ソメイヨシノ前線が北上し桜の情報を聞かなくなったころに八重桜は満開になる。まだ山桜が高い山には残っているのが見えるが山登りをしない私には今年最後となるだろう桜が玄関脇で満開になった。家を建てる前に植わっていた枝垂れ八重桜だ。去年ぐらいから花数が増えた。早く咲く桜が羨ましくもあるが有終の美と言うことで。
ハナズオウの花が咲き始めた。一時、枯れかけたがひこばえが育ち以前の形まで復活した。鮮やかな明るいピンク色が青空に美しい。
ドウダンツツジも多くの花を付けるまでになった。近くのお家で10数本が綺麗に剪定されているのに憧れて、道沿いに2本植えた。花は多く咲き始めたが剪定はまだ全然だ。今年はもう少し上手く刈り込みたい。
可憐な花を2種、紹介したい。先ずはヤマシャクヤク(山芍薬)だ。毎年、一輪か二輪の花だが花弁の中が美しい。
そして、こちらは白雪草だ。すらりと伸びた茎の先に真白き可憐な花を付ける。こぼれ種で広がるようで毎年、増えているように思う。似た名前の花でハツユキソウと言うのがある。葉も一部が白く、雪を被ったように見える。特に遠目に美しい。
庭の一角、大きな花が咲いた、牡丹だ。花が茎に比して大きくて八重で重たいため添え木を立てないと倒れてしまう。奥にもう一つ、蕾があり今年は二輪、楽しめそうだ。
“立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”と言う美しい女性の姿を花にたとえた言葉がある。が、元々は生薬の用い方をたとえている、と言うことを聞いたことがある。一例を挙げると立てば芍薬はイライラと気の立っている女性を意味し、芍薬の根で改善されることからの言葉のようだ。でも、やっぱり今ではこの言葉は美しい女性の姿をそれぞれの花が言い得て妙、と思える。すらりと立つ芍薬、どっしりと座った牡丹のような姿、そよそよと揺れる百合の花のように歩く後ろ姿、どれをとっても女性らしく美しさを感じる。今はその姿を見ることもないが・・・。
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