ここは事故部屋😱

俺のところの近くのアパートに住む、

昨年越して来たおばさんの話。

一年の月日は自然と、　

おばさんと地域の絆を深める。

それに、

モールが近くて買い物に便利なところも気に入った。

が、

おばさんにとって、

ちびっと気になることがあった。

それは、

深夜２時に決まって人の足音が聞こえる。

おばさんは目を閉じて胸を晒し、

「犯されるんだわ」と呟いた。

が、

足音だけでなにも起きない。

また、

時々やけど、

凄まじい金縛りに会う。

最初は、

近所の大学のにいちゃんが侵入して、

体を奪ってると思ってたらしいが、

100％確実な金縛りやった。

そんなある日、

おばさんの部屋が事故部屋だったことを、

他の奥さんが、

ついつい口に出してしまった。

おばさんは、

アパートを紹介した不動産屋に行き、

事故部屋を隠していたんやないかと責めた。

不動産屋は答えた。

「きょうお知らせしようと思ってたところです。けど、手間が省けてよかった」、と。

おばさんは、

賃貸契約する前に言えと怒鳴ると、

不動産屋は、

「孤独死された方は人見知りが激しい方でしたので、配慮させていただき、公表を差し控えておりました」と言った。

おばさんはガチギレして、

「なんの言い訳や😡❗️」と叫んで、

荒々しく帰った。

おばさんは困った。

引っ越ししたいけど金が無い。

やけど、

事故部屋は恐ろしい😨

それで、

自称霊媒師のパスコードがまみのところに行った。

パスコードがまみは、

孤独死した人が、

外から仲間を呼び付けてるから、

悪霊退散用の塩で玄関前に盛り塩することを言い付けた。

そして、

パスコードがまみは、

悪霊退散用の塩を器に移してやったが、

塩の入ってた袋にDAISOと書かれていることが気にはなった。

その夜、

おばさんは早速玄関前に盛り塩して、

そして、

就寝した。

なのに、

相変わらず深夜２時の足音と、

金縛りに襲われた。

おばさんが翌朝、

盛り塩を確かめに行くと、

器に盛ってるはずの塩が無かった。

おばさんが訝っていたら、

下階の奥さんが来て、

「そこのお塩、ドンキー奥様がきゅうりの一夜漬けを作るからって持って行ったわ」と教えた。

おばさんは愕然となった。

確かに、

玄関前は、

自分の場やないんやけど、

勝手に盛り塩を取って、

きゅうりの一夜漬けを作るとは------😡⁉️

ドンキー奥様にひと言言いたい。

けど、

そんなことをしたら、

幽霊の祟りより恐ろしい結末を迎えることになる事実を、

おばさんは、

一年という月日の中から学んでいた。