ヨコヤマと言う男がいた。
むちゃ気が弱かった。
やから、営業部長に、よく怒られた。
営業部長の罵りは「お前には、個性が無い。人格が無い」と言うものやった。
ヨコヤマは、自分らしさを見付けようと、
試行錯誤するも、徒労に終わる。
部長に怒られ、
安アパートの一室に帰れば、
大好きな、山本彩の動画ばかり見ていた。
ある日、
営業部長から「個性を出すまで、会社に来るな」とキビいこと言われた。
気落ちして、
自分の個性を持たないヨコヤマは、
悲しく、寂しく、山本彩の動画見ながら、
さや姉みたいな個性があったらいいなと考えた。
この考えは、強くなり、
何か、
自分が山本彩やないかと思い込み出して、
段々、
自分に自信付けて来た。
翌日から、
ヨコヤマは、
化粧して、
山本彩ファッションで、
部長の家の前で、「365日の紙飛行機」を、毎朝、365日間、唄い続けた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます