しく凛として楚なる色の鮮やかに浮かび来たるもをかし
あかひと
都忘れ姫
おばんにござる
をを
いとにぎにぎしき湖面渡に
都の煌めき残したる姫なるをおもふあかひとなり
いと嬉し 有難し
まさに祭の宵の如し ヨヨイノヨイ

姫の願ひ かなへたき思ひやまやまあれど
三太 今 いずこに在るやを知らず
嗚呼 残念至極に存候
テクマクマヤコン テクマクマヤコン
あかひと
hiro-photo氏
お晩に御座る
予 詳しきこと何も知らぬ輩なり
さなる哉
実のひとつだになきぞかなしき は
是 七重八重 花は咲けどもやまぶきの なりて
まさに氏仰せのとおりなり

振り返れば
画像の山吹の根元に ちひさき山吹がいくつも生え出でてあり 
予 一株を欲するも その心打ち消したり
生まれ出でたる地にて生を全うする これが自然なる と 
あかひと
ep-mode氏
お晩に御座る
をを
予も思ひ出したる
・・・やまぶきいろ・・・
黄よりも煌めきて
だいだいより赤味薄くある
その目に沁みる色

嗚呼 クレヨン クレパス のなつかしきかな
あかひと
幽黙氏
お晩に御座る
さても
氏の言葉のいと深くして
「山吹の楚として凛とした色と形」
などは まさに言い得て妙なり
嗚呼 氏の言の葉つかひの素晴らしさよ
いよいよ憧憬の念を深くするあかひとなり
あかひと
健自偉氏
お晩に御座る
今次の湖面渡も
なんと
もはや
言葉にできぬほどにて
氏の勘のいよいよ冴へて
絶好調なるを喜ぶあかひとなり

予 書き忘れしことあり

三太は民人のために水瓶をつくりて去にけり
其 黒くして臼に似たれば
民人 此を 三太の黒臼と呼べる
をを
三太黒臼 なり
山桜
う~ん、先を越され…
三太苦労す…健じいさまに先にやられてしまいました~
しかも後に続く言葉も素晴らしく…とても敵いません!
お見事です

山吹ほど天然そのものの姿でいて、園芸種に劣らない、
もう改良の余地のない程の見事な花は、他にないように
思います。 実のならない八重山吹は、賑やかな姿に
反して寂しそう…
都忘れ
元気色
「山吹」の花も大好きです
「山吹色」のも、大好きです

でも、今日は、「大男の三太さん」も好きになりました
あかひとさま、三日間で開拓される「三太さん」を、わたくしめに、どうぞご紹介願いたく

「お願い 半日でもいいから、我家の庭…お手伝いしてぇ~~~」
…って、思いました
hiro-photo
http://hryphoto.exblog.jp/
こんにちは。
山吹にも、色々な伝説やお話が有るのですね。
山吹で有名な歴史上の人物といえば、太田道灌ですが、この話に出てくるのは八重咲きの山吹のようですね。
一重の山吹には実が生ると言う事を最近知りました。
ep-mode
絵の具
小学生の時、山吹色の絵の具を見て、
良い色だなと感動したのを想い出しました。
温泉から見る山と山吹。最高の贅沢ですねー。
幽黙
伝説
いいですねぇ
そういう伝説や伝承が大好きです
山吹の楚として凛とした色と形が
そういう伝説にも似合いそうです
健じい
温泉に居んせん
http://blog.goo.ne.jp/youkaikokonokatouka
こんばんわ あかひとさん
ちょっとお留守と思ったら、温泉でいらっしゃいますか?
羨ましいかぎりでございます。
裏山のヤマブキは美しゅうございます。

三太の湯。。。初めてお聞きしました。
伝説があるのですね。

日本にも来ていた三太苦労す
開墾に精出し懐古の欧州
ああ、常陸の国のいとヨーロピアンなる牧歌の時
慈しみ麗しきやさしき民人

ですね。
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