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花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

北の山 フィオリーナ(菫) 西洋椿 枝垂れ梅 サンシュユ ウチワノキ

2025年03月22日 | 果実・花

 暖かくなったり寒くなったりで体調維持が難しいと感じていたら案の定、風邪を引いた。ここにきて20度を超える暖かさが来た。これで風邪も治ってほしいものだ。北の方角、幾重にも重なる山並み、一番奥に見える山だけに雪が残っている。左端が冠山だ。

 玄関先の2鉢で咲き誇る花がある。菫の1種でフィオリーナだ。サントリー社の応募で頂いた花だ。フィオリーナはイタリア語で小さくて可愛らしい花の意味があるようだ。いつ見ても花があるような・・・1年中、咲き続けたいるかも。

 椿も半分ぐらいの木で咲き始めた。写真は西洋椿のようだ。ちょっと変わった感じの花、多くの花が咲く。

 以前に紹介した小梅に続いて枝垂れ梅も咲いた。剪定が上手くできてなく枝垂れ梅と言うより暴れ梅の名が相応しいか。

 蕾が黄色くなってきて開花を楽しみにしていたサンシュユ(山茱萸)がやっと咲き始めた。花をよく見るとまだ咲き始めで1,2割しか咲いていない。今度は満開を楽しみにしている。

 モチの木の下で白い花が咲き始めたウチワノキだ。シロバナレンギョウ・シロレンギョウの別名があるようだ。

 ウチワノキは漢字では団扇の木だ。面白い名と思うとともに何故団扇の木と思ったものだ。去年だったか、初めてその名前の理由が分かった。こんな小さい花だが、花の痕に平べったくそれなりの大きさで団扇に似ている種子が出来る。

花の名前は面白いものがたくさんある。連なる種子が紫色で美しいことからの名”ムラサキシキブ”、また多分、利休なら茶花として好きで用いただろうからの名”利休梅”。他にも根茎の形がエビに似ているところから付けられた”エビネ”等々。花木の名前を由来とともに知ることは楽しい。が、桜もそうだがアジサイなどの個々の名になるともうお手上げだ。桜ではソメイヨシノ・河津桜等々だがアジサイでは墨田の花火ぐらいしか知らない、しかも”墨田川”と記憶間違いしていた。


小梅 三椏(ミツマタ) クリスマスローズ 寒アヤメ 雪割草 オウレン 

2025年03月14日 | 果実・花

 茶色さが広がる中、常緑種だけが緑色を成していた庭に花々の色が見えるようになってきた。前回、紹介した小梅も多くの花が付き、白さが際立って見えるようになってきた。

 ミツマタも黄色い部分が多く見え始めた。ミツマタは多くの蕾が集まった塊が一つづつの花を成している。名は枝の別れ方が3本と言うことからのようだ。木の皮は和紙の材料に使用されてきた。利用しやすい形で多くの木が根元から伸びている。

クリスマスローズも多くの花が見えるようになってきた。そして獣対策用のフェンス沿いには水仙の花が広がる。

 2月の花と聞く寒アヤメがやっと一輪咲いた。今年は多くの花の開花が遅れているが寒アヤメもその一つのようだ。花茎が短かいのが特徴だが花弁はそんなに小さくない。

 待ちに待った雪割草がやっと咲き始めた。雪割草の名があるが開花は例年3月に入ってからだ。春先の花としては珍しく先ず大きな葉を拡げた後に花を付ける。

 オウレンも咲き始めた。NHKの朝ドラ”らんまん”の牧野富太郎博士の母が好きだったと演じられたことでかなり名が広がったのではないかと思う。可憐な花だ。

 我が家で春先の花と言えばこのオウレンと雪割草そして一時は絶えていた節分草だ。そして、木の花では山茱萸と蠟梅だ。蝋梅は枯れかかり、ここ2年ほど花を付けていない。来年に望みを託したい。まだ寒さの残る今の時期、これらの花が咲き揃うと春になったと思う。寒いのに滅法弱い私だがこれらの花を見つけると・・・、と悪友に話し始めると”ちょっと待て、弱いのは寒さだけと違うだろ、夏の暑さにもクーラーにもそして風にも”、と並べられた。・・・。


朝焼け 春を告げる花々 セツブンソウ 福寿草 椿(侘助)クリスマスローズ 梅

2025年03月05日 | 果実・花

  日の出30分ほど前の東の空。朝焼けの中、金華山の岐阜城がくっきりと見える。

 今回は春を告げる花々を並べてみた、先ずは節分草(セツブンソウ)だ。毎年、咲いていたセツブンソウが枯れ、昨年、新たに購入した苗が今はまだ鉢で咲いている。可憐な花、春先の花に相応しい。

 春を告げる草花としてポピュラーとも言える福寿草も咲き始めた。福寿草は夜は花びらを閉じる。最初の写真は夕方に写したものでもう花が閉じ始めている。そして夜明けと言うか日の出とともにまた開き始める。先日、発見(?)と言うほどのものではないが、雨の日は花びらを閉じたままだ。花弁を守るためかもしれない。

 椿の1種、侘助も咲き始めた。侘助は普通の椿のようには花びらを開かず、8分咲きと言うところで落ちる。茶人に好まれる花のようだ。

 クリスマスローズも咲き始めた、たくさんの蕾が見える。クリスマスローズはクリスマスの頃に開花する種ヘレボレス・ニゲルの呼称だが日本の園芸市場では今の時期に咲くレンテンローズそしてハルザキクリスマスローズなどもクリスマスローズの名で出回っているようだ。

 梅がやっと咲き始めた。我が郷はお茶だけでなく梅の里としても知られている。例年なら2月中旬頃には咲き始める梅、今年は2週間以上遅れての開花だ。

 朝の散歩道には梅の木が多い。散歩時に会う人々との挨拶が”寒いな”からこの頃は”梅がなかなか咲かんな”に変わっていた。”春告草”の別名がある梅、みんな梅の開花を心待ちにしているのがわかる挨拶だ。毎年、梅と桜の競演を見たいと思うのだが引っ越してきて15年、1度だけわずかだが重なった年があった。今年は、と期待するが・・・桜は2月1日以降の日平均気温の合計が400度を超えると開花すると言われている。2月に雪が多かったので桜の開花も大きく遅れそうだ。では子供の頃がそうだったように桜の4月初旬の満開を楽しみにするか。

 


紅葉モミジ カマツカ ブルーベリー ドウダンツツジ 老爺柿 棒樫の剪定 ユキヤナギの返り花

2024年12月19日 | 果実・花

 寒くなるのが遅れたため、今年の紅葉は3週間ほど遅れている。モミジは以前に紹介した木だが、やっと散り始めた。手前にあるのはニシキギだ。2枚目のカマツカも黄色くなって来た。木の材質が堅く、昔は鎌などの柄に使用された木であることからの名で漢字では鎌柄だ。小さい実がたくさん生り赤く熟し最後は黄葉するので庭として長く楽しめると勧められ植えたのだが、実は鳥かヒヨドリの餌となりいつの間にか無くなる。

  

 こちらはブルーベリーとドウダンツツジだ。ブルーベリーは種類により実る時期がかなりズレるので長期間、実を味わえる。ドウダンツツジは前回、紹介したナンジャモンジャやモミジと同じ場所に植わっている。紅葉・黄葉する木をまとめたようだ。

 これも以前に紹介した老爺柿だ。最初が雄柿で2枚目が雌柿だ。老爺柿と記したが正しくは老鴉柿のようで、雌柿が黒く熟することからカラスになぞられて命名されたとのことだ。老鴉柿は雄木は常緑種で雌木は落葉樹。雌柿は葉が散り尽くし、黒く熟しつつある雌柿だけが見える。長く楽しめる木だ。

 茶の木を1本だけ植えている。収穫用のお茶の木のように刈り込まないため、今頃から多くの花を咲かせる。お茶の木はツバキ科ツバキ属の木で、晩秋から冬に掛けて花を付ける。椿に比べると花数は多いが花は小さい。

 紅葉が遅れたため、まだ紅葉する木々は剪定が出来ず残っている。写真は剪定の済んだ棒樫だ。棒樫は使用方法から来た名で木はアラカシ(粗樫)だ。樫の木は硬く強い。そのため、早い時期に刈り込むと年内にまた芽吹く。10月に入れば大丈夫と教えられていて、今年は10月末に剪定した。

 間もなく冬至と言うこの時期に連なるように咲く花を見つけた、ユキヤナギだ。ユキヤナギは本来、3月以降春先に花を付ける木で例年なら今頃は紅葉している。ユキヤナギはポツポツと返り咲きの花を見ることが多いがこれほど連なって咲いているのは珍しい。

 狂い咲きと呼ばれていたが近年は返り咲き・返り花(帰り花)の言い方が使用されているようだ。この地に引っ越すまで返り咲きはとても珍しい現象と思っていた。が、桜などは何本かの木では毎年必ずと言っていいほど返り咲きの花を見る。また、このユキヤナギもそうだがプラム・桃・モクレンの他、梅の木でも見たことがある。桜は秋口に台風などで葉が散った後で暖かい日が続くと春と勘違いして花が咲くと言われている。今年は例年になく多くの花を見た。異常気象と言える今年、秋の花は彼岸花に始まり多くの花々の開花が遅れたことも影響したか返り咲きの花は多かった。また紅葉もかなり遅れた。今年は夏から冬になったようで秋が殆どなかったと言われる。老齢の身には体調管理に苦労した年になった。来年は春夏秋冬を普通に楽しめる年であってほしいと願っている。

 

 


 モミジの紅葉 槲(かしわ)の木 椿2種 リリーの1種 枇杷のつぼみ 虹

2024年12月05日 | 果実・花

 庭木の剪定を進めている。毎年のことだが12月に入って残っていると少々焦る。常緑樹からやり始め、落葉樹に移るのだが今年はモミジなど紅葉するのが遅く、落葉樹はほとんど残っている。やっと少し赤くなって来たモミジだ。上に張り出す大きい木はナンジャモンジャ、こちらもやっと黄色くなってきた。

  

 こちらは家の西側にあるモミジで紅さが増した。奥に見えるのは剪定の済んだ槲(かしわ)の木。槲の葉は今の時期に枯れるのだが枯れても落ちず木に留まる。来春、新芽が芽吹くと安心したかのように散り始める。男の子の節句にかしわ餅で祝うのは”新しい葉が出るまで古い葉が落ちない”、ここから来ているようだ。

  

 椿がボチボチと咲き始めた。例年なら早い木は10月初旬には花を付けるのだが今年は3週間以上遅かった気がする。

  

 鉢植の花だ。ガーンジーユリの名ではないかと思う。この手の花は種々あり名前がわかりにくい。名前がわからない花はグーグルのカメラ検索で探すのだがこれに似た花はたくさんあり、”おそらく”の名だ。

  

 ビワの蕾が出来始めた。植物に関心を持ち始め、凄いと思った木の1種だ。感心するのはその強さ、ビワは今が蕾の出来る頃で12月から1月に花が咲く。木の花で真冬に咲くのはあまり知らない。そして実が見え始めるのが2月、3月から4月になればしっかりとした実になる。熟すのは6月、寒くなるころに蕾を付け、熟するまで7,8ヶ月を要する。真冬に蕾から花そして実になり熟す、しっかり味わって頂きたい。

  

 11月の終わりに虹が掛かった。手前の木はプロが剪定してくれた欅、その向こう北の方角に出来た。しゃれではなく、2時過ぎの光景だ。七十二候では虹が出始める頃が4月半ばで、虹が出なくなる頃とする”虹蔵不見(にじかくれてみえず)は11月の20日過ぎだ。これが今年最後の虹かも、と思うと感慨深い。