goo blog サービス終了のお知らせ 

すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

がび~ん

2009-02-26 23:02:24 | コミック・アニメ
一日間違えた~。
今日だと思っていたオンエアは、一日前でした。

NHK BS-2の深夜番組 「BSアニメ夜話」で、
「海のトリトン」が取り上げられると聞いて張り切ってたのに・・・
(しくしく)
作画監督の羽根章悦さんが出られたらしいのに・・・

昨夜はグッタリ疲れていたからなあ・・・
(今日、仕事がちょっと一山越えたのです)
録画予約をしなかった自分のバカバカバカ。

再放送に期待します。

◇ ◇ ◇ ◇

今日の仕事は午後からだったので、
午前中はBGM代わりに国会中継を流してました。
あれこれ心の中で突っ込みを入れるのが楽しいひと時です。

ううむ、目立とうウケようとすると、空回りする場合が多いですねえ。
議員の皆さんもっと頑張りましょう。
(「努力を要す」のハンコをペッタン)

昨日買った本

2009-01-20 20:39:20 | コミック・アニメ
昨日、銀座の本屋で買ったもの・・・

実は今、一部で話題のコミックを一冊。

少し前からその存在をチェックはしていたのですが、購入に踏み切れずにいました。
新聞夕刊で名前を知り、Webで読んで面白いなあと思っていたものです。
(ナベツネ新聞にはサブカルに詳しい記者さんが多いみたい。もうじきお別れですが。)

人気が出たのでアニメになり、もうすぐCATVにて放映予定だったのですが、
某ご近所の国のネットユーザーからいちゃもんが付き、放映は中止に(ネット配信はするようです)

結局、この騒動の記事を見て、「やっぱり買ってみよう。」になりました。

その作品名は、「ヘタリア」(日丸屋秀和著 幻冬社コミックス ¥1000+税)
主に20世紀前半の国際情勢(主にヨーロッパ)を背景とした、
国を擬人化(!)したものです。
Web版のURLは→ www.geocities.jp/himaruya/hetaria/

作者の日丸屋秀和さんは、現在NY在住の学生さんで、
世界各国から集った友人たちが、キャラクターのモデルになっているとか。
ちなみに、タイトルは
「ヘタレ(ちょっと頑張って欲しい子)」の「イタリア」という意味だとか。

奇しくも今日、オットーはイタリア人と晩御飯を食べる予定があったのですが、
「ねーねー、この本持っていって彼に見せてみてよ。」と持ちかけるほどの勇気は、残念ながら出ませんでした。

でも、複雑極まりない欧州近代~現代史に興味を持つきっかけには十分なってくれる作品だと思います。

生誕80周年

2008-11-03 19:08:38 | コミック・アニメ
今日は、手塚治虫先生が生まれて80年目。
鬼籍に入られてからもう随分経ちますが、文化の日がお誕生日だったのね。
タロウ閣下、「手塚治虫の日」に改名するアイディアはどうでしょう?

そんな日だから、今日は最新号の『芸術新潮』を買ってまいりました。
手塚治虫特集だったんだもの。
本屋さんで初めて見かけてから、逡巡する事10日あまり、
やはり、買わざるを得ませんでした。
大事に少しずつ読んでいきましょう。

仕事中のBGMに言及した記事で、
冨田勲の「火の鳥」や、「展覧会の絵」を愛用されていた事に嬉しくなりました。
「火の鳥」は、当然あの作品制作のBGMですよね?

10数枚のジャケット写真の中に、中学時代擦り切れるまで愛聴していた
カーペンターズのアルバムを見つけて、さらに嬉しかったです。
どの曲がお気に入りだったんでしょう、手塚先生。

さまざまな伝説、エピソードの中でひときわ眼を惹いたのが、
スタンレー・キューブリックからの航空便の話。
「今構想中のSF作品の美術監督をお願いできないでしょうか?
一年間ロンドンに滞在なさって私たちと一緒に仕事をして下さると光栄です。」

1965年の話です。
当時既に殺人的なスケジュールで仕事をこなし、スタッフも大勢抱えていた先生は、
キューブリックが大好きでいらしたそうですが、諸事情が許さず涙を呑まれたとか・・・

その4年後に完成した映画こそ、あの「2001年宇宙の旅」。
もしも、もしもこの作品に手塚先生が関わっておられたら、どんな作品になっていたか、
想像するだけでも楽しくなって来ませんか?

立川のふたり

2008-07-27 11:03:42 | コミック・アニメ
少し前後してしまいますが・・・
出光美術館で「ルオー 大回顧展」を観た時に、軽い後悔の念を覚えた事があります。

コミックの「聖(セイント)☆おにいさん」を読むの、後回しにしておくべきだった。

ルオーの、誰にもまねの出来ない質感と迫力と信仰心をもって描かれた、
素朴ながらも威厳に満ちたイエス・キリストに、
上記のコミックに出てくる、現代の青年テイスト溢れる親しみ易いイエスが
時折重なりそうだったので。

「聖☆おにいさん」 中村光 著 講談社モーニングKC ¥552+税

まだ一巻しか出ていないのですが、新聞のブックレビューに載っているのを見たときから気になってました。

イエス・キリストとブッダが、天界からやってきて長期休暇を東京で過ごす。
しかも、立川のアパートでルームシェアしながら。
よくぞ考えついたと驚嘆する設定ですが、聖人であるふたりの人間くさいこと。

結構細かいお金に厳しいブッダと、衝動買いに走りがちなイエス。
コンビニで女子高生に「あの人ジョニー・デップに超似てる」といわれて嬉しがったり、ブログ書いてるイエス。
自分を題材にした漫画を読んで「手塚治虫スゲエ」と涙するブッダ。

内容紹介はこれくらいで自粛しますが、コマの隅々まで遊びがあるので、
楽しく読めました。聖書や仏典からの引用も多いので、お勉強にもなります。
まだ一巻しか出ていないので、続きが楽しみだ。

二人が住んでいるのが「立川」ってのがまた絶妙な設定ですね。
中央線なら、こんな人がいかにも乗っていそうです。
違和感なく溶け込んでいそうだ。(笑)

アニメになってた

2008-07-18 21:29:09 | コミック・アニメ
昨晩は、少しだけ夜更かしできたので、
何とはなしに夕刊のTV欄をチェックしていたら、
フジTV系の深夜に「西洋骨董洋菓子」の文字。

時間は、以前「もやしもん」アニメをやってた枠なので、
もしかしてこれは・・・と、見てみたらやっぱりそうだった。

数年前に図書館のコミックコーナーで発掘し、ハマってしまった作品でした。
先にドラマになってましたね。(再放送をチラッと見たことがある)
椎名拮平氏とか阿部寛氏とかタッキーが演じてました。
よしながふみ原作の「西洋骨董洋菓子店」です。

あの、独特の余白を含んだ世界や、
真面目絵と崩し絵が交錯するテンポとか、「魔性のゲイ」を
一体どういう風に動かすんだろうと興味津々でしたが、
全体を淡いトーンの色彩で上品にまとめてあったのと、
効果表現が面白くて、思わず最後まで見てしまいました。

よしながファン仲間の奥様方も見てらっしゃるのでしょうか?
これ、真剣に見たらケーキに詳しくなれそうです。
ちなみに、エンディングロールの最後に出てくる「洋菓子アドバイザー」は、
今話題のカリスマパティシェ、Y塚さんです。
細かい所まで力入れてますね制作者のみなさん。

エーベルバッハ修道院

2008-06-21 19:46:04 | コミック・アニメ
数日前の記事に関して少々修正を。

ワイン「クロスター・エーバーバッハ」の醸造所である修道院は、
東西冷戦少女漫画で有名になったエーベルバッハとは違う場所にあるようです。

今日、青池先生の著書「『エロイカより愛をこめて』の創りかた」で確認しました。
修道院はライン川のほとり、都市はその支流ネッカー川のほとりに位置します。
嬉しさのあまり確認を怠り、ごく一部のお客様には誤った情報を流してしまった事をお詫びします。

で、この修道院、
ショーン・コネリー主演の映画「薔薇の名前」(ウンベルト・エーコ原作)の
撮影に使われたらしいです。映画を観るとこの修道院の様子がわかるということですね。
上記の青池先生の本では、178ページの記述と、巻頭のカラー写真で少し出てきます。

◇ ◇ ◇ ◇

昨晩のNHK BS-hiで見たボズ・スキャッグス。
雨が近付くひんやり湿った空気と不思議に合いました。
ゆっくりゆったり楽しむ事が出来ました。(それほど熱心に聴いていたわけじゃないけど)
男二人は爆睡してるし(←ここ大事)、懐かしいメロディと心地良い声。

ライブの最後の方で、ブルースナンバーまで披露してくれました。
この人が歌うと、ディープなブルース曲もオシャレに聞こえてしまいます。
番組最後でクリス・ペプラーが、「彼のルーツはブルースで、売れる前は
長髪にボロボロのジーンズ、オールマンブラザーズバンドに居ても不思議じゃないルックスだった」と話していました。
知らなかった。
クリスは丁度その頃のライブを見たことがあるとの事でした。

次は、スティーリー・ダン希望。(これこれ)

いいなあ下関

2008-06-18 21:00:44 | コミック・アニメ
月曜日に出た青池保子先生の新作。
スペインの歴史物「アルカサル 王城」の外伝です。
今回は、他の作品の主人公もコラボしている、大変充実した内容でした。
巡礼の道、サンティアゴ・デ・コンポステラのお勉強にもなります。

幸福な読後感に浸りながら、分厚い少女漫画誌をパラパラめくるうちに、
巻末近くの情報コーナーに目が行きました。

下関市立美術館で、何やらとっても羨ましい展覧会が開かれるそうですよ。
水野英子、青池保子、文月今日子の、少女漫画家3人展。
皆さんこの町出身だったり在住だったりで、縁のある作家さんたちです。

公式サイト→ www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/syoujo3_index.html

いいなあ。
凄く見たいですが、流石にこれだけの為に新幹線とか飛行機に乗るのは不可能。
公式サイトのチラシPDFファイルなどを見て喜ぶにとどめておきます。
ティリアン(宝塚でも舞台化された「エル・アルコン 鷹」の主人公)率高いですね。
学芸員さんの趣味かな?

西日本方面にお住まいの方で、ご興味のある方は是非どうぞ。
青池先生の原画、また見たいよお!
(線がとにかくスッキリしていて美しいのです。で、細部でよく遊んでおられます)

◇ ◇ ◇ ◇

西の領海が、何やら騒がしいですね。
何でこのタイミングなのか。

多分、あーんな人が就任したり、こーんな人が異動したりした影響ですね。
孔明よ、これを「離間の計」と呼ぶのであるな。
(ここで、オネエ言葉の孔明さんを思い浮かべたアナタは、かなりコアな青池ファンです)

わかりやすすぎですね。乗ってやらないもんね。
そろそろ凍頂烏龍茶の葉っぱ(もちろん台湾産)を買出しにいくとしますか。

明日から七夜連続で

2008-03-22 11:17:25 | コミック・アニメ
前の記事で、ちょっとしんみりモードになってしまいましたが、
ガラリと趣を変えます。(でも深く静かに怒り続けようと思います)

明日23日(日)から七夜連続で、NHKのBS-2にて、
巨匠・石ノ森章太郎先生の業績を追っていく特集が放映されます。

番組サイト→ www.nhk.or.jp/tokoton/

毎日、作品やジャンルごとにテーマを決めて取り上げていくようです。
詳しくは番組サイトでどうぞ。

延べ30時間にわたる気合の入った特集で、6日目と7日目なんて、
夜の八時から午前三時まで時間を取ってあります(!)
「009」好きと「ライダーシリーズ」好きさん達は必見かと・・・

仮面ライダー好きで、「V3」くらいまで欠かさず見ていた弟Aと、
ゴレンジャー大好きだった弟Bには、早速メールで知らせました。(笑)

私の一番のお目当ては、5日目の「佐武と市捕物控」第二話の放映です。
アニメなのですが、子供心にもとにかくスタイリッシュで格好良かったと記憶しています。
来週は、午後八時が来るのが楽しみになりそうです。

あらもう今週だ

2008-03-17 21:32:51 | コミック・アニメ
この前「GOTH展」を観に、みなとみらいまで出かけたときに貰ったチラシ。
もう今週開催と迫ってます。

☆ランドマークシネマコレクション 手塚治虫生誕80周年記念
 「手塚治虫FILMS 2008」
 3月19日(水)~23日(日) @ランドマークホール(横浜みなとみらい)
 1回券:一般¥600、小学生~高校生¥400
 2回券:一般¥1000、小学生~高校生¥700

公式サイト→ www.yokohama-landmark.jp/

え~、手塚先生の原作によるアニメの劇場作品・TV作品49作品一挙上映です。
22日に浦沢直樹先生、23日に大林宣彦監督のトークショーまであります。

悟空の大冒険とかW3(ワンダースリー)とかジャングル大帝とか観たいなあ。
(トリトンは手元に画像があるからいいの・・・ウフフ)
若き日の水谷豊氏が出ていたバンパイヤも捨てがたい。
父方のばーちゃんが、悪役「ロック」のファンだったなあ。

特に大きな予定も無いので、フラッと出かけて当日券で入れたら入るってのもいいかな?
その前に上野のお山にヴィーナスさん達に逢いに行きたい気もしますが。

◇ ◇ ◇ ◇

昨日、ロイターのサイトをお気に入り登録しました。
チベット情勢に関して、国内のメディアがどいつもこいつも不甲斐無いので、
見切りをつけた格好です。
こんなとき、英語が読めて良かったとつくづく思います。

でも、今日の夕方くらいから雲行きが一寸違う。
夕方の日テレニュース、良く踏み込んでくれたと思います。

こういうときにこそ、各メディアとか市民団体の正体がよ~く見えてくるものですね。
昨秋のヂミン党総裁選のときにある程度は思い知っておりましたが。

餃子の親分、もう来なくていいからね。

  

今年の「原画運」

2008-02-29 21:30:33 | コミック・アニメ
全部使い果たしたかも・・・

好きだった作品、リアルタイムで読んでいた作品の原画を
たっぷりと拝んでまいりました。

川崎市市民ミュージアムで開催中の
「少女マンガパワー! ---つよく・やさしく・うつくしく---」展です。

開催中 ~3月30日(日)まで 
川崎市市民ミュージアム(東急東横線・目黒線、JR南武線「武蔵小杉」北口からバス10分)
月曜日、3月21日(金)休館
9:30~17:00(入館は ~16:30)
一般¥800、65歳以上・高大生¥500、中学生以下無料(要・年齢の判るもの提示)
公式サイト → www.kawasaki-museum.jp

世界でも特別な存在である日本の少女漫画を俯瞰することが出来る展示です。
手塚治虫先生の「リボンの騎士」生原稿から順路が始まるという豪華さ。

オットーと一緒に見に来た「横山光輝の世界展」でもそうでしたが、
スクリーントーンがまだ無い時代の、効果線・背景すべて手書きの原稿には、
ひれ伏したくなります。(だって、遠景の山の陰が、1mm感覚の手書きの平行線だったりします)
石ノ森章太郎先生や松本零士先生、ちばてつや先生の、貴重な少女漫画もあります。
(松本先生作の、わんこが主人公の話、かすかに見覚えがあるんですが・・・)

従姉妹たちと怖がりながら読んだ、わたなべまさこ先生の「聖ロザリンド」、
伝説としてしか知らなかった、水野英子先生の「ファイヤー!」(ロック漫画です)
時系列で紹介される、時代を切り拓いて来た作品の数々に、時間を忘れてしまいそうになりました。

もちろん「24年組」の展示には力入ってましたよー。
山岸涼子先生の「日出処の天子」のカラー扉絵(これ、リアルタイムで読んでた)、
竹宮惠子先生のナマ原稿の中のジルベール。(最近は、後進の指導や 
”原画ダッシュ”という最新技術を駆使した保存用原画の作成にも尽力されているとか)
萩尾望都先生による「ポーの一族」、エドガーとアランの生原稿ツーショットとか・・・
ああもう理性がぶっ飛んでしまいそうだ。

カラーの原画は、美しいなあ。
漫画という扱いでなく、これはアートとして捉えるべきだと思います。
そして思い知る、印刷の限界。
技術は進歩しているとはいえ、色校正かけるとはいえ、中間色が中間色が~。

「BANANA FISH」のラストシーンやオスカルさまにも会えちゃいます。
観客の年齢層は幅広く、還暦前後のかたから、学生さんぽい方まで。
展示室の中央には、出展されている作家さんの作品や画集を
座って自由に読めるコーナーがありました。

作品だけではなく、それが生まれた時代背景や、
その当時の、読者である少女たちの置かれた立場など、大きな視点からの展示です。

壁面にプロジェクターで、名作と呼ばれる作品の画像と決め台詞を
次々に流していくフラッシュ展示が感涙もので、
20分あまりでしょうか、一箇所に立ち尽くして追憶に浸ったのでありました。
これは、はるばる電車に揺られてでも見に来る観客多そうです。

出口のアンケートボックス近くには、出展作家さんへのファンレターコーナーもあります。
出版社経由より、おそらくは早く手元に届けてくれそうなので、
よしなが先生宛てに思いっきり長いラブレター書いてきちゃいました。

ミュージアムショップで、図録を買ったときに、
たくさん並んでいるイラスト集の中から、青池保子先生の「PLUS ULTRA」を
目ざとく発見し(一度完売して復刻になった本)、五千円オーバーをものともせず
お買い上げしちゃったのは、もちろんオットーには内緒です。