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花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

八重の枝垂れ桜 ハナズオウ ドウダンツツジ ヤマシャクヤク 白雪草 牡丹

2025年04月23日 | 果実・花

 ソメイヨシノ前線が北上し桜の情報を聞かなくなったころに八重桜は満開になる。まだ山桜が高い山には残っているのが見えるが山登りをしない私には今年最後となるだろう桜が玄関脇で満開になった。家を建てる前に植わっていた枝垂れ八重桜だ。去年ぐらいから花数が増えた。早く咲く桜が羨ましくもあるが有終の美と言うことで。

 ハナズオウの花が咲き始めた。一時、枯れかけたがひこばえが育ち以前の形まで復活した。鮮やかな明るいピンク色が青空に美しい。

 ドウダンツツジも多くの花を付けるまでになった。近くのお家で10数本が綺麗に剪定されているのに憧れて、道沿いに2本植えた。花は多く咲き始めたが剪定はまだ全然だ。今年はもう少し上手く刈り込みたい。

 可憐な花を2種、紹介したい。先ずはヤマシャクヤク(山芍薬)だ。毎年、一輪か二輪の花だが花弁の中が美しい。

 そして、こちらは白雪草だ。すらりと伸びた茎の先に真白き可憐な花を付ける。こぼれ種で広がるようで毎年、増えているように思う。似た名前の花でハツユキソウと言うのがある。葉も一部が白く、雪を被ったように見える。特に遠目に美しい。

 庭の一角、大きな花が咲いた、牡丹だ。花が茎に比して大きくて八重で重たいため添え木を立てないと倒れてしまう。奥にもう一つ、蕾があり今年は二輪、楽しめそうだ。

 “立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”と言う美しい女性の姿を花にたとえた言葉がある。が、元々は生薬の用い方をたとえている、と言うことを聞いたことがある。一例を挙げると立てば芍薬はイライラと気の立っている女性を意味し、芍薬の根で改善されることからの言葉のようだ。でも、やっぱり今ではこの言葉は美しい女性の姿をそれぞれの花が言い得て妙、と思える。すらりと立つ芍薬、どっしりと座った牡丹のような姿、そよそよと揺れる百合の花のように歩く後ろ姿、どれをとっても女性らしく美しさを感じる。今はその姿を見ることもないが・・・。


白い花の菫 椿4種(卜伴、斑入り)紫大根花 ネモフィラ アミガサユリ 木瓜の花

2025年04月15日 | 果実・花

小さい白い花が広がった。スミレの1種の様だが名前はわからない。金木犀の木の下から広がっている。手前の花はチューリップだがまだ蕾だ。

 今回も椿の花を4種紹介する。1枚目は木の上部で咲いた大きな花で塊の斑入りの花だ。2種目はピンク色の花だがこの木、他の花はもっと濃く赤に近いピンク色だ。色が混じる木のようだ。

 3種目は卜伴がある花だ。卜伴椿の木は何本かあるかどれも似ている。そして白い花だ。この椿、わかりにくいがピンク色の筋状の斑入りの花だ。

 広がっている花がある、紫大根花だ。三国志で有名な諸葛孔明が戦争の前線で軍隊の糧食を賄う一助として栽培したことに由来する諸葛菜の別名がある。

もう1種、広がっている花があるネモフィラだ。写真は鉢植えされたものだがあちこちで咲いている。近年は一面ネモフィラを売り物にしている場所もあるようだ。

  毎年、同じ場所で同じ時期に芽を出し咲く宿根草と言われる花の類は多い。これもその一つアミガサユリだ。ユリの花が網目状の模様になっていることからの名だ。が、花は下向きに咲く。毎年、カメラを差し込み、下方から写している花だ。

 3種目のボケの花が咲き始めた。毎年、一番遅く咲く。

 織田信長は7種の家紋を持ち、使い分けたようだ。その中で、最も知られているのが”織田木瓜”で木瓜紋(もっこうもん)と呼ばれている。木瓜紋の謂れは瓜の輪切り・鳥の巣・木瓜の花の図案化など諸説あるようだが子孫繁栄や縁起のよいものにあやかろうという精神が込められているようだ。木瓜の連なる花が子孫繁栄を思わせたのかも知れない。

 

 


ユキヤナギ 椿4種 ゆすら梅2種 ワサビ シラネアオイ ジャコウアゲハのサナギ

2025年04月10日 | 果実・花

 ユキヤナギが満開になった。好きな花のようであちこちに植わっている。1枚目は前に道に接する入り口から北東の角まで植わっている。2枚目の写真は駐車場から畑へ入る通路の両側の光景だ。

 椿は早いものでは昨年の10月頃から咲き始める。が、多くの木が花を付けるのは3~5月と言うところだろうか。1枚目はやぶ椿の花だ。

 椿は一重から八重更には斑入り・卜伴(ボクハン)まで多くの花がある。花の大きさも小さい花の侘助から大きいものでは10cmを超えるものまである。

 ゆすら梅も満開に近づいた。子供の時に食べた郷愁を誘われる実は赤かったが今は白い実もある。手前の木が白い実が生になる花で、奥の赤い実が生る花は少しピンク色がかっている。

 滋賀県の沢にワサビ取りに20年近く通ったが一昨年で終えた。沢伝いに上るのが怖くなってきたためだ。それでも花は見たいと植えていたワサビ、今年も花を付けてくれた。

  シラネアオイ(白根葵)の花も咲き始めた。大きな4つの萼片が特徴で緑の葉と紫の花が相まって美しい。和名は日光白根山に多く、存在することからの名で山芙蓉の別名もある。

 4月に入り、暖かい日が続くようになってきた。1枚目の葉の上に転がっているのは越冬したジャコウアゲハのサナギだ。

 ジャコウアゲハは年に3回ほど卵→幼虫→サナギ→蝶のサイクルを繰り返すが10月半ばから11月にサナギになったものはそのまま、越冬する。ジャコウアゲハの幼虫の餌となるウマノスズクサは毒性があり、サナギはアリとかに襲われることはないと書かれているがやっぱり食べられる。そのため越冬期に入ってから発見したサナギは確保して空いた菓子箱の中に収納して冬を超える。そして、4月に入ると2枚目の写真のように板に張り付けて立てて置くと中旬ぐらいから羽化し始める。

 が、羽化を始める頃に心配になるのはウマノスズクサの成長具合だ。幼虫がウマノスズクサしか食べないため、当然ジャコウアゲハは伸びたウマノスズクサに卵を産み付ける。孵化した幼虫が食べられるぐらいにウマノスズクサが成長していることが重要だ。もう一つ心配なのは羽化時、雄雌が上手く混じっていることも重要だ。ウマノスズクサの成長と羽化時の雄雌の数、春先の心配事の一つだ。他に心配することないの?と言われそうなので誰にも話さず静かに見守る。他の心配ごとは?・・・頭痛がよく起こる。

 

 


2025年 大津谷の桜 最後の見頃4月8、9日か

2025年04月07日 | 果実・花

 桜並木は美しいものだが山の辺の道にポツンと咲く桜も良いものだ。今年は梅の開花が遅く桜との重なりを期待したが・・・唯一八重の梅が残っていた。背景に冠山の残雪が見える。

 大津谷への道を上ると桜並木が広がる。山間にポツポツと沸き立つように咲く山桜がキレイだ。

 キャンプ場の入り口の桜は満開だ。桜の満開は8割が咲いたら言うようだがここは蕾を探すのが難しそうだ。キャンプ場も満開だ。

 枝垂れ桜を2本、紹介したい。キャンプ場の駐車場からの入り口に咲く枝垂れ桜だ。そして谷川の堰の上に広がる枝垂れだ。こちらは散り初めか青葉が見える。

 ソメイヨシノでも真ん中部分が白い花もあるがこれは濃いピンク色だ。

 川の右岸左岸は上流から眺めて言うがこれは車の走らない右岸の桜だ。のんびり歩けるのが良い。そして、橋の上から上流を見た光景だ。

 そして車道路に。こうして見ると道路の半分以上、桜の花が被さっている。

 今週は明日・明後日の8,9日が初夏のような天候になるとか。木曜日10日からは天候が崩れる予報だ。朝の散歩、桜と言う目的があるとしんどさを忘れる。遠くからだんだん近づく楽しさを味わって歩きたい。


お気に入りの光景 シデコブシ モクレン 土佐水木 カタクリ

2025年04月02日 | 果実・花

 私の好きな光景を2つ。1枚目は花々の重なる景色だ。黄色い花は土手で咲く山茱萸(サンシュユ)、その手前はユキヤナギだ。左に椿、右は赤い葉の目立つ南天だ。2枚目の写真は右に槙、左は利休梅、真ん中の奥はニッキの木で手前で花の咲いているのがシデコブシだ。間もなくシデコブシに代わるように利休梅が咲く。

 上の写真の真ん中に見えたシデコブシだ。青空に短冊状の花弁がキレイだ。

 家の西側に咲くモクレンだ。

 木の花が続く。こちらは土佐水木だ。大写ししても花びらの形状を説明しずらい花だ。

 春ど真ん中を感じさせる花は何だろう。木では桜だと思うが草花は?我が家ではこの花、カタクリの花だ。北の土手にチラホラと咲き始めた。欅の傍では3つの花が重なって咲いている。

 こちらは欅の木の根元で咲いたものだ。奥にもう1株1枚葉が見える。カタクリは2枚の葉が揃わないと花茎が出来ない。来年の楽しみだ。もう一つは牡丹の根元で咲いたカタクリだ。

 カタクリは深く根を張るため植え替えるのは難しい。そのため出来た種をあちこちに撒くのだが先ず根が付くのが少ない。また、芽生えても1枚葉の期間が2~3年ぐらいあり、3,4年目にやっと咲く。カタクリの花が好きなのは先ず蕾が鶴の嘴みたいで楽しく、蕾と2枚葉とで池に浮かぶ姿に見える。そして咲くと羽を広げたように見え、美しい。毎年、”今年は何輪咲いた”と数え楽しんでいる。10輪を超えたのが3,4年前、さて今年は?