
スネコという自己中オンナがいた。
キレやすく、
すぐに手を出してしまう。
ある日、
喧嘩相手がしのぶやった為、
腹部を蹴られた上に首筋に噛みつかれて、
川に投げ落とされたこともあった。
が、
プライドの強いスネコは、
自身で、
この傷害事件を揉み消した。
そんなスネコが体調不良になる。
不眠と食欲減退。
おまけに、
肛門出血が頻繁に起こる。
スネコは考えた。
おそらく、
子宮が異細胞に蝕まれているであろうと----。
病院🏥に行けばハッキシするけど、
ズバリの結末言い渡されて、
心臓急停止🙀やろう😩⁉️
そこで、
水晶玉🔮占い師のババさんのところに行くことにした。
この占い師は、
ズバリの確率は100に近いものがあるが、
ちびっと、
ズレた鑑定結果になることが多々やった。
その方が、
病院🏥に行くより、
心の荷が下りると、
ほくそ笑んだ。
が、
ただの気休めやった。
暗室で占い師と向かい合うスネコは緊張していた。
占い師は、
分厚い本をいちいちめくって、
水晶玉🔮を睨みつける。
その際、
スネコは、
特に激痛と倦怠感で脂汗が滲んだ。
横に置かれた、
この場に不似合いの恵比寿さん像のニヤケ顔にウツが入る😠
占い師は声を落として、
「今夜、ここにいる誰かが死ぬわ」と言った。
スネコは声を震わせ、
「ここにいる誰かって、あたしか先生だけですよね」と言うと、
占い師は、
「ま、そうやな」と答えた。
スネコは、
「先生の占いも外れることもよくあるそうですから、あまり本気にいたしません」と言うと、
占い師は、
「あたしは4月1日以外に嘘はつかないんですよ😠」と言い返して来た。
スネコは、
占い師がやたらめくりまくった分厚い本に視線を移したので、
占い師は、
「何もかもが書かれた万能の本です」と答えた。
スネコは、
「それをあたしに売ってくれませんか?」と問うと、
占い師は、
「売らない!!」と即答した!
スネコは、
「占いでしょう⁉️あたしに必要なんです。いくらですか?」
と言うと、
占い師は、
「だから、売らない!!」と声を荒げた!
ここでスネコは気付いた。
〈占い〉と〈売らない〉の不毛の言葉のやり取りを。
占い師は、
「あたしの占いは一流なんだ!さっさと冥土に行く支度しな!!」と喧嘩腰になったので、
スネコは超ギレして、
「死ぬのは、お前や‼️」と叫んで、
恵比寿さん像持ち上げて、
占い師の頭を叩いた!
占い師は悲鳴をあげて倒れた!
これは警察沙汰になった。
占い師は、
下手したら、
絶命したかもしれない状況やったけど、
運良く助かった。
が、
占い師は不服やった。
やって、
今夜、
どちらかが死ぬと出てたのに、
相手はともかく、
少なくとも自分が死なないと、
占いが外れたことになる。
一方、
スネコは、
その後、
医師の診察で、
内肛門切れ痔と診断された。
身体的なサイアクの結果は免れたが、
社会的サイアクの結果として、
3年間、
塀の中で過ごした。
ケイジロウ、レフティ、
確かに、
定められた結末は恐ろしいが、
不服なら、
それを変えようと努めることも一理やと思う。
やって、
自分の人生やもん。
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