茨城県立近代美術館で開催中の「上田薫とリアルな絵画」展に行きました。
◆茨城県立近代美術館に来るのは久しぶりです
最近はホキ美術館のような写実絵画専門の美術館も開館され、いわゆるスーパーリアリズムの作品を目にする機会は珍しくないのですが、昔、この上田さんの「なま玉子」を初めて見たときは驚きました。いったいどうやって描いているのか?どうしてこんなに描けるのか?と。
◆有名な「なま玉子 B」
今回展示されているのは上田さんの作品と他の作家の作品合わせて56作。
玉子、アイスクリーム、スプーン、泡、サラダといった身近なものから人物、地面、水滴、水面、風景などモチーフによる作品が並んでいます。
どの作品もサイズが大きく、結構近くまで寄って目を凝らすとタッチがわかるものもあれば、どう見ても写真にしか見えないような仕上げの作品もあります。いくつかをご紹介。
◆上田さんの「玉子にスプーン B」
◆同じく「あわ D」 なんとなくエッシャーの「球体を持つ手」を連想させます。
◆山本大貴「Standing Figure (feat. IKEUCHI Hiroto)
◆橋本大輔「標」
中でもいちばん衝撃的だったのはこの作品。
◆諏訪敦「大野一雄」
120×193cmの大作なのですが目と心に強烈に迫って来るインパクトがあります。思わず足が止まってしまいました。
館内はとても広く来館者も少ないのでゆっくりと鑑賞できます。また企画展チケットで常設展も併せて見ることができます。(撮影可)
◆油彩画、日本画、彫刻などを展示
◆なかなかいいモネもあります。
今回は車で会場(水戸)まで行ったのですが茨城空港に寄り道してきました。
◆F4ファントム実機もあります
(2021.11.26)