すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

インカの末裔たち

2007-03-31 20:55:23 | ミュージック
幕張メッセのライブからもう一週間。
先週の今頃は、ラストへ向けての大盛り上がりで跳ねまわっていた・・・
というのはトンジだけで、私は体を揺らすくらいにしておき、
帰りの体力を温存中でありました。

実はこの日、幕張に向かう前に
南米のフォルクローレを生演奏で聴いたのです。
ずいぶんノリの違う2種類の音楽に接した一日でした。

午後一番で、トンジが近場のホールで開かれたピアノ発表会に、
ガールフレンドの演奏を聴きに行ったので(詳述すると蹴りが飛んでくるのでこれくらいにしておきます)、
発表会が終わる頃合いを見て私が合流し、そのまま幕張に向かったのですが、
待ち時間、同じ建物の中で開かれていた「世界の民族楽器展」に足を運んだら、
丁度ミニライブをやっていたのです。

ペルー人の男性二人のユニット、「マルカマシス」でした。
詳しくはこちらで → ttp://homepage1.nifty.com/markamasis/group.htm

民族楽器ケーナ(縦笛ですね)とサンポーニャ(パンフルートみたいな葦笛)を
主に演奏してましたが、効果音やキーボードも上手に取り入れて、
時々「ディープ・フォレスト」や「姫神」を思わせる、広がりのある世界を織り成してくれました。

↑のサイトで画像を見たり、試聴することができます。
私が聴き始めたのは、休憩が終わった後半部分でしたが、民族衣装に着替えて登場した姿は、
どこか北米のネイティブ・アメリカンに通ずるものがあるな~と思っていたら、
やはり影響を受けたそうです。サイトを読んで知りました。
それで、マイクに「ドリームキャッチャー」が飾ってあったのね。

インカの末裔であることに誇りを持つかれらの歌は、
歌詞がスペイン語ではないものもあり、インカの英雄を称えた歌もありました。
楽器の音色も、節回しも、不思議と懐かしく心にしみこんできます。
これは、モンゴロイドつながりの、共通した遺伝子の記憶がそうさせるのでしょうか?

日本語で彼らが解説してくれる曲の背景となる文化も、
「神さまは、あらゆるものに居る」と、まんまアニミズムだし、
サイモン&ガーファンクルの英語詞ではない本来の「コンドルは飛んでいく」が、
スペインの征服者に殺されたインカの皇帝の魂がコンドルになって、
かつての領土を空から見守るという内容を知ると、
また違った意味で心が震えます。

偶然に聴く事になったフォルクローレでしたが、
歌に乗ってアンデスの風光を遥かに見渡せたような気分のひとときでした。

そういえば、上野公園でも時々路上ライブをやっているそうです、彼ら。
大噴水近くの広場でフォルクローレが聞こえていた時があったけど、
あれって、もしかしたら「マルカマシス」さんだったのかも知れません。
次に行き会ったら、足を止めてじっくり聴いてみたいです。


桜満開の上野にて

2007-03-30 14:35:12 | アート
レオナルド・ダ・ヴィンチ作品に逢えますね。

先のことだと思っていたら、先週から始まってました。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ ---天才の実像」展
3月20日~6月17日  @東京国立博物館(上野)

月曜休館(ただし 4/30は開館)
9:30~17:00、金曜日は~20:00、土・日・祝日は~18:00
4/27~5/6 は、連日 ~20:00
入館は閉館30分前まで

公式サイト → www.leonardo2007.jp

イタリアはフィレンツェの「ウフィツィ美術館」から、
ダ・ヴィンチ若き日の名画「受胎告知」が来ています。
ウフィツィ美術館とイタリア政府の太っ腹には大感謝です。

開幕2日目に観に行った友人の話によると、
「押しくら饅頭状態」だったそうです。祝日のせいもあったのでしょうけれど。
朝イチスタートダッシュ組がはける頃合いを狙ったそうですが、
やはり予想通りの人気ですね。

「平日・悪天候・ランチタイム」を狙うといいんじゃないかとのアドバイスをもらいました。

観客を立ち止まらせずに少しずつ進んでもらって鑑賞する誘導をしようとしているらしいですが、
良いポジションを確保した人々がじっとその場から動かない模様。
少しずつ誘導もバージョンアップしていくと思いますけれど、
見に行くタイミングを選ぶのがこの展覧会の最重要攻略ポイントかもしれないです。

ありがたいことに、独立行政法人となった東京国立博物館では、
週末や休日の開館時間延長があるので、それも視野に入れて計画を立てると、
大天才の神業をストレス少なく堪能できるかも知れません。


六本木にオープンした東京ミッドタウン内の「サントリー美術館」も
今日からですね。
こちらの方も、少し人出が落ち着いた頃に出かけて見たいです。

夜明け前

2007-03-29 16:39:49 | お出かけ
全国のお母さま方、「春休みお見舞い」申し上げます。

簡単すぎないお昼ご飯を用意するのに毎日アタマひねっておりますが、
現在オットーが出張中のおかげで、晩酌の世話(つまみを数品用意するのが結構大変)は
免除されてるので、夕方はいつもより気が楽です。(それも今日まで)

子どもらは友達と勝手に遊んでくれていたり、家でゴロゴロしてたりだと思いますが、
こんな行き先はいかがでしょう?
実は私、トンジを引っ張って行きたいのですが、もう付いてきてくれそうに無いです(しょぼ~ん)
歴史をそろそろ習い始める5年生くらいのお子さんや、
都内にお住まいのお子さんには、生きた教材になってくれそうな写真展。


「夜明けまえ  知られざる日本写真開拓史 Ⅰ.関東編 」
東京都写真美術館@恵比寿
月曜休館(4/30は開館) 10:00~18:00
一般¥500 小学生以下は無料
 
公式サイトはこちら → www.syabi.com

幕末から明治時代にかけて、西洋人がもたらした当時の最先端技術・写真。
そこに記録されたかつての日本・日本人の姿が体系的に展示されているようです。
各階層の人々の服装、風俗、町並み(なんと江戸の街のパノラマ写真まである)
見るだけで膨大な情報が得られそうです。

今、パンフを見ながら書いているのですが、
現代より小柄とはいえ、かつての日本人の面構えの立派な事といったら!

すでに開催中で、5月6日までです。
午後遅めに出かけて、帰り「ビアステーション」で軽く一杯ってのもいいかも。


もうひとつ---

「メディア芸術祭」の記事を書いたときにも少し触れた、
ロシアからやってきた短編アニメーションの傑作も上映中なのです。

「春のめざめ」 アレクサンドル・ペトロフ監督作品

まるでルノワールやモネの絵が動いているような芸術的なアニメです。
上映館は、渋谷のシネマ・アンジェリカ
こちらのサイトが → www.gojyu.com/
(11:00/12:15/13:30/15:00/16:15/17:30/19:00)

同時上映 「岸辺のふたり」 同監督作品
こちらは8分間の短編ですが、2001年のアカデミー賞短編アニメーション賞の
受賞作品です。

この2作品+予告編で45分間という短い上映時間なので、
料金の方も当日¥1000(税込み)だそうです。

すでに上映中。いつまでかかっているかにもよりますが、
恵比寿~渋谷とハシゴできたらいいなあ・・・と思ってます。

空飛ぶフトン

2007-03-29 16:14:46 | Weblog
朝から強い風@関東南部

この時期、風が強い日が多いこの辺りです。
こっちに来てまもない学生時代は、それに慣れずに失敗した事も。

4月に入ってましたが、前期が始まってすぐの晴れた日に、
フトンを干したままガッコへ健康診断に出かけた私。

午後になり帰ってくると、干していたはずのフトンが無い。
「大家さんが取り込んでくれたのかしらん?」と部屋に入ってもやっぱり無い。
(大家さんちの庭にアパートが建っていた)

大家さんに尋ねてみても、「さあ、心当たりがないわねえ。」との事。
ふと、朝より風が強まっているのに気付き、嫌~~な予感。

アパートの裏は、雑木林でした。
そこへ入ってみると・・・
あった!

お陽さまをたっぷり浴びて軽くなった敷フトンが一枚、
フカフカの落ち葉の上に寝そべってました。
フトンばさみを使わなかった私が悪かったけど、
まさか飛んでいくとは思わなかったです。

これと前後して、近所の八百屋さんの奥さんがこんなことを話してらっしゃいました。
「春先は風が強くてね、この辺。宅地化する前の、畑ばかりだった頃は、
風で吹き上げられた畑の赤土の色で、 ”赤風”って言われてたよ。」

お天気が良いのに外に洗濯物やフトンが干せないのはちょいとストレスですが、
このポカポカ陽気、半そでにて楽しんでおります。
午前中ちょっと横浜で買い物したのですが、
電車から見る満開の桃の花、八分咲きくらいの桜、菜の花などが目の保養でした。

キモカワ

2007-03-28 14:56:16 | お出かけ
九州国立博物館には、一風変わった展示物があります。
子ども向けの異文化体験ゾーン「あじっぱ」にあるソノ展示物とは、

『針聞書』という、戦国時代に書かれた東洋医学書です。
永禄11年(1568年)に、摂津の国の住人、茨木元行によって著されたこの書、
各種「腹の虫」がイラスト入りで解説されています。

こんな感じ → www.kyuhaku.com/pr/collection/collection_info01.html

「肝積(かんしゃく)」とか、「ぎょう虫」とか、どこかで聞いたことのある名前の虫も。
特に、「ぎょう虫」は、庚申の夜に体より出でて、閻魔大王にその人の悪事を継げる虫だとか。
「ポキール」でチェックする虫とは違うんですね。(笑)

でも、この話、コミックの『陰陽師』と、
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の最初のシリーズで見たことあります。
鬼太郎の方では「三虫(さんちゅう)」として出てきたはずです。
(キモチ悪かったから克明に覚えています)
昔の人は、告げ口されるのが嫌で、庚申の夜は一晩起きていたそうな。
宿主が寝ないと、体から抜け出せない虫なんですね。

人間の体内には、幾種類もの虫が各種臓器に棲んでいて、
それらの好物、苦手な食物、悪さをするとどういう症状が現れるかを解説した本。
ううむ、「虫の居所が悪い」とか、「虫の知らせ」といった言葉は
こういった人体観から来ていたんですね。

タイムリーにも、映画『蟲師』も公開されました。
原作、有名なのは知っているのですが未読なのです。
少し興味が出てきたので、手を伸ばしてみようかと考え中です。

ここのミュージアムショップでは、仰天の「虫グッズ」を販売しています。
『針聞書』に出てくる虫ちゃんたちが、Tシャツやストラップやタオルになってました(爆)!
気持ち悪いけど、可愛いんですこれが。

こんな風に → www.auc-cop.co.jp/kyuhaku_ms/harikiki_nui.html

片面ガーゼのハンドタオルを思わず買ってしまいました。
手を洗った後に「ぎょう虫」柄の付いたタオルで拭くのもまた一興。

原本イラスト仕様の「虫シール」もあって、一旦手に取ったのですが、
これを手紙や葉書に張った日には、相手から絶交されそうなので思いとどまりました。

九州国立博物館

2007-03-27 16:32:08 | お出かけ
太宰府に話を戻します。

お礼参りの後、立ち寄ったのが
開館後まだ1年半ほどしか経っていない、九州国立博物館。

宝物殿の側を通り、子どもの頃幾度と無く訪れた遊園地「だざいふえん」手前で、
巨大なエレベーター「アクセストンネル」に入りました。
天満宮に隣接した丘の上に立地しているんですね。

このアクセストンネルの演出が凝っていた。
誰も通ってないと、エスカレーターも動く歩道も止まっているのに、
一旦センサーが人を感知して、作動しだすと
左右の壁が青や赤の光でライトアップされて、タイムトンネルの気分が味わえます。

トンネルを出ると、そこには不思議な曲線の屋根を持つガラス張りの建物が。
「テンピュール」という、高さが二段構えの枕がありますけど、
あの断面にガラスを張ったイメージです。

こちらの公式サイトは → www.kyuhaku.jp

少し前まで、プライスコレクション(若冲かな?江戸東京博物館でやっていた展示の巡回だと思われます)の特別展が開催されていましたが、
この日は常設展示のみ。
入場料は、大人¥420の、小・中学生無料でした。

エントランスのロビーや吹き抜けに、すでに色鮮やかで楽しそうな
アジアの文物や巨大拓本が飾ってあり、期待できそうな雰囲気です。
またまた長~いエスカレーターを使って
4階の、文化交流展示室へ。

古代から、外国とのさまざまな交流の門戸だった九州。
遺跡や古墳からの出土物や、国内外からの文物が、実物・レプリカ・パネルなどの形で展示してあります。

よくある博物館の順路は特に決まっておらず、
時間の無い人は展示室中央にまとまった「エッセンス」の部分をさっと見られるし、
さらに興味のある人は、好きな時代・好きなジャンルに応じて、
外周に幾つも設けてある小さな展示室を探検していけます。

私が興味を惹かれたのは、遣唐使船の再現コーナー。
積荷の一部、香木や香辛料には、実際触ったり匂いをかいだり出来て面白い。
「こ~んなムシロみたいな帆でよく荒海を越えたなあ」とか、
「鑑真和上や空海や阿倍仲麻呂もこれで行き来したんだ」とトンジに講釈たれたりとか、
「あ、夢枕獏さんの『沙門空海 唐の国で鬼と宴す』、3巻の途中で読むのストップしたまんまだ。」と思い出したり(←かなり面白い本です)

金印や銅鏡のレプリカに混じり、時々ホンモノの重要文化財が
さり気なく混じっているので、宝探しの気分も味わえました。

時代がもっと後の日本刀で、国宝 「太刀 国光」という銘の逸品もありますヨ。
(これを手にした武将は、銀河系を背に、ゴールドに輝いたのか?)
↑ここ、凄くマニアックなボケなので、判らない方は読み流してご容赦を。

出口のすぐ側にあった、本物の「伊能図」--伊能忠敬による日本全図--の掛け軸には、
文句なしに静かな感動を覚えました。とにかく正確なんですもの。

トンジは、「歴史勉強した後だから、何だか解るものが多くてよかった。」と
言ってましたが、
蒙古襲来の時代のファイアーウォール「水城」(太宰府と博多湾の間に築いた大規模な土盛の壁)の、
基礎部分の木材を繋ぐのに使われた「かすがい」の展示を見て、
ようやく「子はかすがい」という言葉の意味を体得した様子でした。

博物館は、目のウロコ落としに適した場所ですね。
時々訪れると良いと思いました。(笑)

次は、ここのミュージアムショップ&グッズについて書きます。

ようやく復活

2007-03-26 17:26:43 | ミュージック
思ったよりもライブの後遺症(笑)は軽かった。
もう元通りです。

思いつくままに感想を並べてみると。。

◎共演のバンド、allister(アリスター)も楽しかった。
 ベース&ヴォーカルのお兄さん日本語上手すぎでした。
 (英語でしゃべらナイトに良く出る、メガデスのギター、マーティといい勝負)
 本来、彼の兄のポジションなんですが、何かの事情でピンチヒッターだとか。
 アメリカ人バンドが奏でるロックのリズムで「ドラえもん」を大合唱するとは予想もしていませんでした。

◎エルレが最初の一音を出すや、会場大盛り上がり!若者は元気一杯です。
 いつか書いた「運ばれる」(”ダイブ”と呼ぶ)人は、私らの周りには居ませんでしたが、
 沸騰するお鍋の中身みたいに激しく動き回る ”モッシュ”は、あちこちでやってました。
 バリ島のケチャでトランス状態になった人みたいだ。団体でやると迫力あります。

◎パシフィコ横浜や東京ビッグサイトと同様の仕様の、大きな展示ホールを
 全部ぶち抜いて設営した会場、MCによると3万人入っていたらしい。
 音楽用のホールではないので、音のバランス、音質など万全じゃなかったけど、
 観客もバンドもとにかく楽しそうでした。

◎オールスタンディングのため、肉眼ではほとんど演奏者の姿は確認できず。
 各ブロック上方にあったスクリーンで表情や手元をみてました。
 4人の編成で、ライブでこれだけの演奏が繰り出せるのはやはり凄いと思います。
 かなり体力使うパフォーマンスなのに、アンコール2回、全27曲演奏してくれました。

◎プログレ好きの習性か、照明にもちょっと注目してました。
 ステージの背景に大画面のスクリーン、その前に幾何学的に配されたライト。
 客席の中にも数箇所ライトの塔が立っていました。
 かなりお金をかけ、先端技術を取り入れた機材と演出だったと思います。
 これだけ売れても、身なりも発言も「フツーっぽい」ままのエルレガーデン、
 きっと、楽器やこういう機材にお金を惜しんでいないんだろうなあ。偉いっ!

◎ヴォーカル&ギターの細美氏、ノリノリで「幸せ死にしそうだよ~」と、
 感無量の様子。途中で何度も涙ぐんで歌ってました。
 半年余りにわたるツアーファイナルのこの日のライブ、DVDになるらしいです。
 いつもはライブハウス中心の活動で、チケットが取りにくい彼らのライブ、
 今回幕張メッセという巨大会場だったからこそ、トンジと私も立ち会えたわけです。
 ところどころのMC、若者の心にまっすぐ飛び込んでくるような、イイことを
 沢山言ってくれましたよ。

◎ポップ風味のハードコアというか、ジャンルで言うとCD屋ではパンクの棚に置いてあるエルレ、
 それでも、バリバリのブルースナンバーを一曲やってくれたし、
 70年代のカホリが漂う曲もありました。
 昨日の記事を書いた後、公式サイトを見てみたら、
 ギターの生方氏は、ジミヘン好きでいらっしゃるそうです。なるほど!

◎「オレが最年少の観客かも?」と自信ありげだったトンジですが、あっさりと期待は裏切られる事に。
 小学生くらいの子を連れた親もちらほら見かけたし、3人兄弟を連れたママも!
 一番小さい子、きっと2歳くらいです。(驚)
 ちなみに、私の方は最年長観客だったかもしれません。(汗)


行くまでが大変、現地に着いてからも、帰りの切符を買う券売機・トイレ・グッズ売り場・入場と、
あらゆる所で行列を作り(でも、お昼頃から居る人はさらに大変だったとか)、
2時間タテノリした後の、足がパンパンにむくんだ満員電車での帰路など、
大変な午後を過ごしましたが、
トンジの「ライブって楽しいね。エルレって凄いね。かっこいいね。生で聴けて、ノリノリで跳ねて、ホントに楽しかった。」
という言葉に、報われた気分がしました。


まずは簡単に

2007-03-25 16:07:43 | ミュージック
春の嵐が凄かったですね。

北陸の地震、かなり強かったようですが・・・
揺れの大きかったエリアにお住まいの皆さん、ご親類やお知り合いがいらっしゃる皆さん、お見舞い申し上げます。

名古屋時代に泊まった事のある富山県の旅館で、エレベーター缶詰になった
お客さんたちがいらっしゃったとかで、他人事と思えません。

◇ ◇ ◇ ◇

現在、しつこい首と肩こり、あーんど全身倦怠感に襲われております。
更新が済んだら、一眠りしようと思います。
昨晩のライブ、ホニャララの冷や水でありましたが、

楽しかった~~!

詳しく記す元気が無い為、明日以降に述べて行きたいですが、
観客も、バンドのみんなも全身で楽しめたライブだったと思います。
結局スタンディングエリア(といっても後ろの方)で観戦したのですが、
初心者のトンジ、一丁前にノリノリ君でした。

4人の編成で、バランスの良い、奥行きのある音を繰り出すバンドです。
ギターの人かなり上手い。
予備知識なし、ライブ聴いただけでの印象ですけど、
この方、ジミー・ペイジがお好きなのかなあ?
バリバリのブルースナンバーも一曲やってくれましたよ。

いつもはプログレバンドや大御所ミュージシャンのライブで、
「匠の技に聴き惚れる」タイプの観客であるワタクシ、
オールスタンディングでタテノリ2時間というのは初体験。

あと20年若けりゃね・・・
でも、文句なしに楽しかったです。
帰ってきたのが12時近かったけど、ありとあらゆる所で行列して疲れたけど、
足もむくんで、寝る時には「休足時間」のお世話になったけど、
いい一日でした。

私以上にピョンピョン跳ねまくって、汗も大いにかいてたトンジ、
現在爆睡オヒルネ中。(笑)

限界なので、また明日~~。

太宰府お礼参りツアー

2007-03-24 12:15:15 | お出かけ
帰省して2日目、ようやく春の気配が漂ってきた中を、
昨年GWに参詣した太宰府天満宮に「お礼参り」に出かけました。

前回行かなかった(だってトンジはゴネるし)
九州国立博物館にも、出来れば立ち寄りたいな。

平日、しかも春休み前なので、参道はそれほど混みあっていません。
ご近所の国々からの団体さんがこの日も目立ちました。
(神社が大嫌いな国のはずなのにネ。科挙の伝統がある場合、学問の神様って需要大なのでしょうか?)
お店は商魂たくましく、呼び込みもインターナショナルです。(看板とかセリフとか)
「いきなり団子」を売ってるお店を発見して嬉しかったであります!

今回は、昇殿して参拝することにしました。
生後間もない頃のお宮参り以来の事です。
「初穂料は、志で」って、プレッシャーですよ~。
後でオットーが、「あんなにしっかり式次第踏んでやってくれるんなら、もう少し多めに出すべきだったかな?」と申しておりました。

少し待たされた後、靴を脱いで本殿に上がり、
正装した神職さんが(オンミョウジの石田ちゃんじゃないぞトンジ)、
祝詞をあげ、おはらいをし、玉ぐし奉納と参拝をリードしてくださいました。

ジンクス男のトンジが、いつゴネ始めるかヒヤヒヤしておりましたが、
今回全てが珍しかったようで、神妙に座っておりました。(ホッ・・・)
日本の伝統を体感できて良かったね。

15分ほどの儀式のあと、お神酒を頂いて
受付で巫女さんからいただいた「お礼参りセット」に入っていた
「合格御礼絵馬」に記入し、本殿脇に架けてまいりました。
他に、太宰府オリジナルのノートとエンピツ2本が入っていました。

前回ワールドカップ直前で、ブルーだったおみくじ、
今回は桜の季節に入ったためか、ピンクで可愛らしかったです。

この後博物館に寄りますが、その記事はまた明日にでも。


◇ ◇ ◇ ◇

今夕、いよいよ「受験勉強お疲れさんライブ」参戦です。
中学受験の努力のご褒美に、パンクバンドのオールスタンディングライブに連れて行く親もそう居ないかな?

人気絶頂の「エルレガーデン」。当日になる前に確認した公式サイトでは、
観客への注意事項が一杯!読んでいて段々コワくなってきたりして。
エネルギー一杯の若い衆が暴走しないよう、危険の無い様に仕切るのも大変そうだ。

この手のライブの初心者ということもあり、サイトの注意書き
「車椅子をお使いのお客様やお子様連れのお客様は、事前に主催者までお電話ください。」を忠実に守り、
後ろではあるけど、安全なエリアでの観覧を事前予約しました。

私自身ひっさしぶりのライブだから楽しみではありますが、
明日どうかギックリ腰とか筋肉痛になっていませんように。
こちらもご報告しますね。

大型モールで考えた

2007-03-23 16:40:17 | お出かけ
実家の父が、免許を返上する事にしました。
もともと眼があまり強くなかったのですが、
高齢のため、白内障の手術をしても視力回復が思わしくなかった為です。

今回の私たちの帰省まで、車を取っておいてくれたのですが、
間もなく売却する手筈になっているとか。
「帰ってきたら、重たい買い物を少し手伝ってね」と母に頼まれていたので、
オットーと3人で、車で10分ほどのショッピングセンターに行きました。

巨大スーパー・専門店街・レストラン街・映画館・レンタルビデオ屋・ホームセンターetc.が
十分な駐車スペースと共に居並ぶ、アメリカ式のモールです。
車で乗り入れたら、大概の用事はここで足りてしまいます。

まずは、10kg袋入りのドッグフードを買いにホームセンターへ。
日用品や園芸品のほか、板や角材といった素材まで置いている、
アメリカ式のハードウェアショップ。
あちらで「ホームデポ」という大型店に行った時には、
「地面と大工の腕さえあれば、ここにある材料でウチ建っちゃうじゃん!」と思いましたが、
あのお店にかなり近い雰囲気です。

重たいもの、かさばるものをせっせと購入。
ついでに、古くなっていた洗濯干しグッズをプレゼントとして置いて行くためにゲット。

少し移動して、今度は専門店街に。
ここでオットーとトンジの買い物を少ししましたが、
明るい吹き抜け、南欧風のオシャレな雰囲気、あちこちに配されたベンチなど、
かつてカリフォルニアでお世話になったショッピングモールそのままです。
入っているお店が違うだけ。
経営陣、かなり彼の地のモールを研究なさってますな。

スーパーの食料品売り場も、仕入れ力に物を言わせて、豊富で低価格な品揃え。
立地した地元に配慮して、地場の野菜のコーナーも充実しています。
便利だね。お買い物楽しいね。でもね・・・

私が高校生まで住んでいた、この街の中心街、すっかり衰退してます。
商店街で育った子が多い同窓生たちも、親の商売を継いでいる人はごくわずか。
この日出かけたモールも、郊外の、昔は田畑だった場所です。
道路が整備されて交通の便はとっても良いところ。

中心街をはさんで、逆の側の郊外にも同じ系列のモール、
さらにあと幾つか、同様の立地でショッピングモールが散在しています。
どこの地方都市も似たような状況だと思いますが。

閉めたお店ばかり、若者向けのお店ばかりの中心街に今も住み続ける、
運転しない高齢の方々は、かなりの不便を強いられているんじゃ?
今は運転していても、父のように免許返上した後は、
アメリカ風の消費生活は、ちと苦しいですね。

幸い実家は、バスの便が良いところにあるので、母は日常の買い物はバスで行ける所に通い、
重たいものは配送してもらうと言ってましたけれど、
年齢層問わず暮らし易い街であってほしいな~と思いました。
生協の宅配なんかも少し取り入れるように話してみよう。