
オノウコ家にオオタという親戚があった。
そこの伯父さんが亡くなったことから、
葬儀にも行ってないオノウコ家は、
ひたすら、
遺産の分割にあずかれることを夢見ていた。
が、
一向に、
連絡はない。
ママウコはしびれを切らして、
お姉さんのアネウコに電話した。
「姉さん。うちは生活の苦しさに、いつ、一家全員あの世に行くとも限りません。オオタの伯父の遺産があれば、私の胃炎も治り、食卓も、古米に雑草をおかずとすることはないでしょう」と言うと、
アネウコは、
「そんな暮らしでは、胃は良くなりません。オオタに寄って、遺産分割のことを尋ねてみます」と返答した。
ある日、
オノウコ家で、
ママウコが食おうとしていたどん兵衛の油揚げがかじられていたことが発覚した。
そして、
パパウコの制止を効かずに、
ママウコがオノウコの首を絞めていた時に、
アネウコが来た。
アネウコが玄関で挨拶するので、
オノウコが応対に来たが、
あばた顔で出っ歯のアネウコを見たオノウコは、
「お母さん!殺虫剤ない⁉️」と大声で尋ねた!
ママウコはお玉でオノウコの頭を叩いた!
アネウコは不愉快そうに、
「自分の叔母をつかまえて無茶苦茶言いやがって😡」とキレた!
パパウコが開いたままのがまぐち👛財布をアネウコの前に置いた。
アネウコは、
「姉が来たら最初はお茶🍵でも出すのが礼儀やろが!」と叱ったので、
オノウコが、
湯呑みに湯気立つお茶🍵の写真を一枚アネウコの前に置いた。
アネウコは呆れて、
「ナンや😦これは❓」と尋ねると、
オノウコは、
「お茶🍵を買う金がないので、これで我慢してちょうだいね」と言った。
アネウコはオノウコに、
「親戚にシュール対応するなよ!」と厳しく言った。
そしてアネウコはママウコに向きなおり、
「あんた、胃の方は大丈夫?」と心配した。
ママウコは、
「そんなことよりも、オオタの遺産はどうなってるの?」と尋ねたので、
アネウコは笑顔を見せて、
「オオタから預かってきました」と言って、
布に包まれた物をママウコに渡した。
ママウコが包まれた物を取り出すと、
中にあったものは太田胃酸の小箱やった。
アネウコはママウコに、
「オオタの家もあなたの胃のことを心配して、こうして分けてくれたのよ」と言った。
ママウコは、
「オオタの遺産と言ったのに、太田胃酸やないか⁉️」と怒鳴って、
アネウコの頭をお玉で叩いた!
アネウコは頭を抑えて驚き🫢
「姉の頭をお玉で叩くなんて、アンタ正気⁉️」と言い返してきたので、
ママウコは、
「遺産分割と言ったのに胃薬持って来る方がおかしいんや❗️」と大声で言い返した!
アネウコは厳しい表情になり、
「オオタの家は、遺産なんかありません!事業に失敗して借金があります。だから、私たち親族は、いくらかでもオオタの家を支えなければいけないのよ。わかったら、ハヨ金を出しなさい!!」と言いまくった!
金の無いママウコとパパウコが困り果てる中、
オノウコは奥に行き、
DAISOで買った札束をアネウコに渡した。
アネウコはオノウコに言った。
「相変わらずあんたの精神はブラックホール入ってるわ」、と。
どれを読んでも‼️
クスッと笑えて、頭の回転早く、誰も傷つけず、長さもサラリと読める丁度良さ😄
いつもブログ記事を喜んでもらい本当に感謝です。
また、
いろいろと情報を取りに行ってきますので、
今後とも、
よろしくお願いいたします🤲
こうして、
いつも、
記事を読んでくださる方がおられることは、
本当にうれしいことです。
ましてや、
リアクションやコメントまでいただき、
うれしさ倍増です。
tsukikusa様、
ありがとうございました😊