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すきゃったどろわーず

「ひきだしバラバラ」~mici_konによる、美術展レビューとか音楽や身辺雑記です。

息抜きだーい

2009-12-31 19:54:07 | コミック・アニメ
この後まだまだ台所仕事が残っておりますが、
ちょっとくらい息抜きいいよね?とネットを覗いている最中です。

先日コメント欄で「ムダヅモアニメ」について書いたのですが、
サンプル動画を見つけたのでご報告。

YouTubeにありました。
→ www.youtube.com/watch?v=RHfBmvcAkY0&feature=player_embeded

動画タイトルは ”「ムダヅモ無き改革」第一話 「北」の巻 ”です。

見てきましたが、良く出来ていました。
たぶん関係者の方が宣伝用にアップされたのではと思います。

◇ ◇ ◇ ◇

今年活躍した俳優さんの中に、遠藤憲一さんがいらっしゃいますね。
「不毛地帯」の鮫島役があまりにもはまっているため、我が家では「サメちゃん」と呼んでおりますが。

達者な役者さんだと思います。
ここらで出てくるよね、食いついてくるよねと思った期待を裏切らない!

地上波TVがあまりにもつまらなかった昨晩、録画しておいたWOWOWドラマ
「空飛ぶタイヤ」5話を一気に見ていた我が家、
このお話では刑事役の遠藤氏を
「がんばれサメ」「いいやつじゃんサメ」と応援してしまったのは内緒です。(笑)

来年もいろいろな作品での活躍を楽しみにしています。

十勝、なんですね

2009-12-25 10:20:44 | コミック・アニメ
これからご紹介するコミックエッセイの著者サマのご実家です。
・・・今は亡きショウイチの地元だったのね(しんみり)・・・

酪農家コミックエッセイって、初めてですよね?

『百姓貴族』1巻 荒川弘(ひろむ)著
 新書館 刊  (¥680+税)

出たばかりの『鋼の錬金術師 24巻』のそばにおいてある本屋さんが多いかと思います。

『鋼の』はアニメ・映画にもなった大ヒット作ですが、
著者の荒川さん(女性です)は、プロの漫画家になる前に
7年間実家の農園を手伝ってらしたそうでいわば「プロ農民」の経歴をお持ちの方です。

子どもの頃から農作業や牛の世話を手伝ってきたからこその
「地に足が付いた」世界観は、そういえば作品にも反映されているような。

「農家の常識は世間の非常識」とおっしゃるように、
ええーっ?と驚くエピソードがたくさん楽しめますが、
時には食料自給率の問題など、厳しく深いお言葉も含まれます。

道産子必見だと思います。
(多分ナイチャー[沖縄的表現]の2割増しで楽しめるかと)
もちろん、乳製品や牛肉やジャガイモを日々愛用している多くの消費者も必見です。

◇ ◇ ◇ ◇

クイズの時間です。

「国内からはサギに見え、
 海外からはカモに見え、
 いざという時にはチキンになる鳥って、な~んだ?」

いやぁ、昨夕の記者会見は酷かったなあ。

全部観てました

2009-10-31 22:31:15 | コミック・アニメ
回復した晩でよかった。

昨夜のこと、「テレビつまんな~い」と、
見られる番組を探していたらありました。BSハイビジョンに。

「アニメ梁山泊物語」

水滸伝のアニメではなく、タツノコプロを取り上げたドキュメンタリーでした。

吉田竜夫さん三兄弟を中核に、まったくのゼロから「アニメを作りたい!」という
情熱をもってスタートし、やがて日本のアニメを引っ張っていく存在となった
タツノコプロは、実は現在トップクリエイターとして活躍し続ける人材を生んだ
「梁山泊」であり、育てたのは吉田氏だったという内容。

初めての作品『宇宙エース』から観てました~。(古さがバレる)
番組中取り上げられた『マッハGo!Go!Go!』、『科学忍者隊ガッチャマン』、
『みなしごハッチ』、『タイムボカン』、
見事に全作品リアルタイムで観ていました。
主題歌もほぼ全部歌えるぞ。

深夜だったので、オットーは既に就寝後。
もし起きていたら大変な騒ぎになったものと思われます。

ガッチャマンのキャラクターデザインが、天野喜孝氏だということは知っていましたが、
同じ作品でメカのデザインをしていたのが、後に「ガンダム」のデザインをすることになる
大河原邦男氏だとまでは知りませんでした。何て豪華なんでしょう。

大河原氏の仕事場にシャア専用ザクのでっかいフィギュアがあったのと、
仕事机のある部屋からドアを隔てて「マイ旋盤」の設置してある工場があったのには驚きました。
本当に機械が好きな方なのですね。

今や世界的な名声の、押井守監督も「タツノコ学校」の生徒さんだったとは。
若い才能を上手に見つけ、伸ばしていこうという先輩の居る環境だったからこそ、
この方々の今があるのでしょう。(もちろんご自身の才能も)

病み上がりの心身に、丁度良い活力注入となった一時間半でした。
天野氏の制作風景を見られてラッキー!

2009-09-05 21:55:12 | コミック・アニメ
フジテレビで「ジャングル大帝」のリメイク版がオンエア中ですが・・・

ちょっと絵を確認しただけで、観てませ~ん。
サッカーの方がいいや。
あれは私の知っているレオじゃ無い。

テレビ屋さん、オールドファン怒らせないでね。
(何せ人生で初めてハマったアニメですもの)

今風の絵だということと、色使いが美しい事は確認できました。
この感じ・・・ひょっとして「デジモン」のスタッフが参加しているのかなあ?
ちょっと調べて、キャラクターデザイン原案が、
あの天野喜孝氏だと知って驚きました。
(「ヤッターマン」や「ガッチャマン」も担当された方ですが)

ここまで書いて、最近ネット上で見たとある画像を思い出してしまった。
「天野ふうに描いてみた『ちびまる子ちゃん』の登場人物たち」
想像できたアナタのイマジネーションは、素晴らしい。

ついでに覗いてみた実況掲示板では、CMの多さに呆れる声多数。
やはり観てなくて正解かも。

出てました

2009-07-30 22:26:35 | コミック・アニメ
コミックスで毎号追いかけている『もやしもん』の8巻。
掲載誌を読まないもので、発売されているのに気付くのが遅れました。

できれば7巻の最後に、大体で良いから何時頃次のが出るか書いて欲しいですね。
限定版買い逃しちゃいました。
まあ、この売り方にも「いかがなものか?」と思っていたので、どうでもいいけど。

作者様のブログによると、今回の限定版には「絵本 もやしもん」が付いていたとか。
科博の「菌類のふしぎ」展の図録みたいなお勉強モードだったのかな?

8巻のテーマは「地ビール」。
お値段がよろしいもので、普段から愛飲できてはいませんが、
ワタクシの好物の一つです。

毎年10月に、横浜赤レンガ倉庫の「オクトーバーフェスト」に足を運ぶものとしては
とても興味深い内容でした。
ビールって、奥深いお酒なんですよね。

作中には、日本各地で実際に醸造している地ビール蔵のロゴがあちらこちらに描かれています。
お、我が家のお気に入り「風の谷のビール」もあるぞ。

この細かな作画を、石川さん(作者様です)はお一人でこなされたと、
編集さんによる欄外コラムで知りました。
職人気質のお方なんでしょうね。背景のリサーチなんかもバッチリだし。

影響されやすい私は、早速近所の酒屋さんで
スタウトタイプの新潟の地ビールを1本買ってきましたとさ。
「液体のパン」といわれるのもうなずけます。
猛暑だった一日の仕事の後に頂くのは格別です。

ついつい調子に乗って、今週出した「らでぃっしゅぼーや」の注文書で
「風の谷のビール」のダークラガーを半ダース頼んじゃいました。ははは。

◇ ◇ ◇ ◇

赤レンガ倉庫と書いてふと思った。
ウチの市長、一体何を考えてるんでしょうなあ。
入場者が予想より大幅に下回りそうな博覧会の閉幕前にランナウェイ?


物心ついた時には

2009-06-14 11:16:29 | コミック・アニメ
そこにあった手塚治虫作品。
「ラララ昭和の子」だもの。
人生で最初に好きになったアニメは「ジャングル大帝」でした。

江戸東京博物館@両国で開催中の「手塚治虫展」は、
手塚作品とともに成長した子供の一人にとっては、
自分の来し方を振り返り、未来を思う貴重な機会でした。

小学生の頃、中学生の頃、節目節目で強く揺さぶられた場面の原画が
数多く展示されていました。(原画祭りの側面もあります)
『火の鳥』のあのシーン、『ブラック・ジャック』のあのセリフ。

今年は手塚先生没後20周年と云う事で、NHKもBSを中心に
「手塚治虫イヤー」の様相を呈しています。
何度もスペシャル番組を見ていますが、やはりこれだけ系統的な展示は圧巻です。

手塚作品をリアルタイムでは読んでいない、小学生の団体さんにも、
原寸大アトムのフィギュア展示は大人気でした。
ご年配から子どもらまで、幅広い年代の日本人に今なお愛されているのを実感しました。

個人的に嬉しかったのが、アニメ「ジャングル大帝」「W(ワンダー)3」、
「リボンの騎士」、「どろろ」の原画を見られたことと、
予想もしていなかった、「マグマ大使」撮影用の着ぐるみが展示されていた事です。

悪役ゴアのヘアースタイルが、母方のばーちゃんにそっくりでした。
一方、父方のばーちゃんは「バンパイア」の悪役ロックの大ファンでした。
幼稚園の頃既に「0マン」を読んでいたのは、父が経営していた店に出入りしていた大人のおかげ?

すっかり忘れていたと思った記憶がとめどなく蘇ってくる午後でありました。
「火の鳥」展示のインスタレーションは、なかなかの力作でしたヨ。
6月21日まで、月曜休。

・・・グッズ売り場で、ジャングル大帝柄のクリアファイル(これは判る)と、
「ブラック・ジャック名セリフ入りトイレットペーパー」を買ったチョイスは、
正しかったのでしょうか?
アッチョンブリケ顔のピノコと、ヒョウタンツギの形をしたクッションも
実は欲しかったというのはナイショです。

日曜朝のあさたろう

2009-05-15 20:34:03 | コミック・アニメ
↑あそうたろうのタイプミスではありません。

最近アニメ化されたのを知った、楽しいお話です。
懐かしいなあ。トンジが小さな頃に何冊か読み聞かせしたなあ。

飯野和好さん作の「浪曲絵本」、『ねぎぼうずのあさたろう』。
子どもが大好きな、ディープな絵柄の旅ガラスワールド。

原作絵本の公式サイトはこちら(福音館書店さん)
→www.fukuinkan.co.jp/campaign/asataro/

主人公の「あさたろう」は、ねぎぼうずです。
登場人物は野菜ベース(にんにくとかキュウリとかカボチャとか)。
旅をしながら強きをくじき弱きを助ける主人公の決め技は「ネギ汁」!

もともと気に入っていたお話だったので、アニメになって動いているのを
初めて見たときにはビックリしました。
アニメの塗りになっちゃうと、原作のあの水彩の微妙な雰囲気が薄れるのは惜しいですが、
何といっても浪曲の音声が付くのがいいねえ。

浪曲ナレーターは、国本武春さんが楽しげに務めておられます。
「にほんごであそぼ」での「うなりやベベン」名義での活躍といい、
子どもたちのファンが増えて、浪曲オーディエンスの裾野が拡がりそうですね。

アニメは、日曜日朝6時30分から、テレビ朝日系での放映です。
地域によって放映日が違うかもしれないので、アニメ公式サイトをご紹介します。
→www.toei-anim.co.jp/tv/negibozu/

気をつけていないと、これを見た後「シンケンジャー」までなだれ込みそうです。(苦笑)

クマモトムサシ詳細

2009-03-28 10:11:25 | コミック・アニメ
☆「井上雄彦 最後のマンガ展 重版 ~熊本版~」

 4月11日(土)~6月14日(日) @熊本市現代美術館
 10:00~20:00 (入場は19:00まで)
 火曜休館 ただし5月5日(火)・5月6日(水)は開館、5月7日(木)振替休

 一般¥1500、高校・大学生¥1000、小中学生¥500
 (東京展と同じく、「平日:日にち指定チケット」、「土日祝:日時指定チケット」が存在するようです)
 
 美術館のサイト→ www.camk.or.jp/event/exhibition/inoue/

高速料金もお手ごろになるし、広域にお客さんが見込めそうですね。
GWあたりは、激しく混むかもしれないです。

武蔵、熊本へ

2009-03-27 22:14:22 | コミック・アニメ
2週間ぶりに江戸でバイト。
行きに乗り換えた渋谷駅は、お子様で溢れかえってました。春休みだな~。

職場が入ってるビルのエントランスを入ると、
でっかい井上雄彦絵の宮本武蔵がお出迎え。

展覧会?本?

良く見ると、MOOKのポスターでした。
「ぴあ」から、¥1000で発売されたようです。
内容は主に去年上野の森美術館で開催された「最後のマンガ展」に関するもの。

検索してみたところ、あの展覧会、4月から九州に巡回するそうですよ。
もちろん武蔵ゆかりの地、熊本で。
九州方面、もう告知始まってます・・・よね?

とりあえず速報として記します。
詳細は、また後日。

これだけは断言できる。
あの上野の行列は、熊本では無いでしょう。

・・・そろそろ「高菜の新漬け」の季節ですね。
今年は帰省できる見込みがあんまり無いので、お取り寄せするかな。

初めて見た劇場版

2009-03-26 20:44:35 | コミック・アニメ
オフの朝、何気なくチェックしたTV番組表で見つけてしまった、
NHK BS-2 春休みアニメ劇場の告知。

「海のトリトン 劇場版」だあ~~!(1979年)
TVシリーズが72年だから、根強いファンの声に応えての公開だったっけ?
存在は知っていましたが、見るのは初めてでした。

アイロンがけや掃除やデスクワークのかたわらずっと流しておりました。
基本、新たな部分を加えたというのは無くて、TVシリーズを編集して2時間余にしたものです。
(主役の声を演じていた方が声変わりしちゃったものね)

思春期に「捕まった」作品だったので、そりゃあ思い入れ深いです。
大人の目で見ると、いつもの悪い癖であれこれ突っ込みたい所もあるけれど、
記憶を解凍しながら幸せな一時を過ごしました。

音楽、やはり良いです。
もうお亡くなりになったんですよね、音楽監督の鈴木宏昌さん。
ドビュッシーを連想させるクラシカルなメロディが出てきたり、
ファンクだったりジャズだったり、とにかくオシャレです。
甲子園の応援チューンとして定着したメインテーマもはずせないですが。

後に「ヤマト」を制作する西崎氏と、「ガンダム」を制作する冨野氏が
お二人とも関わっていた作品としても注目すべきでしょう。
ファーストガンダムしか知らない私ですが、
あ、これガンダムにもあったな・・・というシーンがちらほらでニヤリと出来ます。
(「ぶったね・・・」@アムロ の原型だったり、どうみても量産型ザクぽいアンコウ軍団だったり)

悪役にプロレスラー体型&コスチュームのキャラクターが数名いることとか、
今聞くと妙に古い言い回しのセリフとか、
低予算のためか、絵があまり動いてないけれど、
まれに入る、作画監督のエンピツデッサンぽいカットが凄く美しかったりとか、
語りだしたら止まらない(苦笑)。

でもね、13~4歳の主人公にあのラストはキツイですわ。
あの「大どんでん返し」があったからこそ、これだけ記憶に残る作品なんでしょう。