6月20日は井の頭の幸橋と松影橋で同じ調査をしました。田中さん、大原さん、荻窪さんが参加され、後で朝日智子さんも合流されました。
幸橋の左岸(北側)は今後伐採が予定されている場所ですが、岸の「肩」の幅が1mほどしかないため樹木の本数も少なく(27本)、調査もすぐに終わりました。
幸橋下流の左岸
その後で右岸を調べましたが、こちらは非常に本数が多く、ケヤキ、コナラ、ヤマザクラなどの大きな木の下にシラカシ、ムクノキの細い木がたくさんありました。
その後に松影橋の上流で調査をしましたが、右岸はクズなどが生い茂ったヤブ状なので事実上調査が困難なので左岸だけを調べました。それでわかったのは、ここは非常に特異で、大きな木はヤマザクラとケヤキだけ、非常に多かったのがニセアカシアとヌルデで、他にも出てきたのはウコギ、イイギリ、アカメガシワなど典型的なパイオニア種だということです。つまり伐採後に入ってくるような植物ばかりでした。このことは、井の頭公園の鬱蒼とした林とは全く性格の違うヤブ的な植生だということです。
松影橋上流の左岸
昨日と違って暑くなりました。しかし雨の中とは全然違い、順調に調査ができたので、昨日の3倍のデータが取れました。協力いただいた皆様、ありがとうございました。
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