オノウコ一家が、
パパウコの給与減額の影響で、
夕飯が危機的状況となった。
フツーでさえ、
物価が上がりまくってるのに、
この減額はこたえた!
夕飯の食卓に着くオノウコとパパウコとママウコの前には、
神戸牛ステーキの写真と、
おちょこに入った水が置かれていた。
ママウコはステーキの写真を見ながら、
「悲し過ぎるやないか😢米粒ひとつもない夕飯は」と呟いた。
パパウコは、
「政治家は裏がねで贅沢し放題や」と愚痴ると、
オノウコが、
「ウチにも裏がねがあったわね」と言ったので、
パパウコは優しく、
「ウチのどこに裏がねがあるの?」と尋ねた。
するとオノウコは、
「ウチらのアパートの裏の寺には鐘があるわ」と答えたので、
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩き、
「こんなひもじい時にまじめに馬鹿なことを言うな🤬」とキレた。
そこに、
玄関ドアをノックする音が聞こえたので、
パパウコが出ると、
近所のおばさんが、
「あなたたちお腹減ってるんでしょう?私のところにひと袋だけ余ってたから食べて、元気出してちょうだいね😃」と言って、
上画像の様な、
1袋の小鳥の餌を持ってきた。
パパウコは丁寧に礼をして、
小鳥の餌を食卓に持って来てお椀🥣に入れて、
スプーン🥄とともに、
それぞれの前に置いた。
ママウコは、
腕に盛られた鳥の餌を見ながら、
「舐めやがって!こんなモンしか持って来んのか⁉️アイツは🤬」とキレると、
パパウコは、
「何も無いよりはマシや。いただこう」と静かに言った。
オノウコは、
お椀🥣に盛られた鳥の餌をガツガツ食いながら、
「これでウチは小鳥のようにお空を飛べるのよ❗️」と叫んで、
窓辺に走って窓を開けて、
外にジャンプした❗️
三階から落下したことになるが、
下の木の枝に救われて軽症やった。
オノウコは心に、
「病院に入院できてたら白飯が食えたはずなのに😢」と思ったという。
ママウコは心に、
「アイツが死んでたら毎日白飯が食えたのに😢」と思ったという。