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花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

薄明光線 紅葉モミジとニシキギ フェイジョア ムベ 金魚池の掃除

2024年11月28日 | 果実・花

 日の出が6時半を過ぎ、散歩に出るときに太陽が出ていないことが多くなった。更に東の空に雲が広がったいる場合は尚更である。この日は山の稜線には雲がなく、時間通りに太陽は上ったが直ぐに厚い雲に隠れた。左側に見える山は金華山、日の出位置はかなり南に下がり、写真の右端に至った。雲の間から光線が見える。薄明光線と言うようだ、7時前の光景だ。

  

 やっと木々が黄葉・紅葉し始めた。2本のモミジだ。1枚目は赤くはならずこれぐらいの色で葉を散らす。2枚目はよく見かけるモミジでこれからもう少し赤みを増す。

  

 こちらはニシキギだ。1枚目の左側はモミジだが家の西側にあるためかまだ黄色が浅い。このニシキギは鉢に植わっているが、まだ、朱色が増す。2枚目は庭の一番、東側にあるニシキギだ。見事に紅葉している。

  

 秋は収穫の季節、実りの秋だ。代表する柿の収穫期だが今年は暑さが続いたこと・カメムシの大量発生も災いし、我が家に限らず、あまり良い出来ではないようだ。今、収穫期を迎える果物を2種紹介する。1つ目はフェイジョアだ。南米原産の果物で1枚目が樹形、2枚目が実だ。1枚目の左側に写っているのは蜜柑”甘夏”だ。これは年が明けてからの収穫となる。フェイジョアは半分に切ってスプーンで頂く。面白いのはその収穫期”落ちた時が完熟期”、と言うことで落ちるのをひたすら待っている。

  

 そしてこちらはムベ(郁子)だ。日本固有の果物で関東以西の山野に自生しているようだ。我が家では南西の角のフェンスに這わせている。アケビと似ているが熟してもアケビのように皮が割れることはない。こちらは最後まで木に留まるので赤く(ピンク色?)なり触って柔らかくなっていたら収穫する。食べ方は先のフェイジョアと同じように半分に切り、スプーンで実を種ごと取り出し、口の中でくちゅくちゅしながら実を味わう。ほのかな甘さで美味しい。

  

 金魚・メダカを一つの池とその他多くの容器で飼っている。年に2回、3~4月の卵を産み始める前と晩秋に苔落としをメインに掃除をするのだがこれが掃除の姿勢が前かがみとなり疲れる作業となる。取り掛かるのに勇気がいる。

  

 1枚目の池の形状した入れ物のほか2枚目のような容器が大小10個近くある。傍に金木犀と山茱萸(サンシュユ)の木があり、金木犀の花及び顎が落ち、山茱萸の葉が散った後に清掃をしたいのだが今年はどちらも遅く、花顎・葉が落ちるのと寒くなるのを天秤にかけながら11月中旬過ぎに掃除した。時間的には1日で終わる作業量なのだが・・・年には勝てず、今回は2日かけて洗った。写真は容器がキレイな今の状態だ。水は回しながら濾過しているのでそれなりに奇麗なのだが容器に苔などが付いていない期間は掃除後、1ヶ月ぐらいしかない。その間は鹿威しにも水が順調に流れる。

 鹿威しでは悪い思い出が一つ。もう10年にもなろうか、”夏風邪の病床で聞く鹿威し”みたいな句を詠んだら、鹿威しは秋の季語だと先生から指摘された・・・勉強不足ですみません。


椿・山茶花の初花 ツワブキ サフラン 黄葉(沙羅) 花ゆずと鬼ゆず

2024年11月23日 | 果実・花

 春の花は暖かい日が続くと早く咲く花が多い。が、秋の植物は暑さが続くと開花が遅れる花々がある。我が家では秋、早い開花時期の彼岸花・金木犀の開花が2週間以上遅れた。こちらも例年に比べれば2,3週間遅い開花の椿の初花だ。早いものでは10月中には咲く木があるのだが。そして山茶花にも初花だ。

  

 今の時期、元気に多くの花を見せてくれる草花がある、ツワブキだ。晩秋から初冬、花の少ない時期に貴重な花だ。

  

 こちらも今の時期にしては可憐な花、サフランだ。庭に留まらず畑更には棒樫の間でも咲いている。何処に植わっているのかわからなくなるため、角材で四角い枠を造り、置いている。赤く見えるは雌しべ。これを乾燥させスパイスに利用したり、料理の色付けや香り付けに用いられる。

  

 紅葉・黄葉も遅れている。やっと1部の木の葉が黄葉して来た。玄関前の沙羅そして今年は多くの実を付けたポポーの木だ。沙羅の木の下で咲いているのはアサガオだ。暑中のアサガオは涼しさを感じるが今の時期は寒々しい。

  

 柚子の木が今年も多くの実を付けている。木々の実は表年、裏年があり1年ごとに多い・少ないがあるようだが柑橘類はコンスタントに実を付ける。

  

 上記の多く実った柚子は花柚子と呼ばれる種類だ。先日、お隣さんから大きな柚子を2個頂いた、鬼柚子と言う種類で何とも大きい。花柚子と比べた写真で見ると何倍の大きさだろうか。

 この鬼柚子、果皮の表面が凸凹していることからの名のようだが文旦がベースになっているようで柚子の仲間ではないようだ。縁起物として重宝されるとか。甘未は少ないがみずみずしく酸味がしっかりあるようだ。柚子風呂にも使用されるようだがこれが丸ごと浮いていたら子供らは大喜びしそうだ。が、投げられるのを覚悟しなければいけなそうだ・・・。


日の出前 赤いそば花 レモンマリーゴールド ホトトギス ニンニクの花 老爺柿(雌柿・雄柿)

2024年11月14日 | 果実・花

 立冬を過ぎ、日の出が随分遅くなった。我が里は山の嶺から上るので6時半を回る。最初の写真は日の出前10分頃の写真だ。この時間になると何処位置から陽が昇るかがわかり始める。遠くに恵那山(中央)そして手前に岐阜金華山が見える。恵那山は50km遠方だ、冬なればこその光景だ。

  

 過日、紹介したソバの赤花だ。これだけでもキレイだ。ソバ畑一面の白い花は美しいし厳かな気分にさせられる。が、赤いソバの花はこれだけの花でも心が弾む。

  

これも過日紹介したレモンマリーゴールドだ。温かい日々が続く中、いつの間にか暦の上では冬になり、花が少なくなりつつある庭、長く咲いていて欲しいものだ。

  

 ここにきてホトトギスの花が盛りを迎えた感じだ。ホトトギスは例年なら10月頃が最も花は多い。今年はこの花も盛りが遅いように思える。

  

 畑の一角、紫色の花が見える。葉の形からするとニンニクのようだ。ニンニクの花はネギ坊主のような形で蕾を付けて花開くときはこんな形に広がるようだ。それにしてもニンニクの花って見ないな、と思ったら花が咲くと花に栄養を取られ、実の味が落ちるとのこと。ニンニクの生産者は花茎が伸びてきたときに咲かせないように摘まむようだ。

  

 一昨年辺りから老爺柿がたくさん実を付け始めた。前者が雌柿で後者が雄柿なのだが雌柿は普通の渋柿の形をしている。今年は雄柿もたくさんの実を付けた。これも異常気象のせいか、と直ぐに考えてしまう。

  

 老爺柿の形状について前記したが実の形は色々な種類があるようで我が家のがたまたま、こんな形状だったと言うことのようだ。老爺柿、何で爺が入っているのか、不思議に思い調べてみた。中国から伝来の植物だが中国では老鴉柿と書くようで爺ではなく鴉(カラス)と言う字が入っている。名前は老爺柿は含まれるタンニン成分が多く、木に付いたままで熟すと最後は黒くなることからの名のようで、正式名は老鴉柿のようだ。”爺”の字に拘り、朽ち果てるさまから来ていないかとか気になったが当て字に近いようで安心した。どうも年を取ってからひがみっぽくなっていかん、反省⤵


朝陽 ユウガオ エビス草 アサギマダラ

2024年10月30日 | 果実・花

 山の峰からの日の出が見える我が家。その日の出が6時台になり、目覚めて朝のストレッチをしている時間になってきた。日の出は空の状態によりいろいろな光景を見せてくれる。山の峰辺りは晴れているが手前は雲が掛かった朝だ。1枚目は日の出10分前ぐらいの光景だ。雲の多い日はこの朝焼けが美しい。

  

 これも猛暑と暑さの残る日々の影響だろうか。なかなか咲き始めなかったユウガオ、まだ今も咲き続けている。咲き始めた時期も遅かったが、咲き始めた最初の頃は明らかに気温の影響と思うが夕方どころか夜10時頃に咲くと言う珍現象だった。10月も終わろうかと言う今になって夕方から咲き続けている。

  

 エビス草が長い種に成ってきた。エビス草の種子は生薬で決明子(ケツメイシ)の名がある。が、現在は漢方薬には配合されているものはないようだ。我が家では種子を取り出し炒ってお茶として飲んでいる。が、この鞘から種を取り出すのは結構、面倒くさい作業だ。冬の夜、テレビを見ながら、手はひたすら動き、種子を取り出している。田舎ならではの光景がそこにある。

  

 キタ、キタ、キター。そろそろイチジクの剪定をするかと畑の東の端を歩いていると目の前にアサギマダラがいるではないか!近くにいた女房に知らせるため、”アサギマダラや!”と叫んだ、今年一番の声の大きさで。

  

 そろりそろりと来た女房は一瞥すると”見取ってね”と言いながら”カメラ、カメラ”と家の方に。見張りを頼まれた感じだがただただ神頼み。 

  

 アサギマダラも心を察してくれたか留まってくれた。ひたすらシャッターを押す、30枚ぐらい撮った中の6枚だ。

  

 アサギマダラの来訪は4,5年ぶりではないだろうか。前回は土手に咲いていた藤袴(フジバカマ)だったので写真が撮りづらく、滞在時間も短かった。今回は10分ぐらいはいてくれたように思う。前回の来訪時よりせっせと増やした藤袴だが、皮肉にも今回はこぼれ種で咲いたと思えるイチジクの陰に1株だけ生え、咲いていた藤袴に来た。思い返すにアサギマダラの滞在した10分の短さに比べ、女房がカメラを取りに戻った間、飛ばないでと願いながら見張っていた時間の長かったこと・・・秋日和、幸せを味わえた10分間だった。


菊芋 クサギ ホトトギス2色 ローゼル2色 ジャコウアゲハのサナギ(越冬サナギ)

2024年10月23日 | 果実・花

 夏の間中、伸びるだけ伸びた草花がやっと花を付け始めた、菊芋だ。茎は優に3mを超える。キクイモは繁殖力が強いため、菊芋を収穫するために育てる目的の畑以外は植えない方が良いと聞く。我が家のここは木くず・もみ殻などを置いている場所だが毎年、花数が増えているように感じる。他所で芽が出ないように注意している。

  

 先日、大津谷の谷沿いの道を歩いたとき、まだクサギの花が咲いているのを見つけた。クサギは早い所では7月ごろから咲き始める。クサギは漢字では臭木と書く。が、花は甘い匂いがするようだ。臭いのは葉のようで、一般にはカメムシのような匂いと言われている。

  

 庭のみならず、あちこちで縦に並ぶように白い花が咲き始めた、ホトトギスの花だ。ホトトギスは2種植わっているが繁殖力の強い草花でどんどん増えている。

  

 こちらが本来の杜鵑(不如帰・時鳥の漢字もある)の羽に似ていると言われるホトトギスだ。確かに斑点が不如帰の腹の模様に似ている。白い花と同じだが、花の付き方がまるで違う。

  

 こちらも2色の花が咲くローゼルだ。ローゼルはハーブティーやシロップの材料等に使用される。我が家ではジャムにしている。

  

 10月に入り、蝶の飛ぶ数がガクンと減った。まだモンシロチョウ・キアゲハなどは時々、見かけるがジャコウアゲハは全く見ない。先日まで餌のウマノスズクサに幼虫が群がり、餌が足らなくなるのを心配していたのだが。

  

 写真は薪棚の後ろとベランダの天板に付いたジャコウアゲハのサナギである。サナギに成った後、10日間ぐらいで羽化する。8月の終わりぐらいまでは餌の直ぐ近くでサナギになり羽化した。が、9月終わりぐらいからのサナギは越冬し、来年4月初めぐらいに羽化が始まる。6ヶ月近くサナギで過ごすためだろうが、家屋の軒下など、越冬に相応しい場所まで移動しサナギに成る。不思議に思ったことがある。サナギは何故、自分が越冬するサナギに成ることがわかるのだろう?

 調べてみると日照時間の長さで判断しているようだ。ジャコウアゲハの幼虫は毒性のあるウマノスズクサを食べているので他の虫などに襲われにくいと書かれていた。が、やっぱり狙われる。アリ・クモに始まり、蜂もサナギの胎内に卵を産み付けて中からサナギを食べて育つ蜂に育つのもいる。近年は越冬するサナギを探して収穫(?)し、菓子の空き箱に来年の3月末まで放り込んでおく。確保した8個のサナギ、♫眠れ眠れ 箱の中で・・・だ。