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すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

八月です

2007-08-01 14:59:29 | コミック・アニメ
梅雨も明けたっぽい関東南部です。
ただ今、今晩のおかずを豚肉の生姜焼きにするか、ゴーヤチャンプルーにするかで悩んでいるところです。

今日から八月。
ということは、今月でムスコがトリトンの年齢に達してしまうのか・・・?と、
わけのわからない感傷に浸ってしまいます。(笑)

『海のトリトン』、子どもの頃大好きだったアニメです。
今日からCATV(スカパー)の「日本映画専門チャンネル」で、
手塚治虫大特集が始まり、午前中はずーっと手塚アニメを流しています。
本日第一話・第二話の放映でした。

家に居たので流していましたけれど、ううむ懐かしいぞ。
大人になってしまったので、あれこれ突っ込みたいのを我慢しつつ、
最初に見て熱烈に支持した当時の気持ちを思い出しておりましたよ。
音楽、時々突然にフリースタイルのジャズが入るところがすごい。
エンディングテーマを歌ってるのは、若き日の「かぐや姫」ですよ~。
前で共演している女性歌手は、後に芸能レポーターになられましたね。

見られるときにはなるべく見ようと決めました。
ちなみに、この一つ前の時間帯が『ふしぎなメルモ リニューアル版』です。

◇ ◇ ◇ ◇

汗をたくさんかく日に重宝している香りがあります。
「ロクシタン」で買った、シトラスバーベナのコロン。
ごくごく軽いので、香りはそう長く続きませんが、一家で使えます。
洗面台に置いて共用中。(トンジはそこまで積極的ではないけれど)

柑橘系の香りに、気分がシャキッとします。
暑さが本格的になってきたところで、同じ香りの石けんも満を持して登場。

結構良いお値段のブランドなので、年中使うというわけにもいかないですが、
夏を乗り切る工夫の一つとして、活用してます。

「ロクシタン(L'OCCITANE)」のサイト→ www.loccitane.co.jp


今晩のNHK、小野リサさんが出演する「SONGS」が今から楽しみです。

希望の寓話

2007-07-26 15:11:10 | コミック・アニメ
フランスの、ミッシェル・オスロ監督による美しいアニメ映画です。
あらゆる年齢層、あらゆるバックグラウンドの人におすすめ。

『アズールとアスマール』

中世のフランスと、地中海を隔てたマグレブ地方(今のモロッコ・チュニジア・アルジェリアあたり)にまたがる物語。
フランス語で「青」と云う名の如く、真っ青な瞳の領主の息子アズールは、
母をなくして、ムスリムの乳母に、彼女の息子アスマールと兄弟のように育てられます。

乳母ジェナヌは、二つの言葉、二つの文化を知る知恵ある女性で、
アラビア語の子守唄やアラビアのおとぎ話を聞かせながら二人を育てる。
やがて領主から追い出された乳母親子は国に帰り、
成長したアズールは、幼い頃聞いた妖精の物語に惹かれて海を渡るも・・・

フランス語のせりふは日本語に吹き替えられていますが、
アラビア語の部分はそのまま。
異国に渡ったアズールが感じたもどかしさ、疎外感を追体験できる仕掛けです。

目を奪われるほど美しい色彩と文様。
ヨーロッパ、アラビア双方の美しい風物や建物に注目です。
アラベスク文様好きには嬉しい場面も数々です。

とらわれの妖精を助け出す冒険の旅はまるでRPGやファンタジーのよう。
しかし、深く普遍的なテーマも忘れちゃいけない。
異なる民族、文化の間の偏見や反目をなんとか乗り越えて、融和の方向に向かわないかい?というもの。
登場人物たちの言葉にもそれが見え隠れします。

「ぼくの言葉を覚えていたのか?」「私の言葉でもある。」
「血の色は、同じだ。」など。
敢えて宗教色は排除されているようです。

移民問題に悩むフランスから、この作品が生まれたのは
希望と受け取っていいと思います。

物語の舞台になった時代は、実はイスラム世界の文化のほうが
ヨーロッパよりも発達していた時代。(世界史なつかしい)
医学・数学・天文学はイスラムの方が進んでいたし、
ギリシャの古典などもイスラム経由でヨーロッパに再度もたらされたんでしたっけ。
アヴェロエスとかアヴィケンナとかイブン・バトゥータとか思い出しますね~。

登場人物で一番好きだったのが、小さくてやんちゃで賢いシャムスサバ姫。
もう愛しくてたまりませんでした。
で、御守役というか、家老と云うか、執事というか、姫を守る黒ヒゲのコワモテおじさん(眉毛つながってるよ)も密かにお気に入り。
姫が元気良く飛び跳ねるたびに渋~い低音で
「姫、おいたが過ぎますぞ」みたいなことを(アラビア語なんで多分そんなとこだと推測するしかない)
静かに申し上げては「あら、これくらい平気よ」(多分そんな感じの事)と
言い返されていました。

公式サイトです
「ジブリ美術館」サイト内 → www.ghibli-museum.jp/azur/

フランス語ですが、本家本元のサイトも美しいです
→ www.azuretasmar-lefilm.com/

◇ ◇ ◇ ◇

アジアカップ準決勝、惜しかったですね。
あと一歩でした。
この経験を次の試合に生かしてもらいたいものです。
しかし、GKのシュミレーションって初めてみたなあ。(ハガケンジに少し似てましたね彼)

3位決定戦の韓国戦も、決勝のサウジvsイラク戦も
いろいろな意味で見ごたえありそうですね。
ワクワクというか、コワゴワというか(特に試合後が)

24年目にして完結

2007-06-21 17:13:28 | コミック・アニメ
先週土曜発売だった『プリンセスゴールド』
青池保子先生の大河歴史漫画「アルカサル 王城」がついに完結しました。

コミックス第一巻の初版が1985年だから、掲載開始がその前年。
実に24年目の完結です。
途中、掲載誌が無くなったり、別作品に取り組まれたり(何せ「エロイカ」という大人気シリーズもお持ちです)でしたが、
きっちり物語に決着をつけてくださいました。

今回は、主人公ドン・ペドロ亡き後の後日譚を中心とする展開でした。
中世スペイン史に詳しくなれた気分です。
丁度、英仏百年戦争と同時代、黒太子エドワードも登場。

映画で云うと、マイケル・クライトン監督の『タイムライン』や、
ヒース・レジャー主演の『ロック・ユー!』の時代ですね。
そう連想すると親しみも一層増してきます。

待った甲斐のある充実振りでした。
単に歴史を追っていくだけではなくて、人々の姿を生き生きと描いてあったから。
特に、命を繋いでいく女性たちには強く共感しました。

この24年間には、就職したり結婚したり転勤繰り返したり育児したりで、
何冊か買っていたコミックスも処分してしまっていたので、
現在出ている一巻~十二巻を一気に大人買いしたい誘惑と今闘っています。(笑)
読むときのBGMは、パコ・デ・ルシアかジプシー・キングスあたりかな?

そういえば、「もやしもん」の5巻って今日発売日だったような。
明日出かけたときに本屋にまわって確認しなきゃ。

ドン・ペドロ

2007-04-17 20:52:53 | コミック・アニメ
昨日に引き続きの、ドン様ネタです。

2月半ばに出た『プリンセスGOLD』に掲載された、
青池保子作のコミック、「アルカサル 王城」完結編(前編)について少し。

読み応えありました。
100ページと云うボリュームもさることながら、
夏に出る後編で物語が最後を迎えるという展開なので、
怒涛の如く終わりに向かう主人公ドン・ペドロの姿に圧倒されます。

14世紀中盤の、ヨーロッパ情勢に詳しくなれそう。
(英国のエドワード黒太子と同時代の人だったのね・・・)
この時代の、王と貴族たちの力関係についてもわかりやすく描かれています。
まとめるの、大変だったんですね、王さま達って。

王としてのドン・ペドロの姿はもちろん、成長した王女たちとのやりとりに垣間見える、
父としての主人公の姿も魅力的。
パパさんそっくりになってきた、頼もしい次女コンスタンシアが素敵。
イギリス王室とスペイン王室って、こんなに古くからの付き合いがあったのも、
また新鮮な驚きです。

青池先生の凄い所は、これだけの歴史モノでも、しっかりリサーチして、
細かな所まで手抜きの無い描写を、すっきりした線で描かれる所だと思います。
人物の描き方も、ほんの脇役までもが魅力的です。
(オッサン描くのお上手ですよね/笑)

お話そのものは、涙無しには読めないものでしたけれど、
この、実在した悲劇的ヒーローが、死後600年以上たってから、
遠いアジアの日本でスポットを浴びるというのも、不思議なめぐり合わせですね。
この作品のファンである女性たちの中には、スペインに旅行して
「パラドール」(かつての城を改装した宿泊施設)を泊まり歩く方も多いそうです。

彼の二つ名、「残酷王(エル・クルエル)」は、
彼から王位を奪った異母兄弟の庶子・エンリケ・デ・トラスタマラ創始の
トラスタマラ朝による歴史記述がもとだとか。

どこの国でもそうなんだ。
歴史は、勝者が綴って行くのか。
ドン・ペドロの名誉の為に記すと、後年彼の評価は見直され、
「正義王」という二つ名もまた持っているそうです。

夏に出る後編100ページ、楽しみですが読むのが怖くもあります。
これは、後年に残っていく骨太の歴史マンガだと思っています。


ところで、掲載誌、普段はあまり買わない層がこの作品目当てにかなり買ったみたいで、
発売後数日で見かけなくなったそうですけれど、
ここをご覧の青池ファンの皆様はゲットできたのでしょうか?

初めて知った(遅いよ)

2007-04-14 20:49:54 | コミック・アニメ
お気に入りだったコミック『MASTERキートン』(浦沢直樹:画 勝鹿北星:原作)の
アニメ版があったんですね。
すっかり全く知りませんでした。

現在、毎週土曜朝にBS-2で放映中。
それにたまたま気付いたのが今朝。
いつもの土曜朝は、オットーが見る旅番組とか、トンジがチェックするJポップチャートなのですが、
今朝はたまたま、7時過ぎから私はお気楽に一人で過ごしていて、
ザッピング中に気付いたというわけです。

トンジは今週から土曜日も学校。
オットーは昨夜、箱根にあるボス所有の温泉つきリゾートマンションで宴会合宿。
(泊まった日付から、「箱根ジェイソンキャンプ」と命名)
好きな番組が見られるよ~。

何でもっと早く気付かなかったんだろうと後悔もしましたけれど、
見たエピソードが第五話、主人公の恩師のお話で、とっても好きな回なので満足。
これから毎週見たいと思います。
チャンネルの覇権争いに負けないよう頑張らなくちゃ。

丁寧に作られた作品だと思いました。
背景が、ヨーロッパの空気をよく出しているし、これだけでもかなり見ごたえあります。
オープニング曲もケルトっぽくて好きだなぁ。

一話完結のオムニバス形式だった原作。
主人公が「ロイズの保険調査員」兼「オックスフォード出の考古学者」兼、
「元SAS(英国特殊部隊)のサバイバル教官」という、ありえない設定でしたが、
短編小説並みに良く出来たお話で、知的刺激も得られるし、
『MONSTER』ほど重たくないので、再び読みたいと思うものの、
版権でもめた為に現在絶版状態。
全巻揃えたコミックスを渡米前に売り払ったことを激しく悔やんでいましたが、
アニメ版でおさらい出来ると知って嬉しいです。

狙ったんだと思いますが、このアニメのナレーターが「キートン山田」さんなのはちょっとニッコリしちゃいますね。

公式サイト(NHK)→ www3.nhk.or.jp/anime/keaton/
  (vap 制作会社)→ www.vap.co.jp/keaton/    

見るの忘れた!

2007-04-07 21:32:45 | コミック・アニメ
土曜の夕方って、バタバタすること多いからなあ。

今日から放映開始だった、(TBS系)
竹宮惠子先生原作のアニメ『地球へ・・・』(夕方6時から)

見ようと思っていたらすっかり忘れておりました。
この作品、確か一度劇場版が作られたはずですが、
コドモ時代、原作をほとんどチェックしていなかったので、
現在のアニメ技術でどう描かれるか少し興味あったのです。

来週以降頑張って見てみよう。

竹宮作品は、誰もが真っ先に思い出す『風と木の詩』や『変奏曲』あたりには、
まったく手が出せず(当時の絵柄に今ひとつ入り込めなかった)、
その前の『ファラオの墓』や『アンドロメダ・ストーリーズ』、
『イズァローン伝説』『天馬の血族』あたりを喜んで読みました。

スケールの大きな作品も良いですが、『嘘つきな真珠たち』や
『疾風(かぜ)のまつりごと』といった、ほぼ現代の日本を舞台にした作品も
好きです。絵が綺麗なのと、お話がしっかり組み立てられているので。

◇ ◇ ◇ ◇

そういえば、ケロロも土曜日に放映時間変わってました。
こっちは朝の時間帯だから、見逃す事はあまり無くなるかな?
いつの間にか「のだめ」アニメの録画もしなくなっちゃったし、
オカーチャン基盤の生活をしていると、アニメを追っかける気力が残りませぬ。

でも、今年のNHK大河は、気合入れて見続けるつもりです。
毎回、充実度抜群なので。

とりあえず速報版

2007-02-26 15:56:42 | コミック・アニメ
今日、出掛けてきました。

恵比寿の東京都写真美術館まで。
「第10回文化庁メディア芸術祭」の受賞作品展。

ほんの軽い気持ちで、先日の「日本の表現力」展の
メモリアルブックを買うついで位に考えて出かけたら、
どうしてどうして、これがまたエライ充実振りでありました。

協賛展、「先端技術ショーケース’07」も併せて、
実に色々な凄いものを目にしたためか、
頭の中がまだグルグル渦巻いております。

詳しくは、少しイメージが落ち着いてからレポにまとめようと思いますが、
何せ今週末までの短い会期。
早く叫んでおくべき事だけまずは叫んで置きます。


コミック展示のコーナーに、よしながふみ先生の原画がありましたよー!
『大奥』が優秀賞を受賞しているのです。
カラー原画(2巻の表紙も)2点に、端っこの方に指定の書き込みが見えたり、
青鉛筆の下書き線も見える、モノクロ原画。(トーンさばきが素敵)
よしながファンで、時間に余裕のある人は是非!

何と隣が 今市子先生のコーナーで、『百鬼夜行抄』の美麗カラー原画が沢山!
かわぐちかいじ先生の『太陽の黙示録』カラー原画の落ち着いた色合いも素敵です。


そしてそして、アニメのコーナー、
『時をかける少女』のキャラクターデザイン原画もありました。
貞本義行先生の描かれた、エンピツの線が残るデザイン画。
彩色されたものもありました。これってやっぱり「お宝」ですよね?

今年の2月は、「原画運」にとても恵まれました。
では詳しいレポはまた後日。

明日発売

2007-02-15 11:24:46 | コミック・アニメ
ここらで一息。

明日 2月16日発売の雑誌『プリンセスGOLD 3+4月特大号』に、
長らく待った 青池保子先生の「アルカサル 王城」の完結編(前編100ページ)が
掲載されます。

前にもちょっとだけ触れましたが、
14世紀スペイン、カスティーリャ王国のペドロ一世(残酷王)がモデルの
大河歴史モノであります。

現在コミックスが12巻まで出ているのですが、
5巻までくらいかな?リアルタイムにフォローできたのは。
転勤の嵐に翻弄されるままに、ギブアップしてしまった作品。

発表の場である雑誌の統廃合や、「エロイカ」再開の関係で
幾年もの間中断していた作品が、エンディングに向けて動き出します。

青池先生の公式サイトの日記によれば、かなりのページを
これまでのあらすじを追うのに費やしてくださっているようですし、
おさらいの意味で、購入して読もうと思います。

先生ご自身、描きながら落涙なさったとかで、
こちらも心の準備を整えて、ドン・ペドロとの再会に臨まねば。

本屋さんで、気恥ずかしそうに分厚い少女漫画誌をレジに持って行く淑女を見かけたら、
その人はきっと青池ファン仲間ですね。

ほげたらぽん!

2007-01-27 17:36:59 | コミック・アニメ
謎のタイトルですいません。

昨晩、何気なくケーブルテレビの番組表を見ていたら、
「日本映画専門チャンネル」で、
アニメ「どろろ」の全話一挙放送の文字が!

今日封切りになった実写の劇場版の宣伝の一環なのでしょうね。
あー懐かしい!
小さな頃でしたが(あまり具体的に数字を書くと「齢バレ」しそうです)、
リアルタイムで観ていた私。

「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」などの、他の手塚アニメと比べ、
異色だと、子供心に感じておりました。
でも、不思議にひきつけられるものがあり、怖いもの観たさで見ていたような・・・
その割には、内容をあまり覚えていない。(トホホ)

『万代の巻』(数話連続だったはず)に出てきた
”鐘小僧”という妖怪のビジュアルが恐くて、一時夜のトイレに行けなかった記憶だけは鮮明です。

数年前、古書店で原作コミックを買って読み返しました。
(打ち切りになったような終わり方で、少々不満。)
以前時折やりとりをしていた同好の手塚ファンの方(アニメのプロです)によれば、
アニメどろろのキャラクターデザインは、高名な劇画作家さんがなさったようで、
そのため、百鬼丸が原作より骨太でカッコイイのだそうです。

昨夜の10時過ぎから、今日のお昼前まで断続的に放映されて、
時折チャンネルを合わせて観ました。
もう既にカラーアニメが出ている時代でしたが、敢えてモノクロにしたんだろうなあ。

タイトルの「ほげたらぽん」は、主題歌の歌詞です。
中世の戯れ歌っぽい内容を、主人公どろろの、子供の立場で歌うもの。
改めてタイトルロール(筆文字ですよ!)を観たら、
冨田勲先生作曲でした。(おおお~、ここでも)

子供向けのアニメの主題歌で「燃える鎧に燃える馬」という言葉を持ってくるのも凄い。
原作もそうですが、ベトナム戦争続行中の時代の気分が感じられます。

モノクロながら、技術の高い背景画や、細かなこだわり、
かなり凝った細部だったんだと、オトナになった今改めて驚嘆します。
(ムシロ柄の背景に、陰翳を付けた筆文字で「どろろ」とタイトルを持ってくるとか)

後に高校の日本史で「応仁の乱」を勉強した時には、
このアニメのオープニングが脳裏に浮かんで、
「ほげたらほげたら」という歌詞がグルグル回ったものでした。

題材が題材なので、地上波の再放送はまず無理。
でも、この作品を見た人へのインパクトは強烈なので、
勝手な憶測ですが、後年の漫画作品、たとえば
「犬夜叉」や「鋼の錬金術師」にエッセンスが受け継がれているように思います。

エンディングロールを何度も観て思いました。
あの時代のアニメとしては、百鬼丸の髪の毛の毛先が良く動いているなあ・・・と。


◇ ◇ ◇ ◇

《本日の縁起かつぎグッズ》

お米を買いに出かけた近所のスーパーで見つけました。

「勝ちの種」
・・・つまり柿の種です。(笑)
お菓子業界、知恵の絞りあいですね。

もうすっかり縁起かつぎグッズコレクターと化しております。

プロフェッショナル

2007-01-19 17:46:32 | コミック・アニメ
昨夜見たNHKの番組タイトルです。
正式には「プロフェッショナル 仕事の流儀」。

各界の第一線で活躍するプロの皆さんの仕事振りが見られるので、もともと好きだった番組。
昨夜登場したのは、漫画家の浦沢直樹さんでした。

番組サイトのURL → www.nhk.or.jp/professional/backnumber/070118/index.html

出世作の『YAWARA!』が掲載されていた頃にスピリッツ読者だったので、
当時から絵の綺麗な方だなあと注目していました。
次の作品はほとんど読まなかったのですが、『MASTERキートン』に感服。

コミックを全て買い揃えたのですが、渡米の際に売却。
そして今、激しく後悔してます。
何でも、原作者の方とトラブルがあって、再版がないそうです。

カリフォルニアで、仲良しだった子のパパが持っていた『MONSTER』に再びはまり、
現在は『20世紀少年』の行方をわくわく見守り中です。
絵だけではなくて、お話作りも上手い作家さんですね。

画像を保存しながら見ました。
手塚治虫先生の「ラストメッセージ」という特番を録画したDVDに一緒に保存しよう。

手塚先生もそうでしたが、浦沢さんも描く手が速い!
しかも、デビュー当時からの丸ペン一本で、多様な線を描き分けられてるとは!
(逆に、Gペン1本の先生もいらしたなあ)

『20世紀~』の主人公ケンヂと重なる風貌の、笑顔が素敵なプロフェッショナルでいらっしゃいました。
ペン入れの様子、カラー彩色の現場を見ることが出来てラッキーです。
CG全盛の今、アナログ手法で美しい原稿を仕上げておられるのは貴重かも?

ブレーンを務める長年の仕事のパートナー氏がおっしゃった、
「創作の神様の前では恐ろしく素直な人」という言葉が心に強く残りました。

漫画好きな方、自分で描かれる方で、未見のかたは再放送で是非!

《再放送予定》

・1月22日(月) NHK総合 16:05~16:50

・1月24日(水) BS-2  17:15~18:00
          総合    25:10~25:55(つまり25日未明です)


昨日出かける予定だった「山口晃 ラグランジュ・ポイント展」行きがキャンセルになった悔しさを補ってあまりある放映でした。