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山と酒の日々

基本、ストイックですが、歳とともに緩くならざるをえない状況~。

ジャンダルムのエンジェルに再び会う。

2017-09-26 21:40:56 | 北アルプス
2017/09/22(金)~9/24(日)



9/22(金)
< コース・コースタイム > 
5:50西穂高登山口 - 8:31西穂山荘(泊)

台風で行けなかったこの山行。毎日天気とニラメッコ。週末の好天をしって急きょ爽やか信州号の座席をゲット(ついてる~)
帝国ホテル前で下車。まだ暗い・・。熊が怖いので明るくなってから登山道を行く。







このルートは数回来てる。でも以前よりメンテナンスされてて、歩きやすい。樹林帯歩きはあっという間に終わり今宵のお宿、西穂山荘に着く。







小屋は清掃中で受け付けはまだ・・。仕方ないので時間潰しにお散歩。
焼岳、笠ヶ岳、良く見える。明日は暗闇でのスタートなので、今のうちに撮影する。





18時の夕食まで時間を持て余す。食堂でビール片手に雑誌を読みふける。







夕食はご馳走だ。 気象予報士の小屋のご主人から明日の天気の説明が・・。夜中に雨、でも朝から雨はやみ、曇り空・・。ガスが多いとのこと。山行中の雨は勘弁してね~~。





9/23(土)
< コース・コースタイム >
西穂山荘5:00 - 5:54独標 - 7:14西穂高岳 - 8:35間ノ岳 - 9:03逆層スラブ - 9:24天狗岳 - 9:47天狗のコル - 11:40ジャンダルム - 12:43馬の背 - 13:06奥穂 - 13:40穂高岳山荘(泊)

目覚まし時計より早く目が覚める。準備を終え、外に出ると、なんと霧雨が・・。予報ではあがるので、パンと水をのみながら様子見・・。
5時前には雨はやむ。 ジャン組は続々と登山開始。私も後に続く。



独標からは、雨に濡れた岩場を通過する。滑るので、注意深く足を置く。





西穂へのおなじみカウントダウンを横目に見ながら到着する。

























いよいよここからが本番。下降から・・。そして、長い鎖場がご挨拶。岩場を登ったり降りたり、巻いたりが延々続き、間ノ岳。そして天狗岳と・・。














天狗岳から天狗のコル。まだ岩は濡れているが、風が吹いてきたので、少しずつ乾き始める。いい感じ・・。





逆層スラブでは岩もほぼ乾いて滑る怖さは随分薄れる。










途中印を見失ってルートミス。すぐ、間違いが分かったので、戻ると、西穂に向かう方が上から声をかけてくれた。 このあたり、微妙に踏み跡っぽいところがあるので、つい進んでしまった。
ジャンと奥穂分岐に着く。まずはジャンダルムへ。ザックはデポ。ジャンへのルートも印は在るが踏み跡もいくつかあって、行ったり来たりするが正規のルートを行けた。








天使とご対面。嬉しい~。でもこのあとも難所があるので、手放しには喜べない。5分ほど滞在して、ロバの耳の下降へと向かう。



奥穂分岐から崖っぷちのトラバース。鎖はない。



前回怖かったロバの耳からの下降。印は2パターンある。 結局前回と同じところからの選択をする。前回よりは冷静に(でも慎重に)できた。やはりここが私は一番気になるところだ。(危険という意味)



後は馬の背に向かって岩場のぼり。 







最終核心馬の背。縦走の最後を飾るのにふさわしい場所だ。(ビジュアル的に) 通過中もカメラ撮影頑張る(^^)










奥穂登頂。縦走終了~~。やった~~!!やりがいあった~~。つかれた~~!!穂高岳山荘へとっとといくよ(^^) 





夕食は1回目。部屋で荷物を整理。ビールとカップヌードルで一人祝杯!!お疲れさま~。



晩御飯もおいしかった。部屋に戻って同室の単独女子や明日ジャン越えをするという女子と楽しいひと時をすごしたり、ストーブの前でワイン片手に読書したり、寛ぎました。


9/24(日)
< コース・コースタイム >
4:45奥穂山荘 - 6:40涸沢ヒュッテ - 7:50屏風のコル - 8:15屏風の耳 - 10:50 奥又白谷登山口 - 12:56河童橋


今日は文句なしの快晴。満員の小屋は4時前からざわつき始める。私も今日もロングなので、お弁当をもって5時前にはスタート。





ザイテングラートがとてもショボく思い、サクサク降りる
涸沢ヒュッテ手前でお弁当を半分食べながら、紅葉し始めたカールの展望を楽しむ。至福のひと時。







パノラマコースは初めて。トラバースが長く続き、やがて槍ヶ岳が顔を現し、アップダウンの歩行の癒しになる。









せっかくなので屏風の耳までピストンする。ここからの景色が最高。槍から穂高すべて見渡せる。このルートの一番の魅力だろう。









後は岩ゴロゴロの歩きにくい下りが・・・。筋肉通の足に追い打ちかける(泣)









新村橋を渡るとおなじみの道に。  河童橋、アルペンホテル入浴、バスターミナルで昼食、さわやか信州号で帰途に就いた。









西穂~奥穂単独縦走達成できました。 山に感謝、ジャンに感謝、天使に感謝!!

餓鬼岳縦走

2017-08-21 20:49:51 | 北アルプス
2017/08/19(土)~8/20(日)



< コース・コースタイム >
8/19(土)中房温泉6:12 - 9:41東沢乗越 - 14:19餓鬼岳小屋(泊)


18日金曜日の午後2時自宅出発、夜8時頃穂高無料駐車場で車中泊。寝付くのに時間がかかる。 翌日4時起床、始発のバスで中房温泉へ向かう。
中房温泉は燕岳の登山者で大賑わい。






 餓鬼岳、東沢ルートは私一人だった。(わかってたけどね~)天気は曇り、時々霧雨。 前夜車のラジオで安曇野市が大雨洪水警報が発令されてたので、沢の水量が心配だ。
念の為沢靴ももってきた。 しかし、それも杞憂に終わる。沢は荒れてはいなかった。







ルートは、高巻きのような道がつづき、草が生い茂ってる。マーク、踏み跡はしっかりあるが、ジャングルをあるくよう。靴は瞬く間にずぶ濡れ。(悲)












その後渡渉が数回。簡単だった。最後は笹原の綴れ折りの急登で東沢乗越に。















そのあとは稜線歩きだが、展望が広がる場所は少しで、ほとんど樹林帯歩き。ちょっとがっかりする。もっと快適展望ルートと期待していたので・・。
















小屋の手前に近づくと、ケンズリと呼ばれる岩場を通過する楽しいルートがやってくる。岩登りというより、あくまで、巻くように通過って感じ。ガスが山々を隠してあいにくの景色だが明日に望みを託す。




















餓鬼岳小屋はなかなか味のある雰囲気。今日はお客が多いらしく、離れの2つの建物の1つに宿泊することに。(母屋?は団体さん、離れは男性と女性に分かれてる。5人用に4人宿泊。単独女子2人(私含む)とご夫婦1組だ。




裏庭で、濡れた靴、靴下、スパッツを乾かしながらビールで一人お疲れ様~(^^)








ここの晩御飯はあまりよくない噂を聞いていた。しかし~~!!よかった!1番は炊き込みご飯だ。おかわりしたよ~。小屋番の男性も飾らない、素朴な感じで好印象だ。率直な受け答えで媚びてないところがいい。



20時消灯まで同室の方と山談義。そして就寝。



8/20(日)

< コース・コースタイム >
小屋5:42 - 5:49餓鬼岳 - 8:30唐沢岳8:45 - 11:30餓鬼岳小屋11:40 - 13:28大凪山 - 14:44最終水場15:02 - 16:30白沢登山口林道終点

ご来光こそ見れなかったが好天だ。シンプルな朝食後餓鬼岳、唐沢岳へと出発する。いつものことだが2日目な朝一はエンジンがかからない。今日はなぜかあまり調子がよくなく、唐沢岳に着くまででもバテバテでちょっと気弱になる。

唐沢岳まではアップダウンがたくさんあり、しかも樹林帯歩きがまたもや多く、テンション下がり気味・・。先の事を考えずにゆっくり進んだ。登りになると立ち休憩をたくさんしながら。










展望は最高。槍ヶ岳、裏銀座、はっきり見える。来てよかったとしみじみ思う。















唐沢岳山頂直下から少し岩登りチックに。しんどかったけど、楽しいと思えた。(でも本当に今回はなぜかきつかった。体調?実力ダウン?)







山頂で10分ほど休憩、ピストンする。登り返しはつらいね・・。





しかし、なんとか昼前に小屋に戻れた。予定ではもう1泊することになってたが、下山しようと思い、小屋番の男性に伝える。「昨日東沢から来れたんだから(コースタイムレベルで)たぶん連泊しなくてもいいと思ってた」と言われ、嬉しかった(^^) 快く下山後のタクシーも手配してくれた。 




下山ルートは白沢ルート。最初は綴れ折りのくだりがなが~い(--)膝に来る~!! ここも樹林帯歩きがかなり長く(東沢ルート以上)登りに使わなくてよかった~~。








沢筋ルートに入るのはルートのラスト3分の1くらいからかな・・・・。
沢筋は面白い。たくさんの木の梯子を渡る、へつるように通過したり、飽きません。

タクシーのお迎え時刻を17:20にお願いしていたが1時間ほど早く下山できそうなので、最終水場であらかじめ小屋番の男性に教えてもらってたタクシー会社に連絡する(ここだけ電波が通じるといわれてた)。しかし!!つうじな~い~。
諦めかけたが餓鬼岳小屋に電話してみる。 繋がった!!小屋からタクシー会社に時刻訂正の連絡をしてもらい、一安心。















登山口でまってたタクシーで大糸線の信濃常盤駅まで。(計画では穂高駅までだったが、小屋の同室のご夫婦からお得な情報をいただいた)信濃常盤駅から電車で穂高駅までいき、徒歩5分で穂高無料駐車場に。タクシー料金が5000円ほど安くなり、感謝です。 信濃常盤駅で電車を待っている間に近くのビジネスホテルを予約、途中夕食やお酒を調達、19:00にはチェックイン。翌日朝帰途に就いた。












裏銀座縦走 ブナ立て尾根~烏帽子小屋~野口五郎岳~湯俣温泉

2017-08-01 21:44:22 | 北アルプス
2017/07/27(木)~07/30(日)



27日< コース・コースタイム > 高瀬ダム8:08 - ブナ立て尾根取り付き8:32 - 11:30三角点 - 13:08烏帽子小屋 - 13:14テン場(泊)

昨年、悪天候でいけなかった山行の続き。七倉に車を駐車、ガスの立ち込める中タクシーで高瀬ダムへ。烏帽子小屋を目指して、ブナ立て尾根を登る。









ブナ立て尾根は昨年は下りに使った。きょうは登りに使う。急登といえば急登だが、特筆するほどではないと感じる。樹林帯の展望なし、黙々と登る。












 

雨が降ってるが気にするほどではない。かえって、気温的には歩きやすかったかも・・。



烏帽子小屋からテン場に。青空が見え始めた。めっちゃついてる!テント、帽子、靴下、干して乾かします。 そして小屋前で絶景を肴にのんびり~。しんどい思いをした後のご褒美。

























夜はカレーライス。お酒をのんで眠りにつく。


28日 < コース・コースタイム > テン場7:23 - 11:20野口五郎小屋13:10 - 13:25野口五郎岳 - 13:52真砂岳 - 15:06折り返す - 15:56野口五郎小屋(泊)

昨晩からシトシト雨。せっかくの稜線歩きが生憎の天気、でも、好転してくることを祈ってスタート。 曇っていても稜線歩きは楽しい。アップダウンも穏やかで疲れない。時々ガスが晴れて展望が広がる。














野口五郎小屋に着いた頃にはガスがはれて、いい感じに。濡れた服は乾燥室、テントは外に広げてビールタイム。 ライチョウの親子が現れた~。かわいい。いつみても・・。







夕食まで時間がある。一人で水晶小屋方面へ散歩に行く。  右手にはまだ未踏の読売新道が、かなりのロングコースと聞いている。機会があればいつかいってみようか・・。
















あと30分ほどで、東沢乗越というあたりで折り返す。16時ころには小屋にもどるつもりだった。 その途中、槍ヶ岳の雄姿が・・。相変わらず格好がいいね~。ついつい写真を撮り続ける。






小屋について夕食、天婦羅がメインかな?美味しかったがちょっと冷めていたのが残念。仕方ないね~。今日は平日なのに30人ほどの宿泊者。私たちは1室を二人で使うことができ、個室待遇。ラッキー。



明日の天気をテレビで確認。20時消灯、羽毛布団で就寝。


29日 < コース・コースタイム >7:23野口五郎小屋 - 13:16湯俣温泉晴嵐荘(テン泊)



天気は下り坂。雨は降っていない。小屋からすぐ、野口五郎岳山頂を踏んでガスで見にくい槍を眺めながら湯俣への分岐へと。真砂岳は巻く。









竹村新道は序盤、アルプスらしくない(つまり歩きにくい、整備が行き届いてない)道で私的にはちょっと刺激があって、面白かったかな。道幅狭く斜めってる。ほんの少しだが、残雪のトラバースもあって、慎重になる。






そのうち崩壊場所を通過(たいしたことないけど)そしてまたまた樹林帯を延々降る。これ、なんとかならないかな~・・。退屈になってくるんですが・・。

今日は標高差約1500mを降りるので、足にくる。(翌日は筋肉痛です) 湯俣温泉に近づくと硫黄が混ざった水色の美しい渓谷が現れる。いっきに岩場っぽいルートをくだると、こじんまりとした綺麗な晴嵐荘に着く。










テン場と夕食の受付をすませ、テント設営。 お待ちかね、源泉かけ流しの温泉へ~~(^^)/ 一番風呂だったので、熱い熱い!!水道水をガンガン注入、やっといい湯加減に。 石鹸だけがあった。髪はお湯だけで洗った。

お風呂からあがると雨が・・。下山時は降られず持ってくれたことに感謝。


晴嵐荘の夕食は純和風。大変美味。 そして、なんといってもお酒の種類が豊富。そして、どのお酒も600円均一。日本酒、ワイン、ウイスキー、堪能しました。テーブルが一緒になった3人の男性達の『温泉ソムリエ』の話で盛り上がり、
楽しいひと時をすごし、テントにもどって、就寝。




30日 < コース・コースタイム > 7:56晴嵐荘 - 11:35高瀬ダム

ゆっくり起きてゆっくり支度して、ゆっくり歩く。きっともう訪れないかもしれない道を噛みしめるように・・。



























舟窪~烏帽子

2016-10-09 23:01:01 | 北アルプス
2016/10/06(木)~10/09(日)

10/06 20:00奈良==25:00みどり湖PA(仮眠)
10/07 4:30みどり湖==6:00七倉P 6:30舟窪登山口~11:05天狗の庭11:50~12:50舟窪テン場(テント設営)13:40~14:04七倉岳~14:15舟窪小屋(夕食)~テン場(泊)
初日は快晴。素晴らしい展望を楽しめた。舟窪新道、鼻突八丁、かなりの急登・・。きつかった~。舟窪小屋の晩御飯美味~~。Uさんワインありがとう~。

















10/08 舟窪テン場6:00~6:28舟窪岳~7:44舟窪第2ピーク~10:32不動岳~南沢岳~13:06烏帽子岳分岐(ザックデポ)~13:25烏帽子岳~13:45烏帽子岳分岐~14:17烏帽子小屋テン場(テン泊)
昨日と打って変わって雨~。最初は降ったりやんだりだったが、不動岳を過ぎたあたりから本降りに・・。夜は強風と雨でテント揺れる~~!!












10/09 今日も雨・・。烏帽子小屋から野口五郎~湯俣の行程予定だったが稜線は強風ならかなり危険らしく、残念ながら下山する事に・・。ブナ立尾根を使って高瀬ダムへおりた。そこからタクシーで七倉に戻った。
烏帽子テン場6:26~9:06登山口~9:30高瀬ダム(タクシー)==七倉==奈良

















剱岳 早月尾根 テン泊

2016-09-09 20:56:43 | 北アルプス
2016/09/01(木)~09/04(日)

9/1 8:00奈良==14:30馬場島テン泊
馬場島のキャンプ場はいい所です。無料だし・・。宴会して就寝。


9/2CT 馬場島6:00~11:30早月小屋テン場(テン泊)
 二日酔いで調子が悪いが自業自得。早月小屋のテン場についても、頭が痛くて夕方まで眠る。そのあと元気に。よかった~。早月尾根は思ってたほどのきつさはなく、ちょっと拍子抜けかな?







9/3 CT 4:30テン場~8:20剱岳山頂~10:00前剱~11:40カニのタテバイ~12:36分岐~14:55テン場
Lpikeさん足の調子悪くかなり遅れる。小屋泊組二人には先に行って貰う。後ろをついて行くがハラハラ・・。無事について何より。























9/4 CT 5:48テン場~9:52登山口 早月尾根下りは段差が大きく結構足に来た。久々に前ふともも筋肉痛。剱岳山行を終えて思った事は、さすが一般ルートでしっかり整備されていて、歩きやすく、鎖場も安心して通過できる山だという事。
カニのタテバイ、ヨコバイはそれなりに楽しめた。高度感は穂高のほうがある。なので、軍配は穂高だ。