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ごんぎょう坊や(goo編)

2020-08-04 23:19:00 | 日記




画像は、
日蓮宗総本山の身延山にある久遠寺。
この荘厳な寺と信心の奔流から、
恐ろしい話が生まれる。

時は明治。

物凄いド田舎に、
天然痘という、
コロナよりもはるかに恐ろしい不治の病が流行っていた。
そして、
とある家の四歳の男の子が、
この病にかかった。

男の子は苦しみながらも、
仏壇の前で、
「ナンミョウほうれんゲキョウ。なんみょうホウレンげきょう。ナンミョウほうれんゲキョウ------」と、
拝み続けた(ごんぎょうしていた)。

顔面が真っ白で、
不気味に血管が浮かんだ形相に白眼剥いて、
ひたすらごんぎょう(勤行)した。

そして、
49時間後に、
「ジョーラクがジョー‼️」(常楽我浄。悟ること)
と叫んで、
息絶えた。

が、
この男の子は、
信心で病の苦しみを乗り越えたと讃えられ、
ごんぎょう坊やと呼ばれるようになった。

そして時代はめぐり、
ひとつの都市伝説が生まれた。
それは、
「ナンミョウほうれんごんぎょう坊や。ナンミョウほうれんごんぎょう坊や。ナンミョウほうれんごんぎょう坊や」と、
三回唱えた時に、
ごんぎょう坊やが現れて、
首筋にしがみつくというものやった。
そのとき、
首筋には、
数珠玉の痕が残って、
49時間激痛がするという。
そして、
この激痛は、
どんな薬も効かず、
49時間ごんぎょうしないと、
とれないという。

ここに、
ホラー伝説を追い求める、
ヤシロというオンナがいた。
ヤシロは、
ごんぎょう坊やに興味を覚え、
調べ上げることにした。

ある日、
風呂に入っていたヤシロは、
体を流していた時に、
「ナンミョウほうれんごんぎょう坊や。ナンミョウほうれんごんぎょう坊や。ナンミョウほうれんごんぎょう坊や」と、
ついつい唱えてしまった。

けど何も起こらない。
ヤシロは、
鏡に写ってるか確認したり、
湯船の中を確認したり、
天井にへばりついてるかとまで確認した。
(徹底的なホラー映画のオチを研究している😳)

何の異常もないことで、
安心して、
クスクス笑いしてた時に、
いきなり浴室のドアが開き、
真っ白な顔に血管が浮き出たごんぎょう坊やが現れ、
「ジョーラクがジョー‼️」と叫んで、
ヤシロの首筋にしがみついた。
ヤシロは絶叫した‼️

すぐにごんぎょう坊やの姿は消えたが、
首筋に数珠玉の痕が残り、
激痛に苦しみ、
薬が効かないので、
49時間の勤行をすることとなった😩



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