
画像は、アメリカで17年に一度発生する周期ゼミ。名は、17年ゼミと呼ばれる。
このセミは、ガチにやかましく、
1週間も、昼夜を問わず、鳴き続ける。
本題や。
俺の知り合いのおやじ(元会社の馬鹿上司)が、伝達障害の持病を持っていた。
その病状は、
17年に一度だけ現れる。
ぶっちゃけ、
このおやじは、
17年に一度、
昼夜問わず、爆泣きするんやった😱❕
このおやじには、二人の子供がいた。
まず、
17歳のオンナ、カオリ。高校テニス部所属のワガママで、むちゃ金使いが荒いと言う。
次に、
14歳の中坊、イサオ。サッカー部所属のワガママ息子。月に一度、両親の財布から、お抜きする悪習がある。
これらの子供達を、
おやじは、出来損ないと罵り、
絶えず、
ガナりまくって、
道徳風を吹きまくった。
二人の子供は、おやじを、陰で、うすら馬鹿と罵った。
そんなおやじが日増しに、元気が無くなって行く。
そう、
呪われた17年がやって来る。
二人の子供は、
この事を全く知らない。
母親のみが、知っている。
そして、
ある夜から、
おやじは、爆泣きし出した。
激しく、激しく、昼夜をシカトする爆泣き。
それは、
凄まじかった!!
カオリとイサオは、勉強どころか、寝ることすら出来ず、
二人して、おやじに「やかましい!!」とガナり付けた。
母親から、おやじの伝達障害の話を聞かされても「だから何!?」と喰ってかかった。
おやじは、飯も食わずに爆泣き❗
トイレに行っても爆泣き❗
風呂入っても爆泣き❗
当然、会社は休む訳やけど、
学校に行かねばならん二人の子供は、おやじが、蓮の咲いているところに行くように、心で念じた。
おやじの爆泣きも、
週の半ばになると、
みんな、
耐えられなくなる。
まず、
カオリが、
テニスラケット持って来て、
玉をおやじの顔面に打ち込んだ!!
それでも、おやじの爆泣きは止まない。
次に、
イサオが、
臭いサッカースパイクをおやじの顔に押し付けた。
けれども、
おやじの爆泣きは止まない。
二人の子供は、罵りを浴びせ、
イサオに関しては、
爆泣きするおやじに、ドロップキックさえカマした。
こうして、
1週間が過ぎた、とある夜、
カオリとイサオが、
爆泣きするおやじの顔に、
洗濯バサミを挟ませていた、その時ー、
おやじの爆泣きが収まった。
沈黙が包む中、
おやじの顔は怒りに赤くなり、
二人の子供の顔は、恐怖に青くなった。
当然ながら、
二人の子供は、
1週間も、
おやじにガナり入れを喰らった!!
おやじのガナり入れ、1週間が終った時、
イサオはカオリに言った、
「姉ちゃん。今度、あいつが泣き出すのは、俺が、31の時だろう!?」
カオリは「そうや」と答えた。
イサオは、カオリを見つめて言った。
「その時、俺らは仲良くしてるかな❓」
カオリは、イサオの手を握って、微笑んだ😊
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