諸葛菜(ショカツサイ)と「大根の花」
今年も、お庭に咲いた諸葛菜(ショカツサイ)の切花を頂戴しました。教室に飾らせていただいています。ありがとうございました。諸葛菜(ショカツサイ)はアブラナ科オオアラセイトウ属の多年草で、その名の謂れは、三国志に登場する諸葛亮(しょかつりょう)が出陣の先々でこの種子を蒔いたことから来ていると云われています。また、西アジア・ヨーロッパの原産で、薄紫色の四弁花をつけ、葉の形が大根に似ていることから花大根(ハナダイコン)とも呼ばれています。 紛らわしいのは「大根の花」。そう、「刺し身のつま」になったり、「おでん」の具になったりする、あの「大根」の花です。大根にトウが立つとスが入るため、一般的には花を見る機会はあまりありませんが、大根や人参の葉の付いている上の部分を5~10cmくらいのところで切り、その切った面を下にむけ、水を吸えるようにして容器の中に置きます。 水を切らさないようにしておくと、芽が出て、春になると、とうが立って、花を咲かせることができるそうですよ。お試しあれ。 大根は、春の七草「セリ・ナズナ・ゴギョウ(ハハコグサ)・ハコベラ(ハコベ)・ホトケノザ(コオニタラビコ)・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)」のなかで、この「スズシロ(ダイコン)」という名前で登場しています。 |