
まず、
今朝早くに、
俺の階のどこかから、
出棺があり、
早朝から、
弔いの空気の中に、
1日は始まった。
朝8時、
俺の隣部屋のアトミックが、
電気関係の仕事をしていたので、
例の、
4階蛍光灯を、
修理してくれた。
そして、
何者がいたずらしたのか?という疑惑は、
新聞配達のババさんの目撃で、
乱心梅之助が、
蛍光灯が駄目になる日の早朝、
4階にいたことが証言されて、
二階に住む、
前副自治会長の桃尻おやじとアトミック、
三階のガンガン丸と俺の四人で、
乱心梅之助の部屋を訪ねることになった。
けど、
留守やった。
が、
玄関下に、
書き置き封筒があり、
『みなさん。また、会いましょう』というメッセージがあった。
書き置き内容が不審に思われたので、
自治会長の同意の内に、
合鍵で乱心梅之助の部屋を開けたら、
綺麗に整頓されていて、
本人はいなかった。
俺は後で、
個人的に、
このことを、
自称名探偵の道頓堀川痴歩に電話入れたら、
1日の出来事そのものを尋ねるので、
乱心梅之助の謎の失踪を解くヒントになればと、
何もかも話した。
道頓堀川痴歩は言った。
「早朝の出棺に答えがある」、と。
ケイジロウ。
あの早朝の弔いは、
善意という名の弔いやった。
エエ歳したモンが、
あんな芝居じみた逃げ方するとは。
どうせ、
何気なく、
いつか、
帰ってくることやろう。
ケイジロウ。
たとえ善意が葬られようとも、
多くの善意を生み出し、
あかあかと照らしていこう。
あの、
修理されて、
周囲を再び照らした、
蛍光灯のごとく‼️
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