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花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

ススキ マルハルコウソウ ヘクソカズラ ゲンノショウコの白と赤色の花 ナナカマド プラムの花と桜花 狂い咲き(帰り花)

2020年09月24日 | 果実・花

 あの灼熱の夏は何処へ、と思わせるような今週、台風来襲の影響もあり涼しい日々だった。季節はすっかり秋に移り変わったようだ。秋の代表草花ススキが若々しい姿で爽やかな風に揺れている。

  

 秋空の下、散歩コースでは田畑を守るフェンスに可愛い花が咲いている。今が盛りのマルハルコウソウそしてヘクソカズラの花だ。マルハルコウソウは以前にも記したが今が花の盛りのようだ。ヘクソカズラ、見るたびにいくら何でもこんな名前、よく付けたものだと思う。漢字だと”屁糞葛”だ。もう一つ、花言葉は”人間嫌い”だ。

  

 ゲンノショウコも今が盛り、庭・畑でたくさんの花が咲いている。小さい可憐な花だ。中心から放射状に花弁を走る線がアクセントになっていて綺麗だ。

  

ナナカマドの花が咲いた。あれっ、春にも咲いていたような・・・。調べて見るとやはり6,7月の花のようだ。でも、今も盛りのように咲いている。

  

 こちらも咲いている。プラムそして桜だ。この地に来て初めて今頃に咲いているのを見たときは驚いたものだ。が、これらの花が今頃咲くのは珍しいことではなく、多い少ないはあるものの毎年咲いている。

  

 季節外れに咲く花は一般的には”狂い咲き”と言われる。”帰り花”とも言う。が、帰り花は初冬の季語にもなっている。と言うことは11月初旬ごろに狂い咲きしている花だけを帰り花と呼ぶのが正しいように思える。でもこれだけ毎年咲くと狂い咲きもないだろうと思うのだが。狂い咲きは季節外れに花が咲くことの意味の他、もう一つ”盛りを過ぎたものが、ある一時期、勢いを盛りかえす”の意味もある。盛りを過ぎたのは間違いないが勢いを盛り返すことはなさそうだ。そうだ、自分がするのではなく盛りを鑑賞する側でも良いか。狂い咲きの花、美しい。


恵那山 葛の花 クコの花と実 エビス草 ジャコウアゲハ

2020年09月19日 | 果実・花

 朝晩はすっかり秋の気候になってきた。そして虫の鳴き声も風も風景にも変化が見える。写真は朝霧の浮かぶような姿を見せる恵那山である。リニア新幹線の停車駅中津川市の近くにある山でここから約50Kmの距離がある。右下が岐阜市街地になる。

  

 葛の蔓が我が物顔で伸びる季節である。散歩道、木に覆いかぶさる光景がである。梅・プラムなどの木がこの下に隠れている。そして葛の花である。綺麗な花なのだがこの光景は木々のことを思うと居たたまれない。

  

 クコの花である。西側のフェンスの外で咲いている。紫色の可憐な花である。もう少し熟れた実を収穫しクコ酒にしたり干してお茶に入れたりする。

  

 畑・庭のあちこちで橙色の花が咲いている。エビス草である。この花の後、長い鞘の実が出来る。このまま初冬までおいておき鞘ごと実を収穫する。我が家の年の暮れはこの鞘から実を取りだす作業が年末最後の仕事でなる。

  

 今年はジャコウアゲハがたくさん飛んでいるのを見かける。ジャコウアゲハはウマノスズクサが好きと聞く。ジャコウアゲハが来てくれることを願い、ウマノスズクサはたくさん植えてある。先日、何気なくウマノスズクサを見上げた。

  

 いる!ジャコウアゲハの幼虫がいる、あそこにもここにも!一昨年、観察したがサナギから蝶に孵るのは4、5日かかったように記憶する。毎日、幼虫を見上げる日が続きそうだ。

  

 ジャコウアゲハに限らず今年は蝶がいつもの年より多いような気がする。モンシロチョウ・黄紋白蝶、アゲハ蝶もクロアゲハ・キアゲハそしてアオスジアゲハも飛んでいた。以前にも書いたように思うが森進一さんが歌った曲で“花と蝶”と言うのがある。♫花が女か 男が蝶か 蝶の口づけ うけながら 花が散るとき 蝶が死ぬ そんな恋する 女になりたい”、川内康範氏の作詞である。昭和の時代は男性が女性の心を歌った曲がたくさんあったようだ。私の好きな歌でもたくさん思い出す。”後ろ姿”・”ホテル”等々・・・”私祈ってます”なんてのもあった。全て女性の気持ちが歌詞になっている。女性の気持ちがわかったような気持で歌っていたのかもイヤ・・・何れにしても50年近く前の話である。


高砂百合 タラの花 花オクラ 風蝶草 コスモス シロガネヨシ(パンパスグラス) 

2020年09月11日 | 景色

 夏が終わり、秋の気配をあちこちで感じられる季節になった。蝉は賑やかなアブラゼミ・クマゼミからツクツクボウシに変わり、もうすぐヒグラシも鳴くだろう。朝晩に吹く風が爽やかになった。”爽やか”は秋の季語らしい、今年は特に、その意味がわかる。そして草花も秋の花に変わりつつある。我が家では今年最後の百合が咲いている。高砂百合だ。強い花で年々、増えている気がする。

  

 春の山菜であるタラの木も大きくなり小さい花が広く咲いている。この後、花とともに大きな葉も落ち、刺々しい棒(茎)だけが残る。

  

 畑に咲く花も少なくなって来た。ニガウリそして薬草ゲンノショウコの小さな花は見えるぐらいだ。そんな中、大きな花が見える。花オクラだ。オクラも同じような花だが花弁の大きさは半分ぐらいだろうか。花オクラ、手のひらよりも大きい花もある。

  

夏の初めから咲き続ける花は幾つかあるがこれもそうだ。風蝶草だ。後から後から新しい芽が出て伸び、今もこんな大きな花束を見せてくれる。秋の代表花とも言えるコスモスもあちこちで咲き始めた。コスモスで困るのは茎が大きく伸びるが根元が弱く、風でよく倒れることだ。台風9.10号でたくさん倒れている。早く起こしてやらないと倒れた状態で花茎が上方に伸びる。

  

 穂が多いススキのような草花がある。”お化けススキ”の名もあるシロガネヨシだ。英名のパンパスグラスで呼ばれることも多いそうだ。鬼門と言われる北東の角で育つが、道に面しているため通る近所の人が振り返ってくれる。これで鬼の目をくらまし本柚子・茱萸の棘で鬼を追い払うか。

  

 今年の夏は暑かった。が、梅雨明けが遅かったこと、比較的秋への移行が早かったことで暑い期間は短かったように思う。それでも猛暑日が何日も続き参った。新型コロナで安易に出掛けられない夏・猛暑日が続いた夏、忘れられない年になりそうだ。体調が優れぬ夏でもあった。梅雨明け間近の7月末頃から体調を崩し、風邪らしき症状で3度、医者にかかった。新型コロナで閉じこもった今年の夏、最も通ったのは病院かも知れない。


クワンソウ ガマの穂 ホトトギス クルミの実 ナツメの実 リュウゼツラン(竜舌蘭)

2020年09月04日 | 景色

 ”残暑”、”残暑”と騒がしくしていたら安倍首相の退陣でまた大騒ぎ。そして週末近くになり今度は台風、太平洋の日本海域の海水温が例年に比べ非常に高く30度(例年は27度前後)、台風が衰えることなく上陸の恐れがあるとか。あまり被害が発生しないことを願うしかない。クワンソウが咲いた。ノカンゾウに似ているが少し花弁が大きい。

  

 池のガマ、今年は穂が出ないかと心配していたら鉢植えのガマに穂が出ていた。生まれ育った徳島県の吉野川沿いにたくさんガマの穂が出る池があった。ガマの穂はその光景を思い出させる。ホトトギスの花が庭の方々で咲いている。

  

 家の土手に一人生えしたオニグルミが大きく育った。が、毎年のように毛虫が付き無残な姿になっている。クルミの木には必ず付く毛虫がいるようで毎年このような姿になる。今年は多くの実が見える。以前は川沿いにクルミの実を採りに行っていたが今年はここで十分、収穫できそうだ、

  

ナツメの実も収穫期を迎えた。ナツメは冬に葉っぱを落とした後、新芽が出るのがとても遅い。5月終わりから6月初め、枯れたかと心配し始めるころに芽を出す。名前はこの夏に芽を出すところからナツメとなったようだ。かじると淡いリンゴの味がする。我が家では干して、お茶にする。美容と健康に良いとか。

  

お隣さんから”近くの町で60年に一度と言う珍しい花が咲いている”のメールを貰った。早速、ナビを頼りに北に走る。これか!大きな葉から茎が木のように伸びている。下の方が黄色く見える、花のようだ。

  

 こんな花だ。リュウゼツラン(竜舌蘭)の名だ。アガベの名もあるようだ。竜の舌はこんな形?と名前から想像しながら鑑賞する。60年に1度と聞いたが数十年に1度、花が咲くらしい。う~ん、次咲くときは・・・。

  

 最初に載せたクワンソウ、”睡眠を促す効果”があるようで粉にしてお茶にして売られている。沖縄県の伝統野菜でもあるようだ。”眠り草”の名もある。これは花に含むグリシンの効能らしい。味の素社が販売するグリナはこの睡眠アミノ酸グリシンを利用している。ホタテなどにも多く含まれているようだ。実はグリナを服用している。これを話すと悪友連は”お前が!”、”なんで!”、”直ぐ寝るのに!”と悪態をつく。それ以上、説明するのは止めたが夜中にトイレに起きたときに次の眠りにスムーズに入れるのだ。もう教えてやらない。”信じる者は救われる~”のだ。