オガタマの花が咲き始めた。花名の語源は”招霊(おきたま)”が転訛した言葉のようだ。これはオガタマノキが境内によく植えられ神霊を招く木として大切にされていたことに由来するようだ。ちょっと変わった味のある花だ。
オガタマに似た名の花だが、こちらはオダマキ(苧環)だ。花の漢名”苧環”は機織りに使用する糸玉のことで蕾の状態や花が咲いている形状が糸玉に似ていることからの名のようだ。今では機織り機自体も見ることがない。
フジの花が咲き始めた。こちらは”白い花のフジ”と言われ購入したもののようで今でも花が咲くと”白い花と言っていたのに・・・”の嘆きが出る。青い花房が踊っているようでキレイだ。
こちらは随分、横に伸びたダルマフジだ。前の道に沿って伸びているため通りかかる人も楽しんでくれているようだ。
こんな感じで道にはみ出している。交通量が多いと邪魔になりそうだが車より歩く人の方だ多い。花房は長くはならず塊で咲く。
そのダルマフジの下、青く伸びた花が密集しているジュウニヒトエの花だ。花びらの重なりからの名のようだ。強い花でいつの間にかこんなに増えた。
そのジュウニヒトエ・ダルマフジの横に葉も花も濃い紫色の木がある、トキワマンサクだ。樹勢が強く、秋口に強制剪定をしても春にはここまで広がる。白い花もある。結構、垣根にしているのを見かける。
玄関先の花瓶で咲くアヤメだ。囲いのフェンスの外にまで広がっているため、切られてここで咲いている。そして、少し似た花、アヤメ科のシャガだ。シャガも強い花で広がっている。
数年前、塔巡りと称し知り合いと多くの寺を回ったことがある。その時、寺でよく見かけたのがシャガ(射干)だ。風水で”徐々に発展し、着実に進歩していくことの象徴”と言われているようで縁起が良いのもあるのかも知れない。また、お寺で冬に多く見かけたのはサザンカ(山茶花)だ。逆に見かけない花もある、椿だ。花が散るのではなく首から落ちるのが縁起でもないと言うことのようだ。
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