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花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

木瓜の花(ピンク色)杏子 シデコブシ 団扇の木 ワサビ 池掃除

2024年03月23日 | 果実・花

 山茱萸を中心に花々が重なり合う場所がある。ベランダから東に見える光景で毎朝、ストーブ用の薪を持ち込むときに、つい立ち止まる。真ん中にユキヤナギ、左に10月から咲き続けている椿、右側に赤く見えるのはひとりばえの南天だ。バックにサンシュユ、その向こうにプラムの木が見える。他所の木だが間もなく白い花を付けて最終形になる。手前の池の近くでミニ水仙が隠れるように咲いている。白い花は沈丁花だ。

  

 前回、紹介した深紅の木瓜に続いてピンク色も咲き始めた。深紅に比べると花は小さいようだ。

  

 見上げると可憐な花が咲いている、杏子の花だ。土手にあるのだが1度枯らしたがまた芽吹きし、こんな花を付けてくれるまでになった。そして、シデコブシだ。昨秋に大きくなり過ぎた木をかなり刈り込んだため、花数は少ない。が、存在感のある花で目立つ。

   

 枝がゴチャゴチャになってきた団扇の木(ウチワノキ)だ。なぜ、この名?と思ったものだが昨秋に初めて種を付けたときに解決。種が団扇の形をしている。種が可愛い花は長く楽しめていい。利休梅の種子も六角形で面白い。

   

 雨の時に駐車場の雨水を流すために造った溝。ワサビ狩りに行った時に持ち帰った根っこを植えていたらここまでに育った。ワサビは花が咲くと辛みが薄くなるようだ。花は4枚の花弁が十字に咲く。

  

 金魚とメダカを飼い始めてから12,3年になる。今では金魚用の容器は大小6個となった。メダカは寿命が3,4年と短いためそれほど増えることはないが金魚は長生きで今は1年生・3年生まで・10年まで、そして10年以上と分けて飼っているが150~200匹ぐらいに増えた。

  

 金魚の池は6個とも水をポンプで回している。が、それでも1年に2回の大掃除が必要だ。晩秋は寒くなる前で良いのだが、春は卵を産む前でまだ寒い3月中旬ぐらいまでにやる必要がある。更には水を回しているので1日で終わるのを目標としていて5,6時間だが結構、きつい作業になる。今年は16日が20度を超える暖かい日になったので急遽、頑張った。案の定、過労からか体調を崩し明くる日の夕方から風邪の症状に。喉が痛く咳がひどいこともあり、月曜日にかかりつけの病院に。身体のバイオリズムの問題か、ほぼ2ヶ月ごとぐらいにお世話になっている。が、今回は2月にもお世話になっていて間が1ヶ月。動くのも辛くちょっと落ち込みながら桜の開花を待っている。


四季桜 小彼岸桜 サギの巣 ネコヤナギ 春蘭 山茱萸

2024年03月18日 | 果実・花

 3月も彼岸入りを迎えた。ソメイヨシノ桜の開花を前に三寒四温の日々、体調を維持するのが難しい。日の出の位置がかなり北に寄った。右側に見える山が岐阜城のある稲葉山だ。桜は四季桜、寒中も咲き続けた四季桜も春になり若葉が見え始めた。

  

 近くの熊野神社の北側に数本並ぶ桜、小彼岸桜ではないかと思っている。

   

 その神社の鳥居前にそびえたつ欅の木、鳥の巣が2個見える。毎年、今頃になると何処からか集団でやって来て巣作り、そして卵を産むサギの巣だ。喜ばしい出来事ではあるが鳴き声が何ともうるさいらしく、近隣の人には”また、この時期になった”と嘆きの声も。

  

 金魚・メダカを飼う池の前のネコヤナギだ。池傍の直植えの木は枯れたが念のために予備として植えていた鉢植えで生き続けている。

   

 春山の使者と勝手に呼んでいる春蘭が岩陰で咲いた。徳島県に住んでいた頃、春になるのを待ちかねてイタドリ・ワラビ狩りに山に入った。その時、ところどころで咲く春蘭に春を感じたもんだ。60年昔の話だ。

   

 山茱萸(サンシュユ)が今年も可憐な小さい花をたくさん付けた。春先の木々の花は葉がない状態で咲くので眼につく。

  

 山茱萸(サンシュユ)を知ったのはこの地へ引っ越した時だからもう十数年前になる。その時、思い出したのはひえつき節、♫庭のサンシュウの木~だ。何も疑わず、山茱萸(サンシュユ)の木だと思い込み、サンシュユはポピュラーな木だったかと思ったものだ。が、今年になりひえつき節は”山椒”で、これをサンシュウの木と歌っていると知り合いから教えられた。間違えたまま閻魔様に合わずに済んだ、ありがとう。

 山茱萸(サンシュユ)は生薬で時々、CMで聴く頻尿・残尿感の軽減に効くとされる漢方薬八味地黄丸にも処方されている。他にも身体を温め、滋養強壮・疲労回復にも効果があるようだ。ヒヨドリも好物のようで毎年、収穫を争うことになる、負けないようにしなければ・・・。朱く熟れる秋の実りの頃の戦い、今から意気込むことはないのだが・・・。


椿2種 土佐水木 沈丁花 木瓜(赤)利休梅の花芽 カタクリの芽生え 

2024年03月12日 | 果実・花

 三寒四温、正しくこの頃の天候がそれである。だんだん暖かくなるのはうれしいがこれだけ気温が動くと身体が悲鳴を上げている。季節の変わり目の試練か。昨年10月中旬に咲き始めた椿、今もこんなに花を付けている。

  

 こちらは3月に入るか入らないかに咲き始めた椿だ。花弁の形からすると西洋椿のようだ。小さい花だが毎年、多くの花を付ける。

    

 こちらは土佐水木(トサミズキ)だ。マンサク科の花で3月初めごろから咲き始める。自生しているのは高知県(土佐)だけとのことからこの名前のようだ。房状の花が楽しい。

  

 沈丁花も咲き始めた。ジンチョウゲの呼び名が多いように思うがチンチョウゲとも言うようだ。漢名沈丁花は香木”沈香”の香りと似ていることのようだ。金木犀・梔子(クチナシ)と並び、三大香木に数えられている。

   

 大阪弁なら叱られている(ボケー!)ような名前、木瓜(ボケ)の花が枝に綺麗に並んで咲いている。小枝にこのような咲き方をする木の花は珍しいのではないかと思う。木瓜の花は色々あるが、深紅の花は存在感がある。

   

 三寒四温は身体的には耐え難くあるが、春が近いことも感じさせてくれる。この時期、春を探すのも楽しいものだ。蕾は利休梅だ。これがもう少し伸びるとともに膨らむ。そして、カタクリの芽吹きだ。カタクリは先ず葉を出す。これが2葉の場合はその後に花茎が伸びてくる。1葉はどんなに大きな葉でも花茎は出来ない。どの葉に花が付くか、観察に楽しみがある。

  

 日の出が早くなるとともに目覚めの時間も早くなった。現役時代、日中の長さぐらいは気にしていた。が、日の出の位置がこんなに移動することを意識することはなかった。現役を退いてから太陽の動きの他、今は収まっている偏頭痛の関係もあり天候にもかなり注意がいくようになった。その天候で”南岸低気圧”なるものがある。”秋から春にかけて、前線を伴う温帯低気圧が本州の南海上を北東進し、広い範囲に降雨・降雪をもたらす”もののようだ。この言い方、以前からあった?と調べてみた。以前は太平洋低気圧や南海低気圧と呼ばれていたようだ。台湾の近くで発生したものが台湾坊主と呼ばれていたのもこの時代のようだ。ところで、この低気圧の名前、”弾丸低気圧”と覚えてしまい、すごく早い動きの低気圧かと思っていた・・・お恥ずかしい話です。


春先の草花 ミニオドリコソウ イヌフグリ ぺんぺん草 ホトケノザ 土筆

2024年03月04日 | 果実・花

 なごり雪とは春になっても残っている雪と春に降る雪の2つの意味があるそうだ。先週、後者に当たるのだろう”なごり雪”が降り、薄くだが積雪した。写真は桜に雪ならぬ梅に雪と言うところか。イルカさんの大ヒット曲”なごり雪”は♫なごり雪も降るときを知り・・・とあるので後者の意味での歌詞か。ヒヨドリが2羽、手水鉢に来た。春だと言うのに、と言いたそうな・・・。

    

 今回は野の花を探した。先ずは春を菜の花とともに代表するとも言える土筆である。岐阜県は大きな河川が多く春先、河川敷は菜花の1種からし菜と土筆が多くみられる。近年は少なくなった土筆採り、それでも土手に人影が点々と見える様は楽しい。

  

 散歩道、にょきにょきと伸びた草花が見える。踊子草の1種ミニオドリコソウだ。少し花が見えるがこの後、1周するように花が咲く。このにょきにょきの生え方が面白く春先、おっ、と思わせてくれる花だ。

  

 そして、よく見かける花イヌフグリだ。大きな声では言いにくいような名前だが、名付けた人はよっぽど犬を可愛がっていたのだろう。が、可愛い花が少しかわいそうな気がしないでもない・・・。

  

 名と言えばこちらもちょっと、である。通称ぺんぺん草だ。種子が出来たときに回すと種子どおしがぶつかり合い、ペンペンと音がするからという説と江戸時代、近江商人が何もかも持って行き、通った後は草花さえないの2説ある。正式名はベンケイナズナで春の7草の1種に数えられている。

  

 最後は野草にしては厳かな名ホトケノザ(仏の座)だ。ナズナとともに春の7草に数えられているホトケノザとは別種でサンガイグサの別名があるようだ。7草のホトケノザはコオニタビラコの別名を持つようだ。

  

 偏頭痛で一昨年の9月から1年以上、苦しんだ。が、毎月の注射で雨降りなど天候の悪い日だけの痛みとなり、更にこの天気通も漢方薬No31呉茱萸湯で収まっている。すっかり漢方薬信者となった。春の7草粥も何か効能があるのでは、と調べたがこれは食べることで長寿や無病息災を願ったとのことだったようだ。漢方薬の会社と言えば”ツムラ”ではないかと思い、同社株を僅かだが購入した。が、この爆騰とも言える株の上がり方の中でも同社は静かだ。漢方薬だけにジワリジワリ・・・。