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書道 直庵(筆耕所)

尺蛾

朝には尺とり歩む青虫の夕斑枝尺蛾となれり 丹人

あしたには しゃくとりあゆむ あおむしの ゆうまだらえだ しゃくがとなれり





二週間ぶりの更新なり

皆様には如何お過ごしなる哉
天朗らかにして気清く
心地よき秋の「白銀週間」なり

久方の休日なれば
朝の庭に水をまきてゆるりと歩みぬ

欅葉の上に
白き翅に墨痕うるはしく
身の黄の色の眼にも鮮やかなる
蛾の一羽を見つけたり







近づけど指を出だせど悠然と翅広げゆく枝尺蛾かな 丹人

ちかづけど ゆびをいだせど ゆうぜんと はねひろげゆく えだしゃくがかな





翅広げれば
左右の大き斑の
まなこに見へくるも
いとをかし

まなこの潤みて
涙あふるるがごとく見ゆるも
いとあはれなり








*画像:ユウマダラエダシャク(鱗翅目シャクガ科) 2009. 9.21 7:50 庵庭にて



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コメント一覧

あかひと
かへし
アザミ姫

更新の遅れを案ずあざみ姫にただに頭を垂るわれにあり 丹人

御心配をおかけいたすこと申し訳なく
また有難く茲に深甚なる感謝の意を表する次第に
御座候

頓首


善人殿

蝶と蛾の違ひいくつかありぬれどその蝶は「世木」また蛾は「我」と書き 丹人

蝶は日に遊ぶが多く蛾は夜に戯るものが多きと聞けり・・・
されど
「夜の蝶」なる言葉もあるに・・・^^

いと難しき問ひなるかな

頓首
酒徒善人
蝶と蛾
先日,家人が「蝶と蛾の違い」について質問されたようです。
夕食時,私に詳しい答えを聞いてきたのですが・・・
「羽を広げたまま留まっている」だけではだめだったそうです。
アザミ
安心いたしました
こんにちは。

しばらく記事の更新がありませんでしたので、
実は心配になっておりました。
お元気なご様子が分かり、安心しています。

「涙あふるるがごとく・・・」に
あかひと様のやさしさをあらためて感じ、
心が温かくなりました。
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