モッコウバラが満開になった。今年は殊更、花数が多いように感じる。もう1か所で咲くモッコウバラが枯れた時のために育てていた鉢植えの苗を4,5年前にここに2株植えたものだ。花後に強剪定をして来年はもう少し小さくしたいと考えている。真ん中にある木はビワ、先日掛けた袋が見える。
コデマリの花だ。モッコウバラほどの出来ではなく今年は花が疎らだ。こちらも今年は刈り込みたい。
コデマリの横で咲くライラックだ。和名は紫丁香(ムラシキハシドイ)のようだがあまり聞かない。香りがよく香水の原料にも使用されているようだ。
フェンスの外側に沿って伸びた蔓に咲くナニワイバラ(難波茨)だ。真白き花で美しい。残念なのは外側を這っているため花の多くが山に向いて咲いていることだ。中国から台湾原産の花だが大阪(難波)の商人が日本に持ち込んだのが和名の由来のようだ。
地上すれすれに広がる伊吹麝香草(イブキジャコウソウ)だ。薬草の山としても知られる伊吹山に多く分布していることからの名のようだ。発汗・利尿更には強壮作用を持つ薬草として知られていて、風邪の諸症状の緩和に効果があると言われている。
そして見上げるばかりに大きな木になったナンジャモンジャだ。雪を被ったような光景を見せてくれる。大写しにしても形状がわかりにくい花だ。
”ナンジャモンジャ”、ヒトツバタゴの正式名があるが圧倒的にこの名で呼ばれている。珍しい姿からこの名が付いたと言われている。面白い名の草木はあるものでチャンチンモドキと言う木もあるが楽しい名だ。草花では何と言っても”ヘクソカズラ(屁糞蔓)”だろうか。葉を揉んだり切ったりすると不快な臭いがすることから、この名になったようだ。白い花びらで真ん中が紅く可愛らしい花だがちょっと気の毒な名前だ。命名者が牧野富太郎博士と言うのも忘れられない。
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