玉川上水みどりといきもの会議

玉川上水の自然を生物多様性の観点でとらえ、そのよりよいあり方を模索し、発信します。

小平市長と面談

2021-10-20 20:47:03 | 最近の動き

代表の高槻成紀です。

10月20日に本団体と「玉川上水花マップネットワーク」の代表として小林洋子小平市長と環境部長の田中博晶氏にお会いしました。私の方から、小平市の玉川上水は全体から見ても良い状態の林があり、武蔵野に広がっていた雑木林の動植物のレヒュージアになっていることを説明しました。その上で、前小林前市長が小池都知事に向けて「小平においては生物多様性を重視した管理を希望すること、管理については市民の声を反映すること」を書面で出したことを確認し、これを維持して欲しいことをお願いしました。

またローカルなこととして、小平市の鷹の台にある空き地の利用計画について市民が議論しているのですが、私はその団体に招かれて玉川上水を学ぶ「博物館」を提案したことがあります。市長にはその話をしました。博物館という名前は大袈裟で硬いイメージですが、名前は別として、そういう施設があることの意義を伝え、小平が地の利があること(ちょうど中央にあり、大学が多いことなど)も強調しました。

また、「小平方式」の説明をして、これを良い形で継続して欲しいこともお願いしました。

部長からは、玉川上水については様々な声があり、伐採の希望もあるし、枯葉の掃除をして欲しいなどの声もあるそうです。小平方式は認識しているとのことでした。

市長からは小平の自然が豊かなことや、林があることが野草にとって重要だということは理解した、近いうちに都知事と話(と言ってもリモート)をする機会があるので、玉川上水のことも話すつもりだ(ただし話題があれこれあるので、あまり話せなくなるかもしれないが)という話がありました。

花マップを渡して、玉川上水の野草について地道な観察をしている人たちがいることことを伝えました。直接具体的な反応や手応えがあったということはありませんが、玉川上水関係で何かあれば声をかけてはもらえるように感じました。3月くらいで小平でシンポ4を考えているので、声をかけてみたいと思います。