野菜ソムリエプロtamitanのブログ

野菜ソムリエプロtamitanが旬なお野菜を独自目線で紹介します。
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チャーリーとブドウ畑とアイスワイン

2005-10-05 | カナダのコト
ナイアガラのショッピングモール「ナイアガラスクエア」にある「Zeller's」という日用品スーパーマーケットにて100ドル(8000円くらい)で買った私の愛車「チャーリー」(マウンテンバイク)。
こいつのおかげで行動範囲がかなり広くなった。
ナイアガラタウンを一応バスは走っているが、なんといっても車社会。バスなんて実用的なものではない。バスを待ってるより歩いた方が早かったりするが、その距離は半端じゃない。バス停1区間歩くのに30分くらいかかる。

ナイアガラ周辺はワインの産地としられ、中でも凍らせたブドウから作る「アイスワイン」の産地として世界的に有名である。
このアイスワインは寒い寒い1月下旬から2月頃にかけて収穫される完全に凍ったブドウから搾り出したブドウジュースで作られる。ブドウの実は凍ると中の水分が氷の結晶となって外へでていくため、ブドウジュースは高度に濃縮される。そんな水分の少ないブドウの実から作るワインは非常に糖度が高く、シロップのように甘いワインとなる。
取れる量が普通のワインに比べて少ないため高価で、ハーフボトルで50ドルくらいする。(普通のワインならフルボトルで10ドルくらいで買える)

アイスワインで有名なナイアガラのワイナリーには「イニスキリン」や「ピリテリー」、「シャトーデシャルムス」などがあり、なんとナイアガラ地方には54ものワイナリーがある。これらすべてのワイナリーのマップは「The Niagara Winery Guide」で見ることができる。

写真はそんなナイアガラのワイナリー地帯のど真ん中で、ブドウ畑をバックに愛車のチャーリーを写したもの。
日本のブドウ園とは違って、機械で実を大量収穫できるようにブドウの木は等間隔に腰丈くらいの高さにそろえてある。
秋になるとブドウは実るが、アイスワイン用のブドウの畑には、冬の収穫時期まで鳥に食べられないようにネットが張られる。

なお、この周辺のワイナリー見学は誰でも気軽にできる。ほとんどのところが予約無しでOK。ワインの試飲をして、気に入ったワインを売店で買うことができる。政府公認の酒屋である「LCBO(Liquor Control Board of Ontario)」に置いてないようなワインもワイナリーでなら手に入る。
ナイアガラのLCBOにならアイスワインを置いているが、地方へ行くと置いてないところが多い。空港にも限られた銘柄しか置かれておらず、ワイナリーによって風味がまったく違うのでワイナリーめぐりをして試飲をしてから、気に入った銘柄を買い集めるのがよい。

ちなみに私のお気に入りは「ピリテリー」。他のワイナリーのアイスワインに比べてここのは安い。そして甘い。ほんとにハチミツのような甘さだ。

毎日のようにツアー客を連れてワイナリーに行ってはワインを買って帰り、夕食時に飲んでいた。かならず地下室にワインのボトルが5,6本転がっていたものだ。

自転車でまわるワイナリーツアーなるものも開催されており、各ワイナリーで試飲しながらワイナリーをめぐっていくというものであるが、そんなに試飲していたら酔っ払ってしまって自転車がこげないと思うのだが・・・。

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