
音無しオンナが、
どうすれば、
クセのある納豆を、
食いやすくするかと煩悶しながら、
1時間。
青ネギと青じそ混ぜた納豆を持ってきた。
俺は、
漬物や酢の物苦手やけど、
納豆は食える。
AEが納豆嫌い。
キヨ様のイケメン息子のレフティも、
納豆嫌い。
理由は、
ジジ臭いからとか言うらしいけど、
ただの、
食わず嫌いなのは明白。
音無しオンナが持ってきた納豆は、
臭みもなく、
サッパリ感覚にいただける。
納豆食いながら、
ある記憶が蘇った。
ススムさんが中坊してたとき、
両親とも、
親戚の急な不幸で、
1日留守をするというので、
好きなもん買って食え言われて、
一万円置いていった。
ススムさんは喜んで、
ポテチからポップコーンやチョコレートの数々を、
たくさん買って、
貪った。
けど、
ヤッパまともなもん買おうと、
コンビニ行って、
買ったのが、
納豆やった。
ばあちゃんによく作ってもらったと言う。
こういう恒久悪童も、
こんな、
ささやかながらの思い出があるんやと、
微笑ましくなった。
ススムさんは、
一度も、
LINEの既読無視とかしたことがない。
そんなススムさんやからこそ、
俺は、
こう言える。
たとえ、
ケイイチロウやケイジロウと絶縁破縁しても、
ススムさんとは、
いつまでも、
仲良くすることやろう。
このように、
音無しオンナの納豆一筋1時間のお裾分けは、
様々な思い出や思索の波紋を投げかけた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます