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すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

「A・オリゼー」をゲット!

2006-12-22 23:21:33 | コミック・アニメ
待っていました『もやしもん』4巻の発売日。

しかし、小学校が冬休み前の早帰り、
オットーの会社がお休みという事情の為、本屋に出かけたのが夕方遅く。
初回限定版の、菌のフィギュア付き、予約してなかったけどまだあるかな~?

駅近くのジモト最大手には一部たりとも残っておりませんでした。(涙)
このところ本屋が一軒、また一軒と店じまいしていくこの界隈、
後、思い当たるのは一軒だけ・・・

ダメモトで電話を入れてみました。
親切な店員さんが、棚を見てきてくれました。
「一冊だけありますよ。」
「す、すいません!それ取り置きしていただけますか?すぐに受け取りに行きますので!」
トシの功で、図々しいお願いもサラリと言えちゃいます。

ギリギリでゲットできた菌のフィギュアたち。
ストラップ仕立てになっていて、好みの菌を携帯とともに持ち運べます。
やはり、日本の国菌とも云われる「A・オリゼー」ちゃん(黄麹カビ)が一番人気かな?
ちなみに、「O-157」まで居ます。
制作は日本が誇る海洋堂さんです。大事にしようっと。

お話の内容も、相変わらず菌たちと愉快な学生たちが大活躍で、
楽しめて学べます。
そうか~、マツタケって、「サグラダ・ファミリア」だったのか。何となく納得。
また、本編のページをめくると、いきなり のだめと千秋が出てきますよ。

同じ出版社(講談社)から出ているので、こういったコラボもできるんですね。

通常版とは違う、スタイリッシュな表紙ですが、
通常版の表紙も凝っていて素敵。
アルフォンス・ミュシャふうの亜矢ちゃんです。とても綺麗な色と線です。
参った~!と脱帽したのが、ミュシャ特有の装飾文様が、
菌スペックなところです。
石川先生ナイス!
思わずコッチも欲しくなってしまいます。
講談社さんの商売上手~。


◇ ◇ ◇ ◇

ミュシャが出たついでに新春ミュシャ情報。

◎「アルフォンス・ミュシャ展 --憧れのパリと祖国モラヴィア--」
    
  2007年 1月2日(火)~23日(火)
  日本橋高島屋 8階ホール
  一般 ¥800   AM10~PM8(1/2は~PM7、最終日は~PM6)

公式サイト → www.nhk-p.co.jp/tenran/mucha/index.html

福袋ゲットの旅のついでにでもどうぞ。
京都でも開催されていた展覧会の巡回のようです。

美しく装飾的な女性像は、お正月にピッタリですね。
祖国に帰ってからの作品群も、なかなかに好きです。

本屋さんをのぞいてみたら

2006-12-16 20:17:37 | コミック・アニメ
『エロイカより愛をこめて』の34巻が並んでいました。
「ケルティック・スパイラル」編の完結です。
番外編も付いています。

この巻、物凄く楽しめました。
少佐のさまざまな扮装が見られます。
番外編では大サービスのコスプレまで・・・

その上、ドイツ連邦軍の制服てんこ盛り。
「グローサー・ツァプフェンシュトライヒ」(松明式典)が、かっこ良すぎです。

青池先生、ドイツでの知名度も高くていらっしゃるようで、
ドイツ大使館の駐在武官の方が、貴重な映像を資料として提供してくださったとか。(す、すごい)

ボーナム君と少佐、執事さんが普段から結構仲が良さげなのも楽しい。
細部まで小ワザが効いていて、心ゆくまで楽しめました。
次はいよいよ『アルカサル』完結へ・・・ですね。

もう一冊。
よしながふみ作 『大奥 2巻』

1巻は、読んだけれど持っていないので、一瞬どうしようかと思いましたが、
カヴァーボーイ(??)のお坊様に惹かれてしまいました。
(『氷の魔物の物語』《杉浦志保 作 冬水社》の、ラウグル大僧正にも惚れた私、実は坊さん好きなのかしら?)

2巻から読み始めても十分に楽しめる内容です。
しかも、この物語作りの巧みさには感じ入るばかり。
良く出来た小説を読んでいるような気分にさせてくれる傑作だと思いました。
よしながさん、相変わらず上手いなあ。
登場人物がとても魅力的。こっちの『大奥』を映画化して欲しいです。
続きがとても気になります。

それと、隔週刊の「コミックイブニング」、
何と、表紙が『もやしもん』の菌祭りでした。
ノロウィルス、ロタウィルスはいらないけれど、
来週金曜日発売のコミック4巻の初回限定版についてくるらしい
「A・オリゼー」や「アオカビ」ちゃんたちのフィギュアは欲しいかも。

良い息抜きが出来ました。


今夜の11時からのNHK衛星第二、「黄金の洋楽ライブ」は、
クイーンですね。
1975年の英国ライブです。見なきゃ。

おみやげハンティング

2006-12-06 17:51:55 | コミック・アニメ
展覧会鑑賞後、図録を一部買った後、ミュージアムショップをのぞきました。
ターゲット年代の購買力を狙ってか、フィギュアその他、モノによっては
かなり強気の値段設定です。
オットーがこのあたりにそれほど執着するタイプじゃなくて良かったです。

でも、少し離れたところにおいてあった手塚先生コーナーで、
鉄腕アトムTシャツに一目ぼれしてしまい、お買い上げ~(笑)
絵柄が凝っており、見る角度によって、アトムの外側と中のメカが交互に見える
作りになっています。
トンジに強奪されないよう、彼が好みそうに無い赤色を選びました。

トンジには、鉄人28号シャーペンを買って帰ったところ大うけ!
早速塾に持って出かけました。
先生方がうらやましがるか?(ガンダム世代が多いと思いますが)

横山グッズの中心は、やはりと云うべきか
『鉄人28号』系と『三国志』系でした。
『魔法使いサリー』の、トンキチ・チンペイ・カンタや、
『バビル2世』のロデムのグッズがあったら、迷わず大人買いしたのに・・・残念!

横山三国志は、未読なのですが、
諸葛孔明マグカップや、関羽や曹操のTシャツには惹かれるものを感じました。
トンジの話によれば、学校の図書室にも置いてあるので、小学生でも一部男子には大人気だそうです。

こうやって、横山先生のキャラクターやストーリーを見渡してみると、
各種モビルスーツやハガレンのアルのプロトタイプに見えてみたり、
今現在第一線のクリエイティブの人たちの子供時代に確実に影響を与えている
偉大な存在のお一人だなと、改めてその凄さに感動を覚えます。

一昨年、横浜中心部の中核をなす消防署をPTAで見学した際、
どんな瓦礫の場所にも分け入っていける装甲付きのリモコン操作可能な消防車を見ました。
そのリモコンって、正太郎君が使っていたのと良く似ている形だったんですよ。
それを首からぶら下げて説明する隊長の嬉しそうな顔!
あの消防車を作った人、動かす人、きっと皆「鉄人28号の子どもたち」なんでしょうね。
今日確信しました。

横山光輝の世界展

2006-12-06 17:33:43 | コミック・アニメ
全く予定外の外出でした。
トンジ追い込み突入に伴い、美術館・博物館へのお出かけはしばらく自粛しようと思っていたのです・・・が、
昨夜取引先と飲んでご機嫌で帰宅したオットー、「明日は有給だい!」と明るく宣言。
またですか?

「緩急付けてるから大丈夫なの」と云うのですが、いつもの有給みたいに、
午前中ジムへ出かけ、お昼寝をしてゴーロゴロというのも芸が無い。
マッタリモードの人がくつろぐ中で一人パタパタ家事に追われるのも癪だ(ワガママ)。

と云うわけで、一日家事に勤しむ予定を急遽変更して、お出かけに誘い出す事にしました。
渋谷のエッシャーや世田谷美術館のルソーじゃ、乗って来ないなと思い、
ピックアップしたのが

「横山光輝の世界展」 @川崎市市民ミュージアムでした。(来年1月8日まで)

公式サイトはこちら → www.kawasaki-museum.jp/

オットーがこの方の作品好き(『仮面の忍者赤影』『伊賀の影丸』)なのは知っていましたし、
私自身『魔法使いサリー』や『バビル2世』に夢中だった子ども時代があったので。
『鉄人28号』や『ジャイアントロボ』も毎回見ていたなあ。
同年代のテレビっ子同士なので、こんな時には盛り上がり易いです。(笑)

南武線を武蔵小杉で降りて、川崎市営バスで10分ほど、
よく整備された公園の一角にある美術館でした。隣はJリーグの「川崎フロンターレ」の本拠地、等々力グランド
(「アルゴリズムこうしん・川崎フロンターレの皆さんといっしょ」バージョンの録画地でしょうか?)

エントランスで、ほぼ同年代のサラリーマン3人組が出て行くのとすれ違いました。
お父さんたち、出張にくっつけて見ましたね?(この沿線、大企業も結構多いです)

会場に入っていきなりジャイアント・ロボの等身大フィギュアがお出迎え。
ここは撮影可エリアだったので、オットー大喜びで携帯フォトに収まりました。
ロボットの腕の動きや発声をまた良く覚えているものです。(爆)

『鉄人28号』『ジャイアント・ロボ』『伊賀の影丸』『仮面の忍者赤影』『三国志』といった金字塔の数々。
女の子向けにも『魔法使いサリー』『コメットさん』などの名作。

時代ごと、シリーズごとにまとまった展示でしたが、はっきり言ってお宝の山でした。
原画、アニメのセル画(モノクロのセル画は初めて見ました)、各種グッズ、
鉄人シリーズでは各種フィギュア、要所要所においてあるディスプレイからは
懐かしのアニメ映像。
主題歌全部流れ終わるまでジッと聴き入ってしまいました。懐かしすぎる・・・(感涙)

二人してコドモに戻って楽しみました。

もちろん、オトナの目で原画や動画に突っ込んで楽しむ事も忘れず。
「正太郎、運転するなよー。花形満より若い、いや小学生だろ?」とか、
「顔全面に包帯を巻いてその上にサングラスなんて、そんな目立つ格好でどうする?悪役さん!」とか、
「鼻から下を布で巻いて隠すなんて、ベタ過ぎるよ悪役集団のコスチューム」とか・・・

あの頃は、役柄とその外見の様式美が存在していたんでしょうねきっと。


真面目に戻って申しますと、絵、特にマンガを描かれる方は必見といっても良い展覧会だと思います。
カラー、モノクロともに、かなりの分量の原画が展示されています。

トーンも何も無い頃の、すべて手書きで処理された線。
扉絵にあるレタリングの白抜き文字もすべて手書き。細かい仕事。
横山先生は、手塚先生に通ずる動きのある美しい線が素晴らしいし、その巨匠でも
一枚の原稿のあちこちに切り張り修正を加えていたりするのに目を見張ります。

今年の冬は、家族でお出かけもままならないので、先に気晴らしをしたような一日でした。
最後に、「ジャイアント・ロボ」映像を流していたディスプレイ側に居た係員のお姉様、
ウチの亭主が主題歌に合わせて怪しい腕の動きをさせてて、さぞかし不気味だったでしょう、ゴメンナサイでした。
きっと心の中では大爆笑されていたかも知れませんね。

コミック数題

2006-11-16 20:25:46 | コミック・アニメ
塾の父母会でした。
今週と、再来週開催されます。もう追い込みの時期だものね。
パタパタと忙しく朝の家事をこなしながら、「え~っと、お昼はさんで2部構成だっけ?軽食用意しよっと。」
なーんて事やってたのですが、10時少し前に到着して受付で名前を言うと、
「えー、午前中は女子なのですが・・・」と事務の方。

「!」で、手帖を出して確かめてみると、ありゃりゃりゃ、果たしてその通りでしたー。
お昼をはさんで2部構成なのは、再来週の分ぢゃないか。(ボケラッタ)

「間違えました。すいません。また後で来ます。」
至近距離にいらした算数担当の先生と目があって苦笑い。テヘ。

2時間以上空いてます。かといって家に一旦戻るのはかえってあわただしいし、面倒くさい。
とりあえずは近くの図書館に移動して、雑誌のコーナーで記事チェック。
最新号「中央公論」掲載の、タロウインタビューを読みたかったので。

じっくり過ごしたかったのですが、定年後にお家に居場所が無いと思われるオジサマ方が次々においでになり、
大声で話されたりして少々落ち着かなくなった来たので、漫画喫茶に退避。

コミック誌や単行本を数冊楽しみました。

まずは「イブニング」。
「もやしもん」が載ってます。オリゼー復活バンザイ!モードで読み始めました。
詳しくはネタバレになるので書きませんが、今回焼酎のお話。
久しぶりの樹教授のウンチクに混ざって、先週末ここで書いたことに近いコマを発見。

鹿児島の「3M」と呼ばれる蔵元さんたちが、マスコミ主導の焼酎ブームに怒っている絵です。
それぞれ「森伊蔵」「魔王」「村尾」と書かれた前掛けをした蔵元さんたちが、
抗議の声を上げておられます。
「・・・2万円の酒は造ってないぞー!・・・」「原料がどこにも無いぞー!」
これが本音でしょうね。

コミックの第四巻が、12月22日に発売だそうで、楽しみです。


次に「ハチミツとクローバー」第10巻。
これで完結なのですね。最近知りました。
そして、このタイトルは、そういうシーンから来ていたのですね。
と云うことは、連載開始時には既にエンディングの形も決まっていたのですね。

じわーんと来る最終巻でした。
羽海野さんの、ほわ~んとした絵柄も、夜空に浮かぶ雲の描写も、
コマの余白を絶妙に生かしたモノローグ、心理描写も大好きです。
珍しく、登場人物にキライな人が居ない作品でもありました。
みんなの、その後の幸せを祈ります。

正確には「コミック原作のドラマ」ですが、今週の「のだめドラマ」も素敵でしたね。(遅いよ)

ラフマニノフの音付きというのが、かなり片寄ったクラシック聴きの私には有難かったです。
ようやく玉木くんの女顔にも慣れてきて(ゴメンナサイッ!)、毎回楽しんでいます。

Aオケの演奏シーンは圧巻でしたが、それにも増して、公演終了後の楽屋のシーンが素敵でしたね。
持てる力を出し尽くしたシュトレーゼマンと千秋が、テーブルを挟んだ2つのソファに横たわりながら心を通じ合わせるシーン。

違う人たちに変換しても楽しめると思いつつ、この回は何度でもリピートして見たいと思いました。
ラプソディ・イン・ブルーも楽しかったし。

「のだめドラマ」、細部にわたって凝っているのも見ものです。
理事長室の机の右後ろにかかっている絵は、睨んだとおりティン・シャオ・クァンの作品だったし、
(タイトルは ”アイズ・オブ・プレー”(野生之眼)です)
峰クンが着てたペパーミント色のTシャツは、レッド・ツェッペリン柄だったぞ。


観魚室

2006-09-24 21:34:32 | コミック・アニメ
水族館の古い呼び名だとか。
↑こう書いて、「うおのぞき」と読むそうです。

タイトルの字面を見て、まず連想したのが
伊豆・下田の寝姿山山頂にあった「水の無い水族館」(魚が剥製でした)と、
今年2月に展覧会を観に行った銅版画家・長谷川潔の「アクアリウム」という作品。
何となくレトロなイメージを抱きました。

熊本在住の漫画家、松下容子さんの新作読みきりです。
デビュー作の『闇の末裔』(ミステリアスで美しい「死神」のお話)が
いきなり大ヒットでしたが、ここ数年お話の進行がお休みだった作家さんです。
月2回発行の「花とゆめ」にあって、異彩を放つ画風の持ち主。
おおかたの掲載作品が、全体に白っぽい画面なのに対し、気迫のこもった描き込みが私のアンテナをくすぐりました。

上京して量産体制に乗ることを良しとされなかったこともあり、
制作ペースがゆっくりなのですが、根強いファンもまだまだ多い方です。
今回の作品は、まったく新しいお話。
死神も式神も閻魔大王も出てこない、現実世界の高校生姉弟が主人公。

水族館の飼育員を希望する主人公たちが、夏休みに近くの小さな水族館で
魚たちや海獣たち、スタッフの大人たちと繰り広げる日常。
モデルになったのは、天草にある「シードーナツ」というフローティング水族館だそうです。
『闇の末裔』アニメに出てくる天草四郎像の近くのようですね。

良い意味で、新境地を開かれたのではないかと思いました。
題材もそうだし、絵や画面の密度も、適度に緩急が付いて気軽に楽しめました。
以前、この方の絵をみるといつも連想していたのが、アルブレヒト・デューラーの「メランコリア」という銅版画。

こんなの →ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Melencolia_Ijpg

      (線の密度がすごいでしょ?)

『観魚室』では、すみっこにちょこっと描いてあるギャグタッチの人物や動物に
ほほえんでみたり、動物のデッサンの正確さにタメイキをついてみたり、
相変わらずお爺さんのキャラの外見が可愛らしいなと思ってみたり、
何度も楽しみました。
建物を描くのが好きなのかな?とか、描かれた島々の風景が実に正確に天草諸島だなぁ、とか
あ、この山「三角岳」かな?とか・・・

登場人物では、主人公姉弟のお兄さんの「下がり目に泣きボクロ」が気に入ったり、
アザラシに好かれる「犀さん」から『シャンペン・シャワー』の「マウロ」を
連想したり、はい、好き勝手に楽しませていただきました。

そういえば、一番身近にある大規模水族館、まだ行ってないなあ。
(トンジは以前友達とグループで行った)
私自身、水族館好きなもので、ベルーガ(シロイルカ)に逢いに行かなきゃね。

今まで訪れた水族館、高層ビルの中の「サンシャイン国際水族館」(どでかいオヒョウ~ヒラメの一種~の仲間が印象的)や
箱根の「箱根園水族館」(アマゾンの魚が豊富)、沖縄は海洋博記念公園の水族館(ジンベイザメがいる。今は「美ら海水族館」)、
子ども時代に何度も行った「長崎水族館」(少しうらぶれた雰囲気だったけど、ペンギン~当時とっても珍しい~が売りだった。今はペンギン専門に特化してるみたい)、
葛西臨海水族館(マグロの回遊水槽が圧巻!)
などなど、どれも素敵なものですが、何といっても一番印象に残るのがここでした。

「モントレー湾水族館」(カリフォルニア・サンフランシスコから2時間くらい)
スケールのでっかい海藻(ジャイアント・ケルプ)の森を再現した巨大水槽と、
間近で見ることが出来るラッコの展示は、ここならでは。
クラゲの展示にも力入れていますよ。
公式サイト、画像がきれいなので、ご紹介します。

→ www.mbayaq.org/

ねこロジカル

2006-08-31 17:18:53 | コミック・アニメ
夏休みもどんづまり、(この区は今日まで夏休み)疲れもMAXで、
昨日は更新できずにノビてました。

妹から送ってもらったもう一つのコミックが、
『ねこロジカル』1・2巻 高田三加 著 講談社刊(ワイドモーニングコミックス)

4コマの、ほのぼの猫マンガです。
「猫村さん」が好きな人は、絶対気に入るノリです。

三丁目に住む猫たちが、二足歩行をし、語り合い、人間たちとちょっとずれてるコミニュケーションをしながらマッタリと過ごす日常。
猫の名前がふるってます。
川上林太郎とか後藤誠一とか山下帽子店とか、まるで人間(笑)
犬も出てきます。
竹芝梅三郎とかね(爆)

マーカーで描いたような主線の、妙に和む絵で、何故だか読んでいると眠くなります。
寝苦しい夜にピッタリかも?

猫や犬の習性もさり気なく織り込まれていて、家にペットが居る人が読んだら
「あ~、あるあるこんな事」と、一層楽しめそう。

『綿の国星』や、『What's マイケル?』、古くは『我輩は猫である』から連なる
ネコジャンルの楽しい作品です。


獣王星

2006-08-29 21:34:32 | コミック・アニメ
妹(弟のハニーねv)が、コミックを貸してくれました。
LaLaのリアルタイム読者時代から知ってる作家さん、樹なつみ氏のSF大作です。

『獣王星』(じゅうおうせい と読みます)
1巻~5巻で完結。白泉社 ジェッツコミックス

冥王星が太陽系から外されちゃいましたが、この「獣王星」は、
まったく架空の星、流刑星です。

太陽系から宇宙に移民した人類が暮らす、「バルカン星系」のスペースコロニー(お、ガンダムぽいね)に住むことを許されたエリート階級の双子の兄弟、
トールとラーイは、星系を牛耳る実力者の陰謀で、両親を殺され、
たった11歳で、凶暴な植物の支配する流刑星(お、カラワンギ・サーガラ?)
「キマエラ」に落とされます。

そこでは、過酷な自然条件の中、囚人たちがサバイバル競争を繰り広げています。
運がよければ、人種別のグループ「輪(リング)」に入れますが、
リング同士でも時々小競り合いがある厳しい世界。
4つあるリングの頭が命をかけた決闘をして、頂点に登るものが「獣王」と呼ばれる世界。

主人公トールは、知力と生命力にすぐれた少年で、弱い弟ラーイをかばいながら生き抜こうとします。
白人ながら、肌の茶色い人々主流の「茶輪(オークル・リング)」に入り、流刑星で生き延びて復讐を遂げる日を目指します。

少年誌に掲載されていたためか、勢いのある描線です。
これ、『八雲立つ』とエンディング時期が確かかぶってましたね。
全く違う物語を並行して紡ぐのは並大抵じゃないだろうなぁ。

この方は確か自宅が神戸で、仕事場が東京にもあり、
制作スケジュールに応じて移動なさると聞いたことがあります。
量産体制が確立した作家さんなのですね。

さすがの樹作品、出てくる人物たちがみなとっても魅力的です。
多分一番人気は、主人公トールか、「オークル・リング」の三番手「サード」だろうなあ。(単に私の好みなだけか・・・)
ロン毛で、トーン肌で、ちょいと斜に構えた本心の見えないキャラ。
(『グイン・サーガ』のイシュトヴァーンを連想しました。ところであの作品はどうなっているのかな?←80巻くらいで挫折した組)

終わり方は、やはりの樹作品で、かなりの力技でした。
『OZ』『八雲立つ』、そしてこの作品と、どこか共通した終わり方のカホリというものを感じます。
伏線予想は、5割ほど当たりました。やっぱりそうだったのね。

植物に支配された、産業の無い星で、どうしてそんなにファッショナブルな服が着られるのか?とか、
出てくる人みんなカッコイイ髪型なのは、どこかの「リング」にカリスマ美容師でもいるのか?とか、
突っ込みながら読むのも楽しかったです。(嫌な読者です)

読み始めたらすぐにノッて来て、一気に5冊読み進みました。

ここ数日の流行語

2006-06-03 21:46:25 | コミック・アニメ
「かもすぞー」がそうです。(笑)

そう、コミック『もやしもん』にハマってしまいました。
(石川雅之作 講談社イブニングKC 1~3巻)

以前からブックレビューや夕刊のコミック紹介欄でチェックして、
気になっていた作品。
火曜日に時間調整で入ったマンガ喫茶で一巻を読み、その世界に魅せられた次第です。

獣医学部を舞台にした『動物のお医者さん』、美大が舞台の『ハチミツとクローバー』などと大きい意味で同じ流れに入ると思います。
舞台は農大。(第一回のタイトルは『農大物語』)

普段垣間見る事の無い農大キャンパスの世界と、個性豊かな人々、
何より面白いのが「細菌・ウィルスが肉眼で見える」という
実際にはありえない能力の持ち主である、主人公・沢木直保(ただやす)@種麹屋の息子
そして、ラブリーな姿で描かれる細菌ちゃん達。
大昔放映されていたヤクルト・ミルミルの「ビフィズス菌ちゃんズ by粘土アニメ」
や、『もののけ姫』のコダマ達を連想させる和み系ヴィジュアルです。
「かもすぞー」は、彼らの決めゼリフなのです。

読んでいて『動物のお医者さん』が懐かしく思い出されます。
農大のガンダルフの如き、底知れぬキャラの樹教授。(漆原教授を連想)
NANAの如き外見の強烈院生、長谷川さん(キャラ違うけど菱沼さんを連想)

主に樹教授の長ゼリフで語られる、発酵や醸造のしくみの知識は、
マジ勉強になります。
ああ、高校時代の生物の、「クエン酸回路」や「乳酸発酵」を
この方の描く菌ちゃんズのイラストで勉強できたら楽しかっただろうなぁ。

世界のクサい食物(発酵食品ですね)についての知識も拡がりますよ。
そうか、北欧には近江の鮒鮨よりクサい魚の缶詰があったのね・・・

あまりに楽しかったので、トンジが学校から持ち帰った「ほけんだより」の
梅雨特集・「手洗い励行でバイキンをやっつけよう」「食中毒予防」の記事にあったイラストに
菌ちゃんの落書きを書き加えてしまいました。

人気があるためか、残念な事に2巻がまだ手に入らないので、
おそらく月曜日か火曜日あたり、外出したついでに大きな本屋で探し回ると思います。

◇ ◇ ◇ ◇

こんな時間の更新で書いちゃって恐縮ですが、
本日 11:00PM~ NHK BS-2にて、
「黄金の洋楽ライブ サンタナ 1976年」が放映です。
哀愁のヨーロッパ演ってくれるかな?
楽しみに観てみようと思います。

フラワー・オブ・ライフ

2006-04-23 18:11:19 | コミック・アニメ
以前、2巻を友人に読ませてもらった、よしながふみ作のマンガです。
3巻が出たというので、まとめ買いして読んでみました。

よしながさんの作品を読むといつも思うのは、お話作りの巧みさです。
出来の良い短編小説を読んでいるような気分になります。
初めて読んだのは、『西洋骨董洋菓子店』(図書館に一冊だけあったのを読んでハマった)
その後、フランス革命期ものとか、現代日本ものとか、同人誌とか、『大奥』とか・・・
『大奥』って、設定の着想が凄いです!徳川幕府ジェンダーフリー!
これ、一番近いコンビニにも置いてあるんですよ。

さて、本作はイマドキの高校生と彼らをめぐる大人たちの物語。
仲の良いクラスだよなー。自分の高校時代はこんな楽しげな雰囲気無かったから、
青春の帳尻合わせをするような気分で楽しみました。

『げんしけん』の高坂クンと『ハチミツとクローバー』の森田を足して割ったようなキャラ、真島が強烈です。(笑)
侠気にヨワい、ハル太とその家族たちも素敵だし、
癒し系キャラ 翔太クンもかわゆいv
担任のシゲルにも色々と驚かされるし、こんな学校本当にあったら面白いな~。
クラス委員の山根さんには何故だか思いっきり共感するものがあるし、
武田さんって、素敵です。

日常のエピソードを重ねつつ、友情や愛や家族などのモロモロを
さり気なく描いているのは大人の鑑賞にも十分耐えられる内容です。
実は、この作品を家族にも読ませてみたいという誘惑と今闘ってる最中なんですが・・・
ちょっと冒険かなぁ?

☆ ☆ ☆

最近のミュージックビデオ

スガシカオさんの「19才」
ドッキリしました。
ミュージッククリップでそこまで描写しちゃっていいの?
役者さんは上手だし、決していやらしくはないんですが、PG-15だよ~これじゃ。
曲のほうはなかなかです。
私らの年代の洋楽好きが聴いたら、まず確実に
ドアーズの「ハートに火をつけて」を連想すると思います。